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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕と僕

作者: ピコ

あそこに居るのは12歳の頃の僕だ。なら僕は誰だろう?誰でもない。僕は僕だ。

本当の僕はあそこに居る僕で

僕はもしかしたら虚像なのかもしれない


けれどそれでも良かった。

意識があるのが可笑しいと思った。

ナゼ意識があるのかわからなかった。

死んだらどうなるかなんて解らない。

立証のしようがない。

死ななければ立証できないから。

けど僕は立証した。

死んだら過去に戻る。

しかしコレが、この現象が、誰にでも起こり得るのか?僕は特別なのか?神様の気まぐれか?結局死んだらどうなるかなんて事は誰にも解らないし判らない。未来の自分に会ったなんて話、聞いた事もないし、、、実際僕自身12歳の頃にこんな経験をしたという記憶はない。

だけど僕は死んだら此処に居た。そして目の前に12歳の頃の僕が居た。



キョトンとした顔で僕を見ている。当然だろう、いきなり目の前に未来の自分が存在しているのだから。それもいきなり、自分の部屋で。


「お兄さん、、、誰?いつからソコに居るの?」


数秒の沈黙の後に先に口を開いたのは彼の方だった。彼ってまぁ僕なのだけども、、、



僕ルール1

僕と僕ではややこしいので、今後幼少期の僕は彼と述べる事にする。



ココで僕はまたしても悩まざるをえない。

どう説明すべきか?本名を言うべきか?偽名を使うべきか?本名を言うとして同姓同名な訳で

その場合同一人物と説明すべきか?偶然を装うべきか?

しかし自分の部屋にいきなり見知らぬ大人が居る事が最早不可解な現象な訳で案外僕は君だよと言っても12歳の子供相手なら納得させれるのではないか?と思った。

思っただけで言わないけど、、、僕は多分きっと死んだ人間なのでこの現象に驚きはあるものの半ば夢の様なモノだと思ってるし、どうなろうが知ったこっちゃ無い!!

と思っているのだが僕自身である彼への対応を間違っちゃいけないと本能で悟った。

本能で悟ったって格好いいかなって思って使ってみたけどやっぱり格好いい。

まぁ、誰も聞いちゃいないから関係ないんだけど


その時目の奥が真っ白に光ったかと思うと意識が遠のいていきうっすらと木漏れ日が差し込んでくる感覚に襲われた、、、






気付くと僕は病室の上に居た。どうやら夢を見ていたらしい、、、何とも虚しい気分だった。

夢だった事が虚しいのではなく死ねていなかった事が途方もなく虚しかった。またあの死の苦痛を味あわなければならないのかと思うとホトホトうんざりする気分だが仕方ない。僕はこの世に未練もなければ生きる程の金も知恵もないので仕方ない。

次はどうやって死のうかな。次は首でも吊ってみよう!



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