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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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必殺?ギガテラントクルス

 リスターは、あれこれ頭の中で考える事を止めて、目の前のギャートルを討ち取る事だけに集中した。そうする事がアトミックファインバーを止める最短ルートだと考えたからである。

 今持ちうる最強の技は3軍団長対戦中に開発した「ギガテラントクルス」という大技である。蓋を開けてみれば何て事はない。スラッシュ(斬撃)A タイプと、Bタイプのブレイク(体当り)を光速に近い速さでクロスさせる。ただ、それだけの事である。

 「ギガテラントクルス」は、上手く決まれば国士無双の威力を発揮する。これ以上ギャートルと戦っている時間的余裕が無い為、リスターはまだ完成度に達していない「ギガテラントクルス」を使ってギャートルを討つ事を決めた。やってみない事には何とも言えなかったからである。

 ギャートルもリスターも体力面で、かなりきつい疲れた顔の色をしていた。それだけに「ギガテラントクルス」を放つなら今しかなかった。

リスターはまず、アロータイプ(Aタイプ)のスラッシュを放つ。これにギャートルが反応した所で、Bタイプのブレイクをぶっ込む。

 今までに無い感触が、リスターの持っていたSRSソードを通じて伝わって来た。「ギガテラントクルス」が決まった後は、ギャートルの断末魔の叫びと、ギャートルの遺体がそこには残っていた。

 「ワリィなギャートル。遺体を弔ってやる時間がねーんだわ。」

 遂にリスターは、大技である「ギガテラントクルス」を完成させて、ギャートルを討ち取る事に成功した。無論、2回目の勝利である。だが、その勝利の余韻に浸っている暇は無かった。

 残り時間は50分程。何も出来なければサウィノスの姿形も跡形もなく吹き飛び何も残らない。かと言ってここで撤兵をしてしまえば、ブラックキャットが再びDASを再興させる可能性もある。

 ならばその芽を摘んでこそ、アトミックファインバーを解除し、ブラックキャットを倒してこそ完全勝利と言える。それが出来なければ、この戦負けたも同然である。

 

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