発見! KM(コスモ)シールド
一方、A級宇宙艦「フロスビン」はディールンドへ向かっていた。ジャスミンは策敵機を動員してKMシールドの探索を開始した。ディールンドは、ルモソファよりは小さい惑星である為、発見はジャスミン小隊の方が早いと思われていた。
だが、思いの外探索は困難を極めた。理由は磁気嵐によるZ計器の故障によるモノだった。
こうなっては人海戦術を使う他は無かったが、15名という超少数精鋭部隊では、それも叶わない。パイロットに高度をもっと低く飛んでみるよう指示したら、何とZ計器が嘘のように、直ったのである。これによりジャスミン小隊は、KMシールド発見に大きく前進する。
5時間の飛行で、発見には至らなかったが、未探索エリアからKMシールドの大方の位置は把握していた。
ジャスミン小隊長の凄い所は、部下に無理をさせない事である。目標発見が近付くと、つい無理をかけてしまいそうになるが、ジャスミン小隊長はその所がよく分かっていた。
ミシェリー機も策敵機として小隊長の指示に忠実であった。統率のとれた軍隊程手強いものはない。
翌日、休養をたっぷりとったジャスミン小隊は、遂にディールンド北緯90度南緯65度の地点で、KMシールドを発見する。発見したのはミシェリー機だった。見つけたのはミシェリー機だが、15人のジャスミン小隊が見つけたお手柄と言えるだろう。
流石にここから、ルモソファに伝令を出すのは距離的に厳しいが、リスター小隊よりも先にジャスミン小隊は帰途についた。
ジャスミンは、一応念の為、KMシールドが本物である事を確める為、赤外線装置による耐久性やアイザー・ゼルト元帥閣下から送られた図面と照らし合わせチェックを行った。その結果、正真正銘の本物であると、結論ずけられた。
「これでひとまずは安心ね。」
その言葉には、ここまでの苦労が充分に詰まっていた。KMシールドの輝きは本当に眩かった。




