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異世界行ったら龍姫が俺の嫁!?  作者: じぐざぐ
第壱部 俺と魔大陸
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第45話 北区 血液事業所

「ねぇ~龍一くぅぅ~~ん」


次の日、俺がお社に行くとなぜか雷龍は昼から発情していた。

友好示公武国に行くからしばらく留守にする、と宣言した時に、昼から次の日までヤリっぱなしになった日があった。

それ以降、明るいうちからするのがクセになったようで雷龍は時を選ばす性交を求める。

彼女は……水龍もだが、俺と契る前からすでに複数人の人間と婚姻していたのでまぁ、経験豊富だ。

相手は男性だった時も、女性だった時もあるのでどちらの気持ちもわかるらしいのでこう、こちらが喜ぶツボをわきまえてるというか……。

そしてやっぱり女性の姿の時は女性の心理になるらしい。

言葉使いはここに来るまで、数百年、少年の姿だったのと、「こういう言葉つかいもいいでしょ。」といたずらっぽく笑う彼女は可愛い。

で、最後の婚姻は数百年前で、「そんな昔のことはもう覚えてないよ」とまあ如何にも神様らしいアレだが、まぁこうして顕現してからは性交するのがとにかく気持ちいいらしく、ヤリまくりたいらしい。

まぁそれはこちらも同じだが。

とにかく彼女は精力旺盛だ。

なので、とにかく雷龍神社の境内でところかまわずやった。

何度か絶頂に果てて満足したのか、龍紋の調整もおざなりに「ん、これでいいや」と十分ほど見て、終わった。



その後、境内から出たらカナンがいた。

少し顔が赤らんでいる。

雷龍との情事を聞かれてしまっただろうか……。


「龍ちゃん、ちょっといいかな……」


と近づいてきて俺の袖をつまむ。

カナンは二人っきりの時は俺のことを”龍ちゃん”と呼ぶ

カナンとは、、二日前に夜を過ごした。


「なにか、あったか?」

「……ちょっと、こっちに来て……話があるんだ」

「ああ、わかった」


と俺はおとなしくカナンについていった。

カナンは俺の袖を掴んだまま、前を歩き、カナンの部屋まで連れていかれた。

そこで後ろ手で扉を閉めるとカナンにも襲われる。


「雷龍さまとの声、聞いちゃったらね、私、ガマンできなくなっちゃった……」


三回戦ほどをカナンと繰り広げた。

百戦錬磨の雷龍の性技に溺れる様な行為もいいが、いちいち初々しい反応するカナンとの行為も、いとをかし、だ。

だが、さすがに疲れた……。

もう夕暮れだった。外に出るとサキがいつもの様に正座で待っていた。


(あるじ)、節操がないぞ」


サキがチクリとする。


「まぁまぁ、これが俺の本職みたいなもんだし……」


その後、夕食を軽く済ませ、日が暮れたころ、俺は馬車でサキを伴い、北区のシャルルの事業所やらへと向かった。




◇◇◇



「おお~、結構な立派なもんじゃないか」


北区についた時はすでに暗くなり、街中は明かりが灯っていた。

いくつかある賑やかな通りの一角にその事業所はあった。

シャルルの血液事業所は三階建てのそれなりに立派なものだった。



彼女がヴァンパイアである以上、どうしても会いにいくのは夜にならざるを得ない。

サキが先に中に入り、俺が来た事を従業員と思しき狼男に告げる。


あれだな、やっぱ吸血鬼と狼男はセットなんだな。

これで人造人間的なヤツがいれば完璧なのに。

などとつまらんことを考えてたら、俺たちは中へ通され、地下の応接室に案内された。

なんでもヴァンパイアは貴族でもない限り、地下を寝室に好むそうだ。

寝てる間に家になんかあって光が差し込むようになっちゃっても困るしな。

だからこの建物では彼女の執務室やら応接室やらは全て地下にあるらしい。


「商談用のは上にもあるのじゃがの」


そう言いながら彼女はこの事業所の話をしだした。

この事業所にはヴァンパイアは彼女しかいなく、ヴァンパイアを連れてくること、眷属を増やすことを厳しく禁じられているらしい。

なのでここの従業員は魔人やら狼男やらがメインだそうだ。

