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3-4

 その日、授業が終わっての帰り道、スクールバスに乗り込み、窓の外をぼんやりと眺めた。


 季節はすでに秋になり、五限のあとは、すっかり夕暮れだ。


 何もしていないまま、間もなく社外取締役の任期の三分の一が過ぎようとしている。


 収入がなく、外での食事もそれまでの貯金を切り崩すという生活で、中之島トレーディング以外でも仕事を探すべきか、悩むことが増えた。


「バイトか……。そういえば、あの格好、本屋かな」


 頭に浮かんだのは、藤阪だった。


 検索すると、彼女の学校近くに、書店がいくつか見つかる。


 時間は六時を過ぎていて、部活終わりの高校生が、働き始めるのに、ちょうどいい時間だ。


「もし会えなくても、あの店のとんかつ、結構おいしかったしな」


 同じ学生という立場で、何かできることがあるわけもなかったが、前回の不審な出会いの釈明くらいはしたいという気持ちに導かれ、駅では逆方向のホームへと向かっていた。



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