マイウェイ
リスターは、再編されたSTRSにおいて、事実上のNo.2である連合艦隊司令官(ゴット4より1つ上の階級)に任命され、階級も少佐から大将に格上げされた。
プライベートでは、ミシェリー大尉と結婚して男の子と女の子を授かった。若くして新生STRS を引っ張る存在になったリスターは、不思議と不安は無かった。
ジャスミン大佐は、新設されたSTRSの機動艦隊の司令官として活躍している。ただ、婚期に恵まれずまだ独身である。
リスターは、新たな連合艦隊司令官として、就任するにあたり、全軍に訓示を出した。内容は以下の通りである。
「まだ見ぬ未来へ続くこの終わりなき道は、一体何処まで続いているのだろうか?それは分からないが、きっと今歩いているこの道がそれぞれのマイウェイなのであろう。それだけは確かだ。良い人だと誇れなくても、これから誇れるようになる。努力をする。それも、また人生。プライドなんか捨てる。それも、また1つ。好きなようにしなさい。今自分の進んでいるマイウェイが分かっていれば良い。別に真っ直ぐでなくても構わない。そんなルールなんかどこにもない。曲がりくねった道の先にも、輝くモノはあるだろう。平らな道ばかり続く人生なんか有り得ない。例えそれがつまらないものであろうと。マイウェイがどんな道かという形という名の目に見える物はない。無いけれど、自分の歩いてきた道が真っ直ぐではないという事は言える。」
「マイウェイ」fromショーン・リスター
この訓示は、己の道を歩む事の大切さを伝えたかったのだ。考え方も境遇も違うDAS元兵士と、STRS正規兵士がくだらない事で、イザコザを起こして欲しく無かったからなのかも知れない。リスターは、個の権利や義務を明確にした。それにより、STRSは1つに結束し固い絆と共に、未来へ行く事が出来るのだろう。




