聖剣ラナドランソード
「待たせたな。ディザード!さぁそこをどいて貰おうか?」
「ブラックキャット総帥にコテンパンにやられた負け犬が何をしに来た?」
「お前とはまだ、戦ってないよなディザード?」
「ああ、戦うまでもない。ドラゴンになれる俺に勝てる人間などいない。」
「ここを通らないとエリア3に入れないんだ。」
「それはそうだ。それがしたいならワシのドラゴンスペシャルをくらえ!」
「お前、頭弱いだろ?ネーミングセンスまるでなし。」
「話し合って解決出来るなら、それに越した事は無いだろう?」
「何を言うかと思えば、今更議論の余地がある。と思っているなら話しは早い。そこを通してくれ。」
「ワシと無駄な折衝をしている時間が無いのでは?」
「ドラゴンスペシャルでも何でもかかって来い。」
「どうやら戦うしかないようだな?いくぞ!」
「ワシにケンカを売った事を後悔させてやる。」
「ここは名刀サマムネの切れ味を信じて一剣。」
「リスター、周りを見てみろ?」
「あれま。竜騎兵がうちのグロセリウスにフルボッコにされているが?何か?」
「それがどうしたって顔すな!ええい使えぬ部下め。こうなれば仕方無い。ドラゴンスペシャルのお時間だ。」
「ん?ディザード!貴様?」
するとリスターの20倍はある体格のドラゴンがそこに現れた。
「総員攻撃止め。退避しろ‼踏み潰されるぞ!」
「リスター少佐も、早く!」
「大至急F級宇宙駆逐艦を用意してくれ。準備に何分かかる?」
「それならばこのF級宇宙駆逐艦をお使い下さい。」
「これは!?まさかドラゴン軍団の竜騎兵が乗ってたやつか!」
「ブーン!ブーン!ああ、くっそ操りずれぇな畜生。これでディザードの首をはねる!」
「た、高い!?」
「食らえ!必殺天地人!!」
ザクッ、ブシュー。するとディザードは首ごとぶった切られしたかに見えた…が。
「やっぱ首じゃ無かったか!心臓かやっぱり‼」
「リスター、もう一度確認しておく。全員皆殺し希望って事でいいな?」
「ああ、次は外さん。」
「よし抜け!その刀の威力試してみよ‼」
「ってさっき首ごとはねられたな。失敬。」
「冗談はその辺にして、本気で殺るぞ!」
「ならば此方も、武器を…。ドラゴンの力宿りし聖剣ラナドランソード出でよ。」
「ドラゴンスペシャル使わないで、そのまんまで来るのか…。」
こうしてドラゴン軍団長ディザードはやっと本気になった。