血液事業も竜の血はあちこちの竜育している牧場を回り、ちょっとづつ集めたものを魔大陸に送っているらしいが竜の血を外にだすのは厳しく制限されている。

龍人の血はさらに制限が厳しく、一年で10mlしか接種を認められていない。

それでも商売になるのだから大したもんだ。

その他の事業は亜人の血を買い付けている。

時々金に困った亜人が「血を買ってくれ」と来るらしい。


なぜか上機嫌でシャルルは自分の仕事を自慢やら自虐やらを交え語る。


「なるほど、お前の仕事は良くわかったが肝心のモノはどうした?」


俺はなかなか本題を切り出さないシャルルへ、ここへ来た一番の目的を聞く。


「ん、今の、準備させとる。そう急くな。なんせの、大事なものじゃからな。そうそう気軽な場所にポンとも置いとけんじゃろ?」


そうこうしているうちに従業員らしき魔人が呼びに来た。


「シャルル様、ご用意が整いました」

「では、行くかの」


と、連れて行かれた部屋はさらに地下のなんだか魔術の儀式でもするような部屋だった。

なにか香を焚いてるのか、甘い匂いが漂っていて妖しい雰囲気だ。

ドクロの燭台やら、なんだか獣の干からびた死体が吊るされてたり、色々な植物やらが詰まってるらしい沢山のビンやら、いかにもな、……ヴァンパイア、てよりは魔女の部屋だな。

そして床には大きな魔法陣的なものが置かれててその中央にテーブルが置いてあった。


シャルルは


「すまんの、わしの魔術の研究部屋じゃ。ここなら誰も入れんしの」


俺とサキは促されるまま部屋にはいると付いてきた魔人が扉を閉めた。


「そのテーブルのな、上じゃ」


とシャルルが中央テーブルの上を指さすと何か本のようなものが置いてあった。


俺と……サキが……近寄って……


「あ、……ぁ、そこか……」

「あ、あ・るじ……」


俺とサキは体の力が抜けたようにその場に倒れた。



◇◇◇


「あはぁ! あぁ~~~はっはっはっ~~~! これほど上手くいくとはのっ!」


シャルルは超ご機嫌だった。自分の計画が上手くいって、最高の気分だった。

はいていたピンヒールの踵を倒れている龍一の背中にグリグリ押し付ける。


「どぉじゃ龍一、動けんじゃろ? そっちの女中はどうじゃ?」


と一緒にいた魔人に聞き、魔人はサキを確認する。


「動けない様です」

「くっふぅ! じゃろ! そうじゃろ、そうじゃろうてよ! なんせの、これは龍香といっての、龍をしびれさす香よ! いくらかかったと思ってる!」


龍一に馬乗りになり、顔を持ち上げ、その頬を舐め上げ、シャルルは続ける。


「もうな、いくら金を積もうと二度と手に入らん代物よ、龍一、すまんがお主らは……ま、一週間は動けんじゃろうてよ、くふふふふふ」


喋りながらどんどんと興奮していく。遂には自分で胸を揉みしだきながら龍一に懇願する。


「あ~~~もぅガマンできん!!、の、龍一、いいじゃろ? わし、ガマンたくさんしたからの……今までたくさんガマンしたんじゃよ……」


そう言い、ヴァンパイアは目を爛々と赤く光らせ、龍一の首に口を押し付け、牙を立てた。


龍一の血を吸った。思う存分、下品に喉を鳴らしながら、獣のように血をすすった。

口を離しシャルルは呆けたように一息をつく。


「ふぅ~~~……なんと甘美な……これが、異世界人の……」


右手で龍一を抱き寄せ、首から垂れた血を舐めながら、左手はスカートをまくりあげ、下着の中に入り、まさぐりながら、龍一に言う。


「濡れたぞ、龍一……血を吸ってこんな、ここまでの快感は初めてじゃ……」

「シャルル様、そろそろ……」


魔人が主人を急かす。

シャルルは急に冷めたように龍一の頭を片手で鷲掴み、立ち上がりながら魔人に告げる。


「ん~、そうじゃな。ここは放棄する。皆に、ここの金はやる。それ持ってそれぞれ好きなとこへ行け」


そう言うと中央にあったテーブルを蹴飛ばし、魔法陣から除けた。

その中央にサキと龍一を放り投げ、自分も立つ。


「やれ」


シャルルが命じると4人の魔人は四方に立ち、魔術を発動させる。

すると魔法陣が光り、数十秒後、三人の姿は跡形もなく、消えた。

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