戯言 1
雑記です
よく分からんカタカナ言葉を目にする機会が増えてから思うようになったのだけど、そもそもわざわざややこしい言い回しをする必要なんてあるんでしょうかね、小説とかならまだしも。“頭のいい人ほど横文字は使わない”なんてよく言ったものですね。余談ですがカタカナ語と横文字だと意味合いが違ってくるんですよね、カタカナ語は外来語のままほぼ日本語として定着したもの、横文字は単純に英単語をカタカナで表記したものという認識をしているのですが、私もよく間違えます。カタカナ語ってつい言っちゃいます、というかそう書いてました。
それはそうと、相手に何かを伝えるにはわかりやすい言葉の方が伝える側も伝えられる側も認識を共有する上で必要な時間は少なくて済みます。その一方で細かな表現の違いなどが時に大きな誤解を産むことになるという側面もあり、そういった点で厳格に定義づけをする必要があるという主張にも一理あることが分かるでしょう。一言一句伝えたいことが完璧に伝わるようにした文章なんてものがあるとすればそれはとてつもない文量になるわけで、ものを書く人々の頭には少なからず妥協というものがあるのでしょう。でなければ締め切りにも間に合わず、長ったらしいあまり興味を削いでしまう。物書きというのは書く場所が変われば読者層も好まれる文体も変わってきて、“物書きが如何に大変かがわかる”などと言うのも烏滸がましいぐらいには大変なんだろうと思いますね、少なくとも私は。勿論漫画やイラストであっても、そういった部分は同じでしょうしそういう意味で、私は“かける人”をとても尊敬しています。
と、長くつらつら書き連ねていますがそろそろ横文字を使わない文章を書くことに疲れてきたので意図的に使って来なかった横文字を使うようにします。やはり、細かいニュアンスを伝える為にレトリックとして横文字も必要なんだと思わされるぐらいには私たちの日常に根ざしているのでしょう。かと言って、今のは別にこの言葉で良いでしょという場面があるのも事実。せめて日常会話ぐらい、わかりやすい言葉だけで構成出来ないものなんでしょうか。因みに私の脳内には横文字を上手い具合に変換できる辞書が存在していないので、意識していても横文字が出てきてしまいます、悲しい。
話は少し変わりますが困ったことに、わたくしめは厨二病を拗らせているもので、横文字だとかカタカナで書かれているような言葉には何となく言い表せないトキメキのようなものを感じます。トリアージとかみたいに、基本的には専門用語だから滅多に聞かないような言葉だったり、プライオリティのようなビジネス用語(?)だったり、はたまたメリディアンといったような、厨二病患者の書いたものとかでしか聞かねーよという言葉も対象です。※個人の感想です
と、そんな話を書き連ねているタイミングでふと思ったのですがトリアージというものは識別救急とも呼ばれ、悪い言い方をすれば命に優先順位を付けているとも言えます。勿論、人を1人でも多く救うという点において、このトリアージという考えは非常に重要な考えなのでしょうし、あまり長ったらしく語ると変な印象を植えてしまいかねないので、素人が専門用語について語るのはここら辺にして。何故この話になったかというと、プライオリティという言葉は優先順とかそういった意味で使われることから、“命のプライオリティ”という言葉があるとすればそれはトリアージと同じような意味で使えるのではないかと。
そうですこんな真面目そうな話をしていましたが、単純にちょっと厨二くさい話がしたいだけです。風呂入ってたら降ってきただけです。“命のプライオリティ”とトリアージって、意味合いとしては近いんでしょうけど、何となくニュアンスが違うように感じますねという話です。
具体的に言うとプライオリティって言葉のイメージが無機質だからなのかは知りませんが、プラの方はなんかディストピア感があって、トリアージというと冷たさの中に温かさとか優しさも感じられるというか。
そういう訳で言葉がそれぞれ持っているニュアンスって微妙に違くて、なんだか言葉ってやっぱり面白いなと思いました。
言葉の不思議な力で皆さん方に何かを届けられたらいいですね。
というわけで、本日の戯言は以上です。
編集点、カタカナ語→横文字、カタカナ言葉など
編集するのめんどくさいなとか思ってたんですけど思ったより読まれていたので編集しました。