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ボランティア隊

 莉央さんは、ボランティア隊が多い方が助かるよって言っていたもんだから、クラスの男子友達も誘うと、なんだか…どんどん部活がない日、ボランティアする人が増えた。

 

 一人二人どころの騒ぎじゃないっ‼︎

 

 もう…マイムマイムができるよ?

 

 なんなら、はないちもんめとかもできるくらいの人数っす。

 

 なぜこんなに集まったかって…ボランティア活動すると、美人な彼女ができるらしいっていうジンクスみたいな変な噂が広まったからだ。

 

 だれだ?そんな適当な噂を流したのは…。

 

 オレか?

 いや…そんなこと言ってないぞ。

 

 

 でも、そんな噂のせいで一年生ならぬ二年生、三年生も続々と増えた。

 

 しかも、男子ばっかり…。

 

 放課後は、男子校みたいになっている。

 

 

 

 そして多くの男子ボランティアが、あちらこちらで落ち葉掃除や草むしり、窓拭きなんかを皆が、せっせと掃除してくれていた。

 

 なんなら、掃除の時間もあるのだけれど…トイレ掃除をまた掃除する人まで出てきた。

 

 しかも、水までまいて念入りにピカピカに。

 

 さらには、窓拭きも窓ワイパーを先生におねだりしてやすいものを購入してもらい、ピカピカの窓掃除に専念する人まで現れた。

 

 …

 

 業者さん顔負けってくらい、気合いが入るボランティア隊。

 

 なんなら、教室の荷物の大移動までお手伝いする始末だ。

 

 引っ越し業者なみに動きもはやい…

 そして、仕事も丁寧だ。

 

 そんな様子を見て、先生方は

「素晴らしいわぁ」

 と、目を細めて喜んでいらっしゃった。

 

 校長先生も、たまに出てきて

「ありがとう!きれいな学校は、気持ちがいいね‼︎ワハハ!」

 と爽やかに笑い、去っていった。

 

 …ですね。気合いが凄すぎる…

 と圧巻されていたオレに、莉央さんが近づいてきて、

「道久くんの人脈ってすごいね‼︎ってか、凄すぎます‼︎」

 と、褒めてくれた。

 

 …人脈じゃないって…。

 

 ジンクスだよ…

 

 ってかさ、このボランティア活動してて誰か彼女できたのかな…?

 

 …

 

 不明…

 

 だけど、みんなテキトーにやらないところは、ほんとすごいと少し感動しつつあるオレなのでありました。

 

 で…

 

 このボランティア隊の会長は、なぜか一年生のオレがいつのまにか任命されていた。

 

 そして、会長!いつもお疲れ様です‼︎と年上の先輩に挨拶をよくされる。

 

 …

 

 いや…先輩は、あなた方じゃないですかって返すと、いやいやぁ…何をおっしゃいますかー、大先輩様〜。なんて言われたりもする。

 

 

 それを見て莉央さんも、先輩!今日もボランティア活動お疲れ様でした!と、とびきりの笑顔の挨拶をくださる。

 

 そんなオレをみて、奈留実が

「道久〜、今日荷物多いから少し持ってよ〜。で、そのまま一緒に帰ろっ♡てか、ボランティアの日も一緒に帰ろっ♡」

 とオレに甘えてくる。

 

 …おぉ、一応奈留実はオレの彼女だったと我にかえる。

 

 それを見て先輩は、やっぱりすげ〜な!と感心される。

 

 いや…、奈留実は…ほんとはただの幼馴染で彼女じゃございません。と…心で皆さまにお詫び申し上げている毎日なのでございます。

 

 

 これがわかったら、みんなボランティア辞めちゃうのかな?

 

 ジンクスなんて嘘じゃん!ってさ…。

 

 

 それも少し寂しいね。

 

 まぁ、仕方ないよね。事実なんだし。

 

 

 …

 

 続く。

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