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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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大技を決める為の見定め

 弱点をつかれても、タイガー・ラスクは中々音を上げなかった。とは言え、明らかに明らかに戦う前よりは弱っているのは、リスターにもジャスミンにも分かった。

 ジャスミンは火力支援を続けて、リスターの攻撃を援護し続けた。だが、弾数もenergyも無限にはない。この先の事を現段階で語るのは無粋な事だが、火力支援を最小限に抑えるようジャスミンに指示した。

 この先まだまだ強敵が待つ中で名刀サマムネと言う刀にかかる比重は小さくない。

 「やるじゃん。虎の兄貴。」

 「おめぇも、ただの雑兵じゃねぇな。さすがは覚醒前のBK(ブラックキャット)様に深傷を負わせただけの事はある。俺はここで死ぬかも知れねぇが、お前の体力を削ぐのが俺の仕事なもんでな。」

 「いい加減くたばってくれよ。」

 さすがは四天王の一角を占めるだけの実力者である。雑兵とは訳が違う。タイガーライテノンアクスでの攻撃回数は減ってきていたが、それでも喰らえば一撃必死になるのは間違いない。

 リスターとジャスミンの後方には、サウィノス突入部隊の505遊撃隊員と、グロセリオスの精鋭達が固唾を飲んで見守っている。勝負の行方は、リスターの大技、大車輪 With fireが決まるのが先か、タイガー・ラスクのライテノンクラッシュエスが決まるのが早いか、という所まで来ていた。

 人数的には、1:2でリスターやジャスミン達STRSが有利かと思われたが、このまま大技が決まらなければ、延々とダラダラ時間と体力だけが削られて行くばかりだ。

 繰り返す様だが、ジャスミンの持っている50式マシンガンその他の爆薬では決定打になり得ない。STRS全部隊が前に進む為には、リスターの持つサマムネによる一撃を食らわすしか他の方法はない。リスターは、そのタイミングをじっくり見定めている段階にフェーズを写していた。

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