表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

99/120

キーマンのガキ

 SRSソードの本当の実力を見る為には、リスターの実力を100%以上にする必要があった。これを俗に完全形体(パーフェクトボディ)と呼ぶ。リスターの体は完全形体には近づいて来てはいるが、それがいつ何処で臨海状態(アルティメス)になるのかは分からなかった。

 残りのギャートルとブラックキャットとの戦いで花咲き勝利するのか。はたまた、花咲かずDASに引導を渡されてしまうのか?それはまだ分からない。

 リスターにとってはいち早く臨海状態(アルティメス)になり、SRSソードの機能を最大限発揮したい。アルティメスになれる資質は、リスターは持っている。ただ、いつそれが開花するのか、予想するのは難しい。

 さて、DAS残存艦隊によるSTRS旗艦スペース・フォース・ファイブ(SFF)への奇襲攻撃は、失敗した。となると、考えられるのは体勢を整える為にも、まずサウィノスにいるリスター達が邪魔だった。現時点で、エリア4ギャートルの宇宙ギャングスペースまで、突破されてしまった。

 「ブラックキャット総帥、聞こえますか?」

 「どうした我が弟よ。アイザー・ゼルトの首は取れたか?」

 「兄貴すまん。此方の艦隊は壊滅状態だ。守りも堅固でアイザー・ゼルトに近づけない。」

 「分かった。お前は引き続き残存艦隊を率いてSFFを叩け。此方はあのSTRSのガキを何とかせにゃならん。」

 「了解した。」

 ここから巻き返すのは容易な事ではなかったが、1つ1つ相手勢力を排除していかない事には道は開けて来ない。そもそも、ここまで進入を許したその背景には、リスターという台風の目をDAS戦力が抑えられなかった事に主要因がある。

 今更そんな事を言うのかと思うかも知れないが、それが事実である。恐らくSTRSも、リスターがいなければここまで上手くDAS戦力を剥がす事は出来ないはずである。

 このDASとSTRSの最終決戦のキーマンは、誰が何と言おうとリスターである。只の指揮下幼年学校2年1組の学生だったガキが、半年の内に少佐になり、今やSTRSの主力となり、DASの主力を次々に討ち取ろうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