表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/120

DAS VS STRS 大戦争

 戦況は決して著しく芳しくなかった。ジャスミンと戦う事になったはいいが、不慣れな2人のコンビネーションは、洗練されたタイガー・ラスクの技量に比べると、遥かに未熟でとても完成度が高いとは言えなかった。

 その間にもまだまだアニマル軍団兵はやって来る。その処理は505遊撃隊とグロセリオスが、食い止めた。本質はそこではなく、あくまでリスターとジャスミンの兄姉が対峙しているアニマル軍団長タイガー・ラスクである。

 これで3番手、4番手とは思えない強さを見せていて、ジャスミンは一切攻撃が通用していなかった。リスターも、隙を見てサマムネで一太刀加えるが、その一太刀は会心打とはなっていなかった。まさに八方塞がりの状態に陥っていた。

 サウィノス中心地にあるブヘルキア城近くのブヘルキア平原の中に作られた4重の塔の中でこの戦いは繰り広げられていたが、その一方で、外のアスグリア銀河の東西南北各エリアを舞台にDAS VS STRSの大戦争が勃発した。

 仕掛けたのは、スペースギャングを中心とするDAS義勇軍の一万機の作戦機と、宇宙空母1隻、宇宙戦艦1隻ずつの大艦隊で、この大艦隊の迎撃には、北部方面隊司令官のノーチラガル中将の北部方面隊と、STRS指揮下傭兵部隊10万人が中心となり、迎撃に当たった。

 アイザー・ゼルト元帥としては、サウィノス攻略に戦力を割きたかったが、流石にスペースギャングの下請けの挙兵には驚いた。そこにも、危機的な状況にはさせまいとする、アイザー・ゼルト元帥閣下の決意が見て取れる。抑えきれない数ではなかったが、大量の犠牲者が出る覚悟はする必要があった。

 最もそこまで来た以上両者共に綺麗に逃げ切るつもりは毛頭無かった。削りあいつつ、泥臭い戦いであっても、それで勝利を得られるならそれで良い。まさに最後の大勝負に出た事を意味する。果たして、勝って天下を取るのは一体どちらの勢力なのであろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