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創作者の実験記  作者: 天宮さざね
2/3

No.2

「はあー水飲みたーい」


「ちょっともっと真剣にやりなさいよ、ガンツ。せっかく100階層グラウンの巣までたどり着いたんだから」


「そうだな。シルビアの言う通りだ。せめてもうちょっとリーダーはしっかりしてくれねーとこれが終わってからの酒がまずくなる。」


「わかった。でも少し休ませてくれリフレイン。俺たちのチームは決して弱くねー。ランクも最高峰の金だ。それに俺はスキル(神の裁き)を持っている。これは、いやこれだけは絶対に強いそれだけはわかる。それにグラウンもこのスキルで倒した。」


「おい、誰かがあがってくるぞ。」


「敵か?いや、間違いなく敵に決まっている。こんなこと初めてだが、迷宮に何かあったのか?」


そう、あがってくるのが、敵と判断しているのは、迷宮には帰還路と言うものがあり、ここにいくとことですぐに帰還ができるのである。つまり、冒険が終わったものは、階層を引き返さなくても帰れるためそしてそのことは冒険者になるときにはきちんと説明してあるため全員が知っていることであったのだ。


「わからないわ、だけど敵対してくる様であれば迎撃する。これでいいわね。」


シルビアの作戦に二人は同意する。


正体まであと5歩


4歩、3歩、2歩、1歩


そこには巨体の男が姿を現した。


「うそ、だろ、何で人間のがきてんだよっっ!!」


「人間か。殺さないとな。」


「逃げるぞ、こいつはやばい、リフレインはやkっっ」


「まず一人」


男はリフレインの頭を潰していた。


「クソ野郎がっっっっ(神の裁き)っっっっっ」


ガンツがスキルを実行すると、男を光が包み込み瞬間大爆発が起きる。後に残ったものは上半身が吹き飛ばされ、下半身部分のみが残った。


「マジかよ。あれを食らって下半身が残るとか化け物め」


だが彼らを驚かせるのはそれだけではなかった。

下半身部分からウニョウニョとしたものが形をかたどっていき最後には、元の倍の大きさとなって復活した。


「シルビア逃げろっっっっっ!」


復活した男はガンツの頭を蹴り飛ばした。


「二人目」


さらに男はシルビアを見た。


「き、帰還っっっっっ」


「音声を確認、帰還を認証します。帰還実行」


<大蛇の迷宮>第100階層 グラウンの巣にて行われた戦闘時間2分5秒ガンツ、リフレイン、シルビアのパーティー「白銀の騎士」は一人の男の手によって敗れる。


帰還を成功したシルビアはベットで横になっていた。彼女を囲う様にしてギルド職員たちが話し合いをしていた。


「白銀の騎士が破れるほどの相手か、しかも相手たったの男が一人だとしても「う、こ、ここは」目覚めたかね。シルビアよ。」


「はい、どうして私はここに?」


「ああ君が帰還したのがわかったから行ったてみたんだそしたら君はガンツとリフレインに謝っていたんだよ。そしてその気絶したんだ。そしてその場に落ちていた紙切れだそこには

______________________________________________

<大蛇の迷宮>第100階層 グラウンの巣にて行われた戦闘時間2分5秒ガンツ、リフレイン、シルビアのパーティー「白銀の騎士」は一人の男の手によって敗れる。

______________________________________________

と書かれていたんだ。いや正確にはこれしか書かれていなかった。君は何を見てきたんだ?」


シルビアは全てを思い出し、嘔吐した。そしてやはり二人に謝るのであったのだ。

それを見てもう少し後で聞こうと思い、その場を後にしようとすると呼び止められた。


「待って、ください。私の話を聞いてください。

あいつは、101階層をから登ってきて100階層に来ました。そしていきなりリフレインの頭を潰して殺しました。ガンツはスキルを使ったんですが、下半身だけ残ってそこから再生したんです。そのままガンツの頭を蹴り飛ばしました。そこで私はちょうど帰還できたんです。ガンツの(神の裁き)をモロに食らって生きていたんです。あの男は危険です。早く殺さないとみんなすぐ死んじゃうっっ」


