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9月12日(火)昼~夕方

「暑いね」

 七海は不思議研究会の部室の窓を全部開いた。

「となりのが涼しくないか?」

 俺は隣にある音楽室の部室を指さした。

 音楽室は結構良いピアノが置かれていて、天井が高い吹き抜けの部屋になっている。

 天窓があるので、良い風が抜けて、結構涼しいはず。

「音楽室は朝倉先輩が練習してるから」

「ああ、そうか」

 当時に隣の部屋からピアノの音が響き始めた。

 音楽は全く詳しくないけど、朝倉先輩が奏でる音楽は、美しいと思う。

 練習のはずなのにまるで曲は止まらず華やかに流れ続ける。

 俺も七海も、しばらくその音をボンヤリを聞いていた。

「朝倉先輩、音大目指すんだって」

「へえ、これだけ上手かったら、そうだよなあ……」

 朝倉先輩は、神宮司財閥、椎名病院に続く、この町の権力者、朝倉屋というスーパーの娘さんだ。

 この県に複数の店舗を持つ店で、かなりの金持ちだ。

 駅の南側に一番大きな店舗を持っていて、椎名病院と繋がりが深い。

 分かりやすく言うと、椎名の父親の弟さんが、朝倉先輩の家に婿入り。朝倉先輩の父親なのだ。

 二人は従姉弟関係にある。朝倉先輩のほうがひとつだけ年上だけど。

 だから家椎名側で、俺も何度か椎名の家に居るときに、会ったことがある。

 真っ黒な髪の毛が蛇のように長い一重の美人さんだ。

 軽やかにピアノが響く。

 そこに七海の高い声が重なった。


「諒真は、行かないの?」

「へ?」

「美大」

「行けるわけないだろ」

 俺は卑下して笑った。

「そうかなあ……」

 七海は俺にペットボトルのお茶を渡しながら言った。

 ひやりと冷たい。七海のお弁当袋のほうが大きかったから、きっと保冷剤に巻かれていたのだろう。

「……そうだよ」


 俺はそれを素直に受け取った。

 俺は俺の器を分かっている。美大に行って絵で生きていけるほど上手くない。

 開けた窓から風が吹き抜けた。

「んー、風が抜けると涼しいじゃん」

 七海は口元のマスクをずらした。

「マスクが何より暑いんだろ。咳も出てないし、外したら? それに手袋も」

「ううん、このままで良いの」

 七海は白い手袋をしたまま指を少し動かした。

 風邪をひいているようにも見えないし、咳もしてない。

 どうしてずっとマスクをしているのか、分からない。

 アレルギーなんて、聞いたことないけど。

 週末に簿記の試験があるから、感染対策だろうか。でも今、特に風邪も流行ってないし……。俺はぼんやりと考えた。


 壁にかけてる魔女の絵が書かれたポスターがフワリと揺れた。

 相変らず変なものばかりある部室だ。


 この不思議研究会は、その名の通り、不思議なことを研究している会だ。

 そんな意味不明な部活がまかり通るのか? と入学したときは驚いたが、「生徒が面白いと思ってるならいいじゃん?」というスタンスらしい。

 タロット、占い、前世から宇宙人まで、不思議大好きな女子たちのたまり場となっている。

 ここに七海と同じクラスの神宮司さくらは所属している。

 神宮司なんて、性格キツいし、タロットや占いと信じると思えないのだが、神宮司家が保有しているナイトクラブにはお抱えの占い師がいるらしい。

 椎名にそれを笑いながら言ったら「あの人キレものだよ」と普通に返答されたので、金持ちはよく分からない。

 そして人生で一番大切なのは運だと断言していた。だから金持ちは、意外とそういうのが好きなんだなあ……。

 俺は両親も姉貴も研究者なので、どうしてもリアリスト寄りだ。

 全ての事に理由と裏付けを求めてしまうし「ソースは?」と素で思ってしまう。

 だから恋愛とか、好きとか、運命とか、奇跡とか、本当に苦手で、分かりにくくて曖昧なものは避けたい。

 間違いないと確信できるものしか、信じたくない。


「食べようよ」


 七海はお弁当入れを机の上に置いたまま、俺をじっと見ていた。

 そうだな、ごめん、と言い、お弁当入れを開いた。

 そこには、七海が天むすを入れていた入れ物があった。

 くそ……やっぱり……ていうか……。


「七海って……料理するんだな」

「お母さん最近、私に料理丸投げよ。料理出来て損はない……って」

「まあ……うん、損は、無いんじゃないか」


 俺は二度目の弁当箱を開けながら言った。

 なにしろ俺は食いしん坊だ。美味しい物大好き。

 中には俺が好きな昆布のおにぎりと、梅干しとしらすのおにぎりが入っていた。

 小学校の時からずっと俺の好物だ。本当に嬉しくて口を開いた。


「お前……物覚えだけは天下一品だな」

「……他はダメだっていうの?」

 

