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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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Z計器(ゼルトメーター)

 宇宙戦艦アミノルドは、ルモソファを目指していた。リスター自らが指揮するα班は、ルモソファ到着後力を存分に発揮出来るように、探査機や、艦載機の整備や準備に余念がなかったのである。

 リスターやジャスミンが急いでいたのは、何もアイザー・ゼルト元帥閣下に2週間の期限を設けられたからというだけではない。DASが、折角破壊したGL制御装置を作り直してしまう恐れがあったからだ。GLが、再び出現すれば仮にSRSソードやKMシールドを手に出来ても、脱出出来なければ本末転倒である。

 アミノルドは、2日ほどでルモソファに到着し、5名の残存要員(おるすばん)を残し10名のSRSソード探索チームを編成し、2隻の小型宇宙艦アイテット×2に1隻に5人ずつ乗り組み、SRSソードの探索を開始した。

 アイザー・ゼルト元帥閣下の話によると、彼が渡してくれたZ計器(ゼルトメーター)なる機械がSRSソードから出される強力な磁力を探知して、ランプが点滅すると言う話だ。同様にKMシールドも同じく磁力をだすようなので、β班のジャスミン小隊長にもZ計器(ゼルトメーター)が渡された。

 計器に反応があった場合、もう一方のチームに連絡、急行する体制でルモソファをくまなく探した。とは言え、広いルモソファで探索を開始して直ぐに見つかるような代物ではない。期限内ではあったが、のんびりしていられないのも確かだ。

 ルモソファは人間が住んでいる様な形跡はあるが、大都会と言う訳ではなさそうだ。むしろ、人口は密集しておらず、根気のいる探索作業を強いられそうな事は間違いないモノだった。大規模な範囲をカバー出来ないのが、このZ計器(ゼルトメーター)の欠点であった。

 とは言え、Z計器(ゼルトメーター)がないのと有るのとでは、雲泥の差があるのも事実だった。SRSソード発見にはもうしばしの時間が必要だった。想像以上に、ルモソファは広かった。

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