病室で、シルビアの叫びを聞いて特別班を組もうと思った矢先、勢いよく開かれたドアから


「た、たいへんですっっ、巨大な男が人を殺してますっ」


時は戻り<大蛇の迷宮>第101階層


ジャグラスは1階層ごと上るにつれて人間を殺していった。そして人間を殺した数が25になるとまた機会的な音声が流れた。


「お久しぶりです。ジャグラス。新たにあなたにスキルを与えようと思います。(蘇生)(肉体強化死)(創造)(知識強化)を与えました。では残り5人頑張ってください」


プツンっと切れる音


一人になったのを確認したジャグラス


「ステータス」


_________________________

ジャグラス


スキル

デスサイズ 

:確実に人を殺せる。一撃必殺の死神の鎌


血壊    

:他人、または自分の血液を壊す、または操ることが可能。かつての魔王の秘儀


共鳴

:相手と共鳴し相手を操ることもできる。熟練度が上がるつにつれ魂の共鳴による超強化まで使用可能である。かつての持ち主は不明


中和

:感情、状態異常等の変化を中和する。


サディスト

:中和のスキルを唯一無効化し残虐なまでの非道を行う様になる。またそれを楽しむ。


蘇生 new

:死んでも必ず生き返る。


肉体強死 new

:死んだとき死ぬ寸前のデータを二倍にして強化する。なお死んだ時にしか発動しない。


創造 new

:想像したものを具現化できる。だが知識が足りないと具現化できない。


知識強化 new

:スキル創造を補助するスキル。


ミッション

人間を残り5人殺す 


魔物、通称魔に落ちた人間を100人殺すこと クリア


この世界から脱出する           クリア


この世界で武器を取り異形を殺す      クリア


この世界で90日間生き残る         クリア


オールクリアまであと一個


_____________________________________________



「じゃあ行くか」


ジャグラスの姿は149階層からは全くの別物になっていた。貧弱そうだった肉体は強固に白かった体は赤黒く生気をその身には宿したかの様な顔つき全てが変わっていたのだある。


そして二人を殺した時に戻る。


「弱すぎだ、これが人間か。魔に落ちた人間の方が明らかに強い。(創造)スキルを構成(共喰らい)効果殺した人間のスキルをランダムに一個奪う。」


すると突然にステータスが開かれた。

_________________________

ジャグラス


スキル

デスサイズ 

:確実に人を殺せる。一撃必殺の死神の鎌


血壊    

:他人、または自分の血液を壊す、または操ることが可能。かつての魔王の秘儀


共鳴

:相手と共鳴し相手を操ることもできる。熟練度が上がるつにつれ魂の共鳴による超強化まで使用可能である。かつての持ち主は不明


中和

:感情、状態異常等の変化を中和する。


サディスト

:中和のスキルを唯一無効化し残虐なまでの非道を行う様になる。またそれを楽しむ。


蘇生 

:死んでも必ず生き返る。


肉体強化死 

:死んだとき死ぬ寸前のデータを二倍にして強化する。なお死んだ時にしか発動しない。


創造 

:想像したものを具現化できる。だが知識が足りないと具現化できない。


知識強化 

:スキル創造を補助するスキル。


共喰らい new

:殺した人間のスキルをランダムに一個奪う。

特殊効果

今までに殺してきたものは反映される。


共喰らいによって増えたスキル


瞬足

:1秒間に走れる速度が1.5倍になる。


先読み

:任意で相手の動きの5秒先を見ることができる


竜化

:部分強化、全体強化を任意で実行できる。ステータスに+1000される。


殲滅法 神無月(かんなづき)

:神を信仰せずに打てる最高火力。クール時間は1日


殲滅法 天照(アマテラス)

:神を信仰して打つ最高火力。クール時間無し


その他のスキルは統合、派生をし効果が消えた。


_____________________________________________


「あの娘、帰還と言って、ここから脱出したな。やってみるか。帰還」


「音声が認識されませんでした。エラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエ」


「走った方が速いか仕方ない。殺すことは後だ。今はここから出ることが最優先だ。」


ジャグラスは走った。だがジャグラスの走る風圧や巨体に当たったものは粉々となって消えてゆく。


そしてジャグラスは<大蛇(だいじゃ)の迷宮>をたったの3日で地上に出たのであった。

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