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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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ドラゴン軍団長ディザード

 エリア2を守るのは、ドラゴン軍団である。一体、一体の兵士の実力ならば、4軍団中最強を誇る。ただ、高すぎる個人の能力は良い事ばかりではない。チームワークが無い上に、武器の消耗も激しい。

 そんな曲者揃いの竜騎兵をまとめ上げるのが、ドラゴン軍団長ディザードである。一見すると何の特徴もなく、下手をすれば竜騎兵の方が強いのでは?と思わせる位、荒くれもの達をまとめ上げる軍団長としては、控えめに見えるが、勿論彼には隠された真の力があった。

 ドラゴーリキという、能力上昇系の薬剤を使うと、ディザウーラスという竜に変身できる力を与えられた特殊な兵士だった。ドラゴーリキに反応する兵士は1000000分の1で、特異な存在であった。

 その為、ディザードは1000年に一度の逸材とも言われる。そんな彼をブラックキャットが放って置く訳が無かった。

 ディザードは若く20歳で軍団長に選出された。望んではいない事ではあったが、それでも彼には守らなければならないものが、彼を戦場に駆り立てた。

 ディザードは元々DAS支配下の星で産まれたというだけで、本来なら軍団長はおろか、DASの正規兵やスペースギャングにもなるつもりはなかった男である。そんなディザードは、産まれた部族が荒廃の危機に貧しているという事を憂い、部族を守る為にDASの正規兵士試験を受けたのが、運のツキであった。

 DASに入隊するという事は、ケツの穴の先まで徹底的に調べ尽くされる。そんな試験で、ドラゴーリキに適性反応が出たのも、何かの宿命であった。

 ディザード自身、ドラゴーリキの耐性があるというだけで、武術や体力に秀でているモノを持っていた訳ではない。そんなエリートではなかった人間が、軍団長にまで上りつめたのは、故郷にいる部族への思いと、特別な実力があったからである。

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