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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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策士策に溺れる

 「リスター、もう間もなく作戦空域に入るところよ。」

 「ありがとう、ジャス姉。では簡単だけど、ブリーフィングを始めるよ。」

 リスターは少数精鋭30名のGL突破艦隊構成員に今作戦の要点を分かりやすく説明した。サウィノス内部にあるGL制御装置の破壊とSRSソードとKMシールドの獲得の2本立てで、このブリーフィングにおいては、GL制御装置の破壊要員の選定が目標だった。

 結局、GL制御装置の破壊にはリスター自らが赴く事になり、支援はミシェリー機と他2機となった。支援するミシェリー機がGL消滅を確認し、アミノルド及びフロスビンにて待機しているエールドゥーロに指令が行く。失敗すればリスター機はおろか、アミノルド及びフロスビンのGL突破艦隊は全滅する。失敗なく順調に行けば約1週間で作戦を完遂する事が出来る。

 無論、作戦中にアクシデントが起こる可能性は十二分に有り得る。その為、もう少し余裕を見ておいた方が、良いかもしれない。

 リスター達GL突破艦隊が最も懸念していたのが、スペースギャング最大勢力の「キングサウザー」と鉢合わせになる事だった。宇宙戦艦10隻、A級、B級各宇宙駆逐艦を保有すると見られている、最早4軍団に匹敵する程の実力を兼ね備えた、このスペースギャングこそ、リスターを悩ませる最大の懸念事項だった。最悪だったのは、何処にどれだけの艦隊が、配置(配備)されているか全く分からない事である。

 その為、作戦開始前に2機の策敵機を飛ばす事も、ブリーフィングでは追加で伝えられた。確かに情勢が分からないまま、作戦を行うのはリスクが高い。そうこうしている内にGL突破艦隊はイーストエリアとサウスエリアの境界線付近に到着。いよいよ、リスターとジャスミンにとって史上最大の作戦が幕を開けようとしていた。(と、言っては大袈裟過ぎるかもしれないが。)

 リスターは、もう一度入念に作戦を確認した後、リスターは策敵機2機に対して発艦命令を出した。

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