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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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3騎星最後の砦 ロルラリアブラザーズ長男ハンドステル

 3騎星の財最後は、ロルラリアブラザーズの長男ハンドステルである。DASとしては、当然時間稼ぎの捨て駒にするつもりも、リスターに殺られるつもりもない。

 戦う前からそんな状態では、勝てる戦も落とすだろう。ハンドステルは、ファイアーランスという炎の槍を使う。3騎星の中では最強の手練れだ。そんな彼の特徴は、とにかく一撃一撃が重いという所である。パワーだけならDASの中でも最強クラスである。

 それは、事実だったが、戦う毎に成長し、覚醒して行くリスターを前にしては無力だった。リスターは最早、3騎星レベルの相手では傷1つ負わない強さを手に入れていた。リスターはこう言う。

 「3騎星ねぇ…。悪いけどブラックキャットとのリベンジマッチまで負ける訳にはいかないんだよ。もっと違う出会い方をしていれば、違う結果になっていたのだろうが。このタイミングで出会うとは、3騎星も運が悪かったねぇ。もうすぐシャンドラーが、ここにやって来るはずだが、彼にも負ける気はしない。それは驕りや気高さではない。ただ単純にこのSRSソードを持った自分の戦いこそ、頂にあるものであるという揺れ動く事の無い、この何とも言い難い自信だけがそこにはある。自分の弱さを何もかも1から叩き直して来たつもりだ。だから俺は誰が相手でも負けない。負けるのは、1回で充分だ。」

 リスターは、自分の成長に対して確かな手応えを感じていた。と同時に自分が一体何処まで強くなっているのかを知りたいという欲求も出てきていた。敵が誰であろうと負けるのは、1回で充分だ。という彼の負けず嫌いな気持ちは、分からんでもない。

 進化を遂げたリスターによって、STRSがDASの野望を打ち砕き、アスグリア銀河の天下統一が出来るのかという事は、もう完全にリスターの双肩に懸かっていると、言っても良いのではないだろうか。

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