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whiteChristmas

朝。布団から抜け出してカーテンを開け放つ。この冬一番の寒さだ。外は真っ白な雪に覆われていた。枕元に目をやった。布団の隅々まで目を走らせるけれど、なにも置かれてはいなかった。


----今日はクリスマス。



さすがに15歳の私の所までは、サンタさんは来てくれなかったようだ。


もう一度窓の外を確認する。やはり真っ白。ホワイトクリスマスだ。クリスマスと言えば雪のイメージだけど、意外とこの時期に雪は珍しい。こんなに真っ白なクリスマスは生まれて初めてだった。


ホワイトクリスマス、というとロマンチックなイメージで、小さい頃はずっと憧れだった。が、実際になってみても「雪って……。」と思うのみでそんなに嬉しくない。そしてやはり雪の日の景色なだけで取り分け綺麗というわけでもない。なんというか微妙だった。


クリスマスプレゼントも、欲しいものは何も貰えていない。


受験生だから、と参考書やらワークやらばかりを贈られる。家にはクリスマスツリーすら飾られていない。いつもは楽しみなクリスマスが、今年はあまり楽しくなかった。





ぴんぽーん。




急に玄関のチャイムが鳴った。奇跡的に着替えが終わっていたのでパタパタと玄関に走っていく。ドアを開けると立っていたのは……。













クリスマス。ホワイトクリスマス。











やっぱりロマンチックなのかもしれない。














サンタさんは、いるのかもしれない。



ボクは中二なので気楽だったんですけどねww

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