 七海は少しマスクをずらして、俺と同じおにぎりを食べ始めた。

 いや、そういう意味で言ったんじゃないけど、そう取られてもおかしくない。

 俺は考え無しで言葉を選ぶのも下手だし、思ったことをそのまま言ってしまう。

 それに七海が相手だと、恥ずかしさもプラスされて、更に酷くなる。

 涼しい風が入ってきて、カーテンが大きく揺れた。

 この部室は丁度俺が好きな中庭に面していて、あの樹が、運動会の時に一緒に天むすを食べた樹が見える。

 ふと横を見ると、七海もあの樹を見ていた。

 あの天むす……作ってくれたのは、七海なんだな。

 ポカリも沢山買ってくれて……。

 ちゃんと感謝を伝えよう。

 俺は大きく息を吸い込んで、吐き出した。

 二人しか居ないし、大丈夫、恥ずかしくない。

 

「あの、さ。運動会の時の、天むす……とか、ポカリ、とか、七海、が準備してくれたんだろ…………ありが、とう」


 どんどん声がしぼんでいくが、なんとか吐き出した。

 最後の方は声が小さくなりすぎて口の中でモゴモゴ言うだけになってしまった。 

 七海はおにぎりを掴んだまま、下を向いて動かない。

 しまった。

 ひょっとして天むすを作ってくれたのは七海じゃなかったのか?

 七海のお母さんにちゃんと聞いてから言ったほうが良かったのか?

 七海は今、作ってもいない物にお礼を言われて「こいつ本当に空気読めないな」と思って震えてるとか?

 俺の脳内で四人くらいが叫び続けた。

 だから何も言いたくないんだ。やっぱり素直になるなんて、何一つ良いことがない!!


