王子さまには興味はない
私はあの日、顔を真赤にして倒れたらしい
ここ最近の私の夢は陛下一色だった
なにあの色気
エロい、めっちゃエロい
やっぱ大人の色気は最高ですなぁ
じゅるり
はぁ、やっぱりこれはまたもや恋に落ちてしまったかな?
側室になれないかなぁ
お父様はお母様のだから諦めたけど、陛下は正室様を溺愛していらっしゃるかしら?
そうじゃなかったら側室になって妻になりたいわー
問題は陛下がロリコンかどうかだ(チェレベッカは現在5才)
まずはお父様に相談だ
そんなことを考えながらお父様の執務室に向かうと我が家の筆頭家令にあった。
「お嬢様、アルノエル様にご用ですか?」
にっこりと微笑んで私の目線を合わせてくれたのは我が家の筆頭家令のイェルナーである
この家令もイケメンである今年で60才になるご高齢のだが、ナイスミドル感がすごく、貫禄がある
おもわずほぉっとため息が出そうになるが、ぐっとこらえる
「ええ、お父様にご相談があるんですが今お父様はいますか?」
「丁度休憩中なので大丈夫だとおもいますよ」
コンコン
「失礼しますアルノエル様、チェレベッカ様がお見えです。」
そうイェルナーは言うと扉を開けて頭を垂れる
私の目線にはイェルナーの美味しそうなおs
はっいけない、私は公爵令嬢
はしたないことはしない
「レベッカかい?珍しいね入りなさい。イェルナー紅茶を」
お父様は執務室の椅子で何かの本を読んでいた。
傍らに紅茶が置いてあったことから本当に休憩中だったのだろう
お父様に促されて、執務室にあるソファーに座って私は本題を言った。
「お父様、私、陛下を好きになりましたので側室になれるかどうかと、正室様について教えて下さい」
満面の笑みで言ったのになぜか執務室内の空気が凍った
はて?なにかいけないこと言ったかなぁ?
お父様の顔がだんだん無表情になって行って周囲の空気が歪んで見えてきた
「王子じゃなくてあのおや……陛下に一目惚れしたと……?」
あれ、今お父様、陛下のこと親父って言いそうにならなかったかしら?
きっと気のせいねあの優しいイケメンお父様からそんな言葉出ないわ
「はい、陛下が好きです。あと…王子に私会いましたでしょうか?」
いたかなー?そんな子
あっお父様が頭抱えだした。
この日はなんか曖昧にごまかされて終わりました。