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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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DAS 3騎星 ロルラリアブラザーズ

 シャンドラーは、かなり劣勢になったDAS残存艦隊の旗艦である宇宙空母「レッドバルザーグ」にいた。彼等の狙いはただ1つ。SFFを討ち取る為の指揮をとっていた。

 レッドバルザーグ艦内にはひっきりなしにサウィノスからエリア3の侍大将から救援の依頼が飛び込んで来ていたが、ブラックキャットに艦隊の旗艦という重要な役割を任された以上は、こっちの任務の方が大切だった。優先順位が違ったのだ、仕方あるまい。

 それにシャンドラーの配下には後を任せられる有能な3騎星がいた。ロルラリアブラザーズである。その戦闘能力はDAS-4(四天王)にもひけをとらないのである。

 「おい、そこの二人!」

 「は、はい。シャンドラー様何でしょう?」

 「サウィノスのエリア3まで急ぎロルラリアブラザーズを輸送しろ!」

 「は、はい。ですがここからだと2、3日はかかりますが?」

 「あ、ハンドステル様にギーゴス様にトールテン様。お揃いでしたか?」

 「ドゴーン!ごちゃごちゃうるせいな。さっさとサウィノスのエリア3まで送れ!」

 「ハンドステルの兄貴、敵はブラックキャット様と競り合い、タイガー・ラスク様とディザード様を倒している手練れですぞ。」

 「いいから、俺が行くまでエリア3を突破させるな。必ず行く。」

 「了解しました。行くぞ。」

 このままでは、リスター達は3騎星とも戦わざるを得なくなる。かなり休息をとれたが、早急にシャンドラーを倒したい。

 シャンドラーとしても、ブラックキャットの弟でDASNo.2のホワイトキャットがいて、彼だけをレッドバルザーグに残したままサウィノスに行くのは不安だった。指揮系統的にシャンドラーのサウィノス帰還はホワイトキャットの許可が必要だったのも事態を面倒臭くしている。

 ほとんどのシャルドラスがやられたのも想定外だった。だがシャンドラーに不安はなかった。ロルラリアブラザーズがいれば負ける事はない。殿(しんがり)は、3騎星のロルラリアブラザーズに託した。

 リスター達は思わぬ強敵と戦わざるを得なくなった。これは予想外だったが、そう簡単に進ませてもらえないのは、分かりきっていた。

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