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 みんなよくわからないけどさ、まぁいいや。なんて呑気にしていたら休み時間いきなり莉央さんがオレに放課後話があるんだけど、ちょっといいかな?なんて言ってきたんです。

 

 …え?

 な、なんだろう…

 

 この前おんぶしたことがなんか関係ある?

 密になりすぎの刑とかになったり…?

 

 生徒会の方々に怒られる感じ⁉︎

 

 それとも…何ーーっ⁉︎

 

 わからないけど…オレはとりあえず、はい。とおこたえするしかなかった。

 

 そして放課後までドキドキのオレ…。

 

 部活は、剣道部なのだが全学年統一で週三しかないので、本日はお休みだ。

 

 だから…もう部活に行かなきゃっていう言い訳の逃げ道がないっ‼︎

 

 さらに、たいがい部活の日に奈留実と帰っているから彼女待たせているんでっていう逃げ道もなしっ‼︎

 

 あぁ、オレはこれからどうなっちゃうんでしょうかっ⁉︎

 

 そんなドギマギの中、放課後がやってきてしまった。

 

 校長先生までもが、いたりしないよね?

 

 …

 

 

 そして…

 

 こっちについてきてと莉央さんに言われたので、ついていくことにした。

 

 で…ひとけのない廊下で立ち止まると莉央さんがオレに…

 

「実は、お願いがあるの」

 とオレの目をじっとみた。

 

 お、お願い…?

 

 お説教とかじゃなくてよかったー。

 

 …

 

 でも…

 

 アレっ⁉︎もしかして…オレって神さまだったりする⁉︎

 

 いつのまにか、転生してて神さまになってたり…するわけがない…‼︎

 

 

 でも、願い事を聞いてみなきゃわからない。

 

 〇〇高校に合格しますようにってお願いされたらオレは学業の神さまだったといえるだろう。

 

 いや、それはないか…

 

 でも、まさか…彼氏ができますようにとかお願いされたら…恋愛成就の神さま…になるっ⁉︎

 

 お願いって…どんなお願いをされるのだろうか…。

 

 そしてオレは本当に神さまなのだろうか…。

 

 

 とりあえず願い事をきいてみることにした。

 

 あ、でも叶えられないかもしれないよ?と一応はじめにおことわりを入れておいた。

 

 そしたら、ダメ元だから大丈夫と返ってきた。

 

 ダメ元のお願い…

 

 そして、それはまさかの…

 

「部活がない日に生徒会のお仕事手伝ってくれないかな?」

 というお願いだった。

 

 …はぁ。なーんだ、そんなお願いならオレでも叶えられる。

 

 ってなわけで、簡単に

「いいよ!」

 なんて返事をしてしまっていた。

 

「えっ、いいのっ‼︎嬉しい」

 とオレの手をとり強制握手をされた。

 

 え…手…

 

 そんな…手とかニギニギされたら恥ずいってばさ!

 と、繋がれた手を見ていると

「あ、ごめん。ついわたしったら」

 と恥ずかしそうにする莉央さんなのでありました。

 

 そして…この繋がれた手が後に大変なことになるのです。

 

 

 

 続く。

 

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