表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

短編集

オーク ~ 逆襲のくっころエルフ ~

作者: 星馴染


「へっへっへっ、もう逃がさないぜ」

「くっ、もう逃げられない……近寄るな、醜い貴様オークの子供なんて産みたくない!」


 異種間で子供を成せるオークは、エルフの若い娘を浚い、自らの繁殖用として鎖に繋げ、飽きるまでエルフの身体をもてあそび、飽きるか壊れたりすると、と奴隷として売り飛ばす

「ぐふふふ、逃がすものか。俺の子供を産んでもらおう」

「ちっ、私の身体は好きにできても心までは好きにできない。私の魂までは汚せる物か」

 そういって、エルフは自分に向けて剣を振る。そこをオークに素早く弾かれ、エルフの女は絶望した。

「くっ、こ、殺せ……」


 この世界では普通の事である。


 オーク達はエルフの女性を浚い続けた。

 エルフの女性だけがかかる病が蔓延した事で、エルフの女性はあっという間に数を減らしてしまった。


 エルフの男性が一万人に対してエルフの女性は残り数名。血の濃さも考えれば、種族的に繁栄する事が難しくなってしまった。


 エルフという種族は長命ではあるが、妊娠し辛く、成長にはすごく時間がかかる。

 残った数名の女性から、女性が生まれ、そして血の配合をバランス良く子供を成せるようになるまで待ちながら……そんな事は不可能に等しい。


 エルフの皆は絶望した。種族滅亡へのカウントダウンが始まったのだ。


 何とかしなければ、とエルフ達は研究を進めた。人工授精、多産の研究、遺伝子変換による女体化。どれも効果は無かった。


 そして絶望するエルフ達に、研究員エルフからの起死回生の報告が上がる。


「我々エルフが繁殖可能な種族を見つけました。彼女達は妊娠しやすく、多産で、成長が早いのです」


「それはどういう種族なんだね?」

 そして、研究員エルフは、にやりと笑って言った。


「オークですよ」


 多種族と子をなす事ができ、多種族の女性を浚い続けてきたオーク。

 逆、オークの女性が多種族と子をなす事ができるのは当然といえば当然と言えた。


 その発見がなされてから十年


「くっ、殺せ……近寄るな、醜い貴様(エルフ)の子供なんて産みたくない!」


 襲っているのはエルフの男であり、

 襲われているのはオークの女である。


「ぐふふふ、逃がすものか。俺の子供を産んでもらおう」

「くっ、こ、殺せ……」


 ~ 了 ~

くっころってさ

ほとんどがオーク男にエルフ女でさ

美女が醜い豚のような男にって思うとNTR感があるよね。


逆だと……あれ?ありかもしれない。

そう思って書きました!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 普通とは違う発想ですが、 それも考えてみると面白いですね。 嫌がる雌豚オークを無理矢理とか、 確かに面白そうです。 それで産まれてくるのは、 エルフ顔なのかオーク顔なのか、 はたまた完全…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