「あの……!」


 俺は慌てて、俯いている七海の顔を覗き込む。

 七海はそれに気が付いて、マスクを目元まであげた。

 その目はまっ赤で、長い睫が濡れていた。

 そしてマスクの紐に涙がたまっている。

 七海は泣いていた。

 うわあああ……しまった、本当に失言だ。


「ごめん、違ったなら、ごめん、俺自意識過剰でホント……」


 そこまで言ったら、七海が何度も何度も首を振り始めた。

 本当に首が取れてしまうんじゃないかと思うほど、何度も、何度も。

 首を振っている幅がどんどん小さくなり、そのまま止まった。

 目からは大粒の涙が流れている。

 涙が窓から入る光に反射して輝いている。

 俺はその涙を拭きたくて、七海の顔に手を伸ばした。

 その瞬間、七海は手を動かして、俺の掌を拒否した。

 俺はもう、何も出来ない。

 慰めることさえ、拒否されてしまった。

 宙にういて掌を、ゆっくりと戻した。


 七海は濡れたマスクを外して、持っていたティッシュで顔を拭き、両方ともジップロックのような入れ物に入れた。

 そして新しいマスクを取り出して、それを装着した。


「……ごめん、大丈夫。食べよう」


 七海は何事もなかったかのように、食事を再開した。

 なんだよ、なんだったんだよ。

 もう絶対に何か言おうなんて思わない。

 悪まれ口きいて怒られてたほうが楽だ。思考が小学生のスカートめくりな状態だって分かってる。

 でも無視されて、触れるのを拒否されるより、マシだ。

 俺は一口でおにぎりを口にねじ込んだ。



 放課後。

 俺は片付けをして椅子から立ち上がった。

 俺の席に椎名が来た。

「なあ、今日またカイロスが来るんだよ」

「お前、婚約者に向かってカイロスはやめろよ」

 俺は鞄を机の上に置いて笑った。

 椎名は俺の前の席に座って、俺の机の上に鞄を置いた。

「あれがカイロスじゃなくて、何だっていうの?」

「……丸めちゃん……とか、ナチュラルちゃん……とか、さあ」

「デブで可愛く見せる気もない金持ち(ゼネコン)?」

「直球にも限度があるだろ」


 俺は鞄にアゴをおいて笑った。

 椎名は「せめてあのツノみたいな髪の毛なんとかしろよ……いや、体重……いやニキビ……」とブツブツ言っている。

 椎名には婚約者がいる。なんと神宮司側にも多額の資金を流している、ゼネコン大手、三本地所の四女だ。

 椎名家は神宮司家を押さえつけるために、神宮司家の上位の会社娘と結婚させるつもりなのだ。

 さすが椎名の親父はやることがえげつない。

 三本地所は、全国にCMを打つレベルの超大手。

 四女とはいえ、神宮司側なのに椎名と婚約したのは、単純に「椎名くん、カッコイイから……」らしい。

 それを聞いた椎名は「高須クリニック!」とスマホを取り出したので、俺は笑顔で投げ捨てたけど。

 その四女がまた……某ゲームのカイロスというキャラクターにそっくりなのだ。

 茶色の肌。手入れしてなくてモジャモジャの髪の毛はツノのよう。それにいつも下から睨んでいるような表情で、太め。

 あげく、それなりの強さで街によく現れる。CP1500以上で現れる。女子のCP1500以上というと、今時あり得ないボディコンのようなスーツで、またこれが茶色だったりする。

 初めてみた時から椎名は「カイロス」と言っている。

 それを何度も聞いたあとに椎名に飯で釣られて一緒に参加したパーティーで四女を見たのだが、むしろカイロスに謝れというレベルで残念だった。


「俺は博愛主義者で、基本的に女の子は全員オッケーなんだけど、カイロスはダメだ。金持ちの娘ということにアグラかいて、人間として基本的なことをしてない」


 まあそれは、確かに。

 可愛くなれとは言わないが、髪の毛を整えたり、人に会うときには笑顔のほうが印象が良いのは、当然のことだ。

 だから椎名はカイロス……じゃない婚約者と会うときは、マックス機嫌が悪い。

 絶対に結婚しないと毎回言っている。


「でもさあ、カイロスを退治しても、すぐに次の婚約者が来るんじゃないか?」

 俺は茶化すように言った。

「だったら全員ぶちのめすだけだ。あ、諒真今日、泊りに来ない? 余った飯一緒に食って惑星ゲームしようぜ」

「いいな」

「ダメ」


 俺が頷くより早く、七海の声が飛んできた。

 俺も椎名も、七海のほうを見る。

 七海は胸元に鞄を抱えて、俺の机の横に立っている。

 俺は唇を噛んだ。

 なんで俺の用事に七海が口を出すんだ?

 さすがにやりすぎだろ。

 それに昼間だって……俺に触れられたくないなら、何も話してほしくないなら、近づかなければいい。


「なんだよ、俺はいくぞ」

 

