缶式惣菜と缶式ライス
一方、その頃囚われのジャスミン達はと言うと…。
「やめてよ!」
「おい、やりすぎだ。その辺にしておけ。」
「うぃーす。」
ジャスミン隊は全員タートルローピングされていた。これは、DASの最高指導者ブラックキャットの指示であり、これ以上ない辱しめであった。これを忠実に実行したのが、スペースギャング総組長のギャードルであった。
「どうだ?DASで一番固いドレスティングロープの味は?なんだお前ら?不服そうじゃねぇか?ケツの穴から指突っ込んで、ガタガタ言わしてやっても良いんだぜ。ええ?」
ジャスミンは急いで救出が来る事を祈る事しか、出来ないものの、こんな辱しめを受けてしまう事になった事を小隊長として、すまないと思った。
その頃、リスター率いる突入部隊は、ブヘルキア城中間に位置する広場でド派手な銃撃戦を繰り広げていた。
「ひるむな!」
リスターは弱気になりそうな隊員を鼓舞し、励まし続けた。ここはDASの兵力が最も多い地点で、DASとしてもここを、突破されてしまう事は避けたかった。
勇敢な隊長リスターは、コスモシールドで攻撃をかわしつつ、敵陣深く斬り込みSRSソードをDAS戦闘員に振りかざし続けた。
斬っても、斬ってもでてくる敵にSTRSは苦戦したが、上手く連係をとりながら、少しずつラインを下げさせていく、持久戦の構えを呈していた。
リスターはこんなこともあろうかと、腹ごしらえの為の缶式惣菜(コロッケ、餃子、焼売、飲料水)と、缶式ライスをSTRS戦闘員に配り、戦闘の合間にかきこませた。もちろん、突入部隊の隊員には、長期戦を覚悟していた為、3日分の缶式惣菜と缶式ライスが配られていたが、のんびりと、それを味わう暇はないと思っていた。
だから、コスモシールドを盾にして、マシンガンやレーザーガンの嵐を弾きながら、普通に飯を食ってるリスターを見て、STRSの兵士達は驚いていた。こんな危ない場所で飯を食ってるなんて、腹の座った大した野郎だなと。




