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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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烏賊吊り作戦

 ゴードスはリスドランにサウロスターを任せ、4隻のA級宇宙艦と、4隻の宇宙戦艦からなる艦隊を率いて、アリスガに向かった。この8隻の艦隊は、南部遠征軍と名付けられ、司令官にゴードス旗艦には戦艦テリーグルドフが任命された。

 数の原理で言えば、南部遠征軍はスペースギャング「オラニツォフ」には到底及ばない。そこで、ゴードスは一点突破の作戦として、旗艦テリーグルドフ以外の7艦を上手く使って、「オラニツォフ」の主力艦隊である、20隻の宇宙戦艦とB.C級宇宙駆逐艦10隻の計30隻を引き付けて、そこを旗艦テリーグルドフが突破するという、まるで烏賊吊り漁師のような砲撃を加えて一点突破をしようと考えていた。

 旗艦である宇宙戦艦テリーグルドフには、超巨大な1000ルクス砲がある。並の宇宙艦なら50隻は吹き飛ばせる威力を持っている。

 作戦概要が、総員に告げられるとSTRSの隊員は、不思議と笑った。あまりにも破天荒で、斬新な方法だったからだ。この烏賊吊り作戦が綺麗に決まれば、片腹をを抱えて笑いたくなる。そんな作戦だった。

 そんなリラックスムードのSTRSであったが、置かれている状況は極めて劣勢であった事は言うまでもない。

 一方、DASは「オラニツォフ」の艦隊がやられたとしても、痛くも痒くもないという事は無いだろうが、所詮は下部組織のならず者。語るまでもなく、彼等に期待などしていなかった。

 司令官であるゴードスは、作戦を前に8人の艦長を集めアリスガ攻略戦を前に円陣を組んだ。

 「俺達ならやれる。そうさWE ARE STRS ‼」

 まるで部活動で試合前に組む円陣の様であった。そういう司令官は、今時のSTRSにはいなかったかもしれない。

 まぁ、何にせよ巻き返しを図るSTRSにとっては絶対に負けられない戦いであった。

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