PRIDE ~四天王最強の意地~
2、3時間がそれから経過した頃であっただろうか?
「この扉をぶっ壊せるなら、とっくにやってるんだけどな。」
「そんな物騒な事はして欲しくないですよ。リスター君。」
「ん?お前がシャドー軍団長シャンドラーか?」
「御名答。まぁ、今君と会話している私は影分身ですけどね。」
「はぁ?シャドー軍団長らしいじゃねーか。時間潰しにはちょうど良いや。少し付き合うぜ‼」
「もう少し3騎星が粘ってくれると思いましたが、案の定ブラックキャット総帥を苦しめただけの事はありますね。それに、SRSソードも取り返し破竹の勢いって奴ですかね。」
「そんな事より、早くエリア4に行きていんだ。早くしてくんねーかな?」
「それは悪い事をしましたね。でも、安心なさい。貴方達は、エリア4には行かせません。」
「随分と己の腕に自信があるんだな?」
「私とぽっと出の少年兵士では、格が違うのですよ。」
「それは戦ってみりゃあ分かるよ。そうだろ?シャンドラー。」
「とは言え、3騎星をこうも容易く葬ってしまった実力は認めましょう。3騎星はDAS-4に次ぐ戦士達でしたから。」
「1つだけ質問をしても良いか?」
「1つと言わず何個でもどうぞ。」
「この先のエリア4にはお前より強い者ばかりかい?」
「その質問の答えはyesですが、心配はいりませんよ。」
「何故?」
「貴方達は、このシャンドラーの前に全滅するからです。」
「リスター君。君の戦闘パターンは、全て私の頭の中に入っている。」
「って事は俺がお前に勝てないみたいな言い草だな?」
「タイガー・ラスクやディザードは倒せても私は倒せません。」
「余程の自信があるんだな。まぁ、それくらいのPRIDEがなくちゃDAS-4最強の看板は譲れねーよな?」
「まぁ、ホワイトキャット副総帥と肩を並べると言われた事もあります。」
「そういやぁ、ホワイトキャットの奴は何処で何をしているんだ?」
「DAS残存艦隊旗艦レッドバルザーグにいます。私に代わって残存艦隊に指示を出しています。」
「とりあえず、早く来いよ。話はそれからだ。」
「ブラックキャット総帥もリスター君との再戦を楽しみにしていますよ。」
「その前にお前だ。シャンドラー!」
「冷静さを欠くとろくな事になりませんよ。」
「早く来いよ。新しいアスグリア銀河にはお前は必要の無い人物だ。」
「そこまで言われたのでは、此方も黙ってはいられない。良いでしょう!世界の違いを見せて差し上げましょう。」
「あれ、通信切れたか?と思ったら目の前に…。」
いよいよシャドー軍団長シャンドラーが、姿を現した。




