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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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有効打の先に待つ未来

 「よし!ここを抜ければ旗艦アミノルドがある広場まであと少しだ!ん…??どうした?!」

 リスターは、先導者の隊員が急に足を止めたので、物凄い嫌悪感を抱いた。

 「みんな、下がってろ。貴様だな?DAS首領(ドン)ブラックキャット!!」

 「その通りだ若造。ギャートルが気絶(のせ)られたと聞いてな。本当かどうか見に来たんだ。ギャートルを気絶(のせ)たのはお前か、若造?」

 「ああ、そうだ。」

 「こんなガキに毛が生えたような奴にやられたのか?だとしたら、DASは総改編しなくちゃならねぇな。」

 「見た目で判断すると痛い目みるぜ。」

 「そんなに死に急ぎたいなら、かかって来い。その思い上がりが、世間知らずだという事を分からせてやろう。」

 するとブラックキャットは、長い長い双剣を両手に構えて戦闘体制をとった。

 「こ、これが噂の"ミーアズツインテール"…か?」

 「いかにも。私が双剣使いだという事は知られていた様だな。」

 ミーアキャットのようなしなやかな尾の様な動きをする事から、ついた名前には似つかない程のとてつもない破壊力を持っている。リスターがブラックキャットについて知っているのは、このくらいの事である。まさかこんなに早くブラックキャットに出逢うとは思わなかった。

 ギャートルとの戦で致命傷は負わないにしても、著しく体力の消耗をしていたリスターは、本当に最悪のタイミングで、最も避けなければならないであろう相手に出逢ってしまったのだ。

 だが、リスターは冷静だった。まず10人の突入部隊隊員を旗艦アミノルドに戻した。このアクションには、ブラックキャットは反応せず。

 どうやら、目的はリスターただ一人。他のキャストはステージにあげるつもりは無いらしい。

 勝てる戦ではなかったが、リスターはギャートル戦のような戦術をとることしか考えていなかった。とにかくやっつけるのではなく、気絶(のせ)る。

 しかし、ブラックキャットは将来大きな脅威となるかもしれない。この若造(リスター)をこの場でひねるのは容易い事だ。再起不能にする為の有効打をリスターに打ち込もうと画策していた。

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