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まさかの行動

 疎遠になってしまったオレと奈留実。

 

 そしてさらに追い討ちをかけるようにクラス替え。

 

 クラス発表のお知らせをみると…

 

 …

 

 二年生になったオレたちは、絶望感満載だ…。

 

 なぜって…オレは莉央さんと同じクラスになってしまったのです。

 

 そして隣の席って…

 莉央さん…

 

 …

 

「わたしたちって〜、運命なんじゃない?」

 と嬉しそうに笑う莉央さん。

 

 …

 

「あー…どうなんだろうね…」

 

 …

 

 たぶん運命じゃないんじゃないかなー…とも思いつつ、オレは奈留実が心配でたまらなかった。

 

 だって…だって奈留実は奈留実で蒼梧と同じクラスになっちゃったんだよねー。

 

 まぁ、蒼梧が奈留実に付き纏っているおかげで告白の嵐は、避けられているみたいなんだけどね。

 

 …

 

 そんなスタートをしたオレたち。

 

 …

 

 困りました。

 

 なんと奈留実が生徒会に立候補するって噂がオレの耳に到着いたしました。

 

 えええー⁉︎奈留実が生徒会に…⁉︎

 

 たしか今年も莉央さん生徒会に立候補するって言ってたよ?

 

 大丈夫かな…、あの二人…。

 

 オレが心配していると、なんと蒼梧まで生徒会に立候補するっていうじゃん⁉︎

 

 えええええぇー……。

 

 心配…。

 

 生徒会どうなってしまうのだろう…。

 

 

 奈留実が心配で心配で…オレはとある行動に思い切って出てしまった。

 

 

 数日後…オレも生徒会に立候補した。

 

 

 いやいや、オレは生徒会に入るつもりはなかったのですよ…。

 

 でも、でもさ‼︎奈留実が心配でほっとけなかったんだよね…。

 

 なんだろう…

 

 もう、最近は奈留実奈留実って何度心の中で問いかけたことか。

 

 …たまに夢にも出てくる奈留実。

 

 オレの前でニコニコして、そのままどこかにいつも消えてしまうんだ。

 

 そしてそこでいつも目が覚めるんだ…。

 

 今まであんなにあたりまえに一緒にいた奈留実が…そんな奈留実がどこか遠くにいってしまう…。

 

 いやだ‼︎オレは奈留実がどこかに行ってしまうのが耐えられない‼︎

 

 というわけで、生徒会に立候補したのですが…

 

 スピーチ…

 

 そうだよー…、全校生徒の前でスピーチするんじゃん。

 

 まだ二年生だから会長とかにはならないのだけれども、スピーチは必須なのでありました。

 

 スピーチかー…。

 まぁ、また奈留実のそばにいられる少しでもチャンスがあるのなら、オレは全力で生徒会に入れるように頑張ります‼︎

 

 ということで、いざスピーチです‼︎

 

 

 続く。

 

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