 そう言って鞄を持ち、椅子から立ち上がった。


「お、もうケンカ? じゃあ飯も一緒に食べない? カイロスと二人で食べるのイヤだったんだ」

「行くよ」

「よし、連絡するわ」


 椎名が取り出したスマホを、七海が取り上げた。

 そして俺の机に置いた。

 そのまま顔を上げて、俺を見て、まっすぐに言った。


「ダメ」


 俺は意味が分からない。


「何なんだよ、お前、変だぞ」


 朝からずっと思っていたことをついに言った。

 変なんだよ、突然付き合おうとか、お弁当作ったり、いつも行ってるのに椎名の家に行くなとか。

 七海は小さな声で「……お願い、お願いだから」と繰り返していた。

 俺だって曲げるわけにはいかない。

 それに七海といるより、椎名といるほうが楽しい。やっぱり七海は分からないし、椎名みたいにすべてぶちまけてくれる人間のほうが、俺は一緒にいて楽だ。

 七海は典型的な女子で、何か色々考えてるらしいけど、何も言わない。あげくすぐ泣く。

 もうイヤだ。


「椎名、行こうぜ」

「おう」


 椎名は若干七海を気にしながら、鞄を持った。

 たしかにいつもの俺なら、ここまで言われたら、ちゃんと理由を聞く。

 でも今日は無理だった。お弁当の時に掌を払われたのが、本当にキツかった。

 俺と椎名は廊下に出た。

 その後ろを七海はついてきた。

 そして後ろから叫んだ。


「あのっ……!!」


 俺は振向きたくもない。

 でも椎名が立ち止まったし、なにより廊下にいる全員が立ち止まった。

 それほど大きな声で七海は叫んでいた。


「つ、きあって、初めての日、だから。一緒に…………かえ、りたい」


 静まった廊下に七海の小さな声だけが残った。

 廊下にいた他の生徒が、鞄で俺に殴りかかってくる。

 巨体の浜島は鞄で殴りながら、俺のポケットに何かいれた。

「んだよ?!」

 見たらリバーラブホテルのコンドームだった。

「お前っ?!」

 俺はそれをポケットの奥深くにねじこんだ。

 浜島は川沿いにあるリバーラブホテルの息子なのだ。

 小さいころは散々バカにされたが、色んな人が泊りにくるのをネタにして開き直っている。

 今じゃその立場を楽しんでいる状態だ。

 浜島が俺を肩を組んで

「一個で足りる?」

 と言った。

「ふざけんなよ!」

「タダ券のがいい?」

 浜島が鞄から出そうとしたので、俺はそれを押し込んで背中を蹴飛ばした。

 肉付きがよい体はポヨリとするだけだった。

「今日は諦めろよ、椎名」

 浜島は俺のキックなどまるで気にせず、椎名の肩を抱いて歩き出した。

「そうだな……俺のほうが諒真を愛してると思うんだけど」

「今日は負けてやれ。それも愛だぜ……」

「そうだな……俺はカイロスに球投げつけてくるわ」

「お香たいてやろうか?」

 二人は廊下で立ち尽くす俺を置いて、スマホゲームを立ち上げて去って行った。

 なんなんだよ……!


「……ごめん」

 

 振向くと七海が立っていた。

 もうどうすればいいのか、全く分からないし、七海が【こういう執着】の仕方をするなんて、知らなかった。

 みんなが俺たちを冷やかしながら走り抜けていく。

 俺はまだ歩き出す気にならず、廊下の隅に寄った。

 七海も鞄を持ったまま、俺から少し距離を取って、移動した。

 部活に向かう奴らが騒がしく俺たちの前を通る。

 校内放送と、ジョギングを始めた運動部の声。

 俺と七海は、それを静かに聞いたまま、動けずにいた。

 廊下から下を見たら、昇降口から出てくる椎名と浜島が見えた。

 椎名が振向いて、俺を発見した。

 掌を少し動かして、バイバイのポーズだろうか……そして去って行った。

 全然椎名といるほうが楽だ。 

 俺は口を開いた。

 

「……正直、お前が俺と付き合うって言い出したの、全く理解ができない」

 

 壊れること、前提の話し方だ。

 あんなに気になっていたのに、恋人になりたいと思っていたのに、違和感がありすぎて、たった一日でイヤになっていた。 

 七海は鞄を胸に抱えたまま、動かない。


「これで良く分かったよ。俺たちは友達が丁度いいんだ。意味があったかもな。普通に話せて軽口叩ける距離感が一番良いわ」


 本音だった。子どもだって自分でも分かってる。

 でも誰より気の合う女の子だった七海と、もっと変な風にこじれていくのがイヤだった。

 今なら友達に戻れる。いや、そのキッカケになって良かったのかも知れない。

 外を見ていたら、袖が引っ張られた。

 七海がすぐ横にいた。

 俺は七海の目を見ることができない。

 ほんの少し見ながら、それでも外を見たままの視線にした。

 七海が俺の袖を、グンと引っ張る。

 なんだよ、と言おうとしたら、七海が俺の手首を掴んだ。

 手袋をしたままの手で。

 そして、結構強い力で、俺の手首を掴んでくる。


「……絶対にイヤなの。だから、私は何があっても、諒真の彼女をやめない」


 七海は断言した。

 だからさ……と口を開き、七海の方を向くと、開いた体に七海が飛び込んできた。

 七海の固くした体が、俺のアゴの下にある。

 そしてあの香りも一緒に流れてきた。

 七海のパーカーの香り。

 七海は顔を俺の胸元に埋めたまま、呻くように言った。


「私だって、どうしたら良いのか分からないの。……ヘタクソでごめんなさい」


 俺は抱きしめることも出来ず、広げた腕をどうすれば良いのかも分からず、とりあえず背中に手を置いてみた。

 ピクリ、と七海が反応する。

 これもダメか? 

 息さえ普通に吐き出して良いのか悩み、細く、長く、吐き出した。

 七海がいる位置にある俺の心臓は、バクバクと派手に動いている。

 その心臓に、七海が、ゆっくりと手を置いた。

 今度は俺がビクリとする番だ。

 俺の心臓に当てられた手が、ゆっくりと心臓付近に触れている。

 俺も、固くなっている七海の背中に、掌をそわせてみた。

 すると七海の体の緊張が、ほんの少し解けた。

 抱き寄せるのは怖くて、だた掌を背中に置く。




「…………温かい」




 七海が俺の下で、呟いた。

 俺はその瞬間に、全てを許していた。

 バカだと笑ってくれ。

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