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改シューティングカプセルの作製

 「姉さん、こんなもの見つけたんだけど使えるかな?」

 「これ!シューティングカプセルじゃない?確か起動する為のボタンがこの辺にあったと思ったんだけど。」

 すると、ジャスミンはシューティングカプセルの起動スイッチを押した。ポチっと。ウィーン、ピロリロピロリロと気持ち悪い機械音をあげ、起動した。

 「ジャス姉、これでアールゴニタまで飛べるとはとても思えないんだが。」

 「そうね。メカニカルな事はあんたの方が詳しいから、正しいのかも知れないけど、これに手を加えれば何とかなるんじゃない?」

 大してメカニカルな事は分からないジャスミンが、的確な事を言った為にリスターも驚いた。

 ブースターの一部改造してどうにか惑星間飛行を出来る様にする。

 名案だった。元々シューティングカプセルは非常時の脱出用のポッドである。その為、少し知識の有る者が適切な改造を行えば、宇宙艦とまでは行かないが、飛行距離的にはそれに匹敵するものになりうる。

 「ジャス姉、これ改造出来るけど、時間かかるよ?」

 「構わないわ。少し位。とにかくこんな廃墟の街に長居する意味はないわ。行動あるのみよ!」

 「了解。」

 リスターはそこまでメカニカルな人間ではない。STRS指揮下幼年学校では、宇宙艦からの脱出あるいは緊急時の為に、簡単な配線程度の事は予備知識として学ぶ。しかし、それはメカニックを養成する為のモノではない。それでも、今はジャスミンの言う通り行動を起こすしか、今の二人には選択肢はなかった。

 リスターは、ひたすらシューティングカプセルを何とかアールゴニタまで飛行出来る様に、寝食を惜しんで作り続けた。その間の食糧や飲料水の確保は、ジャスミンの仕事であった。

 幸いにして、近くに湖を発見した為、飲料水や食糧には困らなかった。ジャスミンは釣りをしながら、水を組みながら乞う思った。アスグリア銀河以外にも水が出る惑星があるなんて。だがよくよく考えて見れば、果ての果ての銀河はアスグリア銀河に面しているから、不思議じゃないかと思っているとリスターが4人は乗れる改シューティングカプセルを完成させていた。

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