表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/120

ありがとう、サマムネ

 コールブレイクとは、技の発動のトリガーを引く攻撃の事であり、技の数だけコールブレイクが存在する事になる。

 例えば切り上げでコールブレイクを満たすAという技と、切り上げ+突きでコールブレイクを満たすBという技と、切り上げ+突き+左切り上げでコールブレイクを満たすCという技があったとする。

 基本的には、コールブレイクが複雑であればある程その後の技の威力は増す。技の難度はA<B<Cという関係になる。

 コールブレイクさえ上手く行けば8割程は「コンボ」として成功したと言える。これらコールブレイクからコンボと言う流れは「フロー」と呼ばれ、修行や特訓で取得出来る。

 リスターは竜童の後の元でより難度の高いフローを叩き込まれていた。今例に上げたAがリスターコンボ01、Bがリスターコンボ02、Cがリスターコンボ03に該当する。尚、右左関係なく両サイドからコンボは放てる。

 コンボの強さとコールブレイクの複雑さがリンクするのはもうお分かり頂けただろう。これこそが、リスターがSRSソードやKMシールドがなくても、DAS-4(四天王)と充分に渡り合えるだけの秘策である。

 リスターコンボ01が発動してから、ディザードが倒れる間なんと5秒。凄まじいまでのスピードと破壊力であった。リスターは、この秘術により、苦戦続きの戦況を一変させた。

 コールブレイクからのコンボの威力恐るべしである。これで、SRSソードとKMシールドがあれば鬼に金棒なのだが…。サマムネを鞘に納めるとリスターはおもむろに死亡したディザードの体をまさぐり始めた。

 そう、彼が持って鋳る筈のKMシールドの欠片を持っているかどうかを調べる為だ。別に死体で戯れるような礼儀に反する事をしたつもりはない。

 「あった‼これだ。あれ?これは何だ?」

 するとリスターの持っていたSRSソードが輝き始め封印が解かれリスターの前に甦った。リスターはそれを目の前にしてこう言った。

 「俺、二刀流行けるんちゃう?」

 それは冗談だが、遂にSRSソードは取り返した。

 「サマムネ…。ありがとう。」

 サマムネの刀身は歯こぼれが凄かった。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