ゴリラ
ツッコミ「どうもー(ツッコミ)でーす」
ボケ「どうもー! (ボケ)でーす!」
ゴリラ「ウホ」
ツッコミ・ボケ「「三人揃って『トリオ・DE・ゴリラ』でーす!」」
ツッコミ「……なぁ聞いていい?」
ボケ「いいよ」
ツッコミ「俺達って元々コンビだよな」
ボケ「うん」
ツッコミ「コンビ名って昨日まで(ツッコミ&ボケ)だったよな」
ボケ「うん」
ツッコミ「なんで今日いきなりゴリラと組まされてるの? しかも『トリオ・DE・ゴリラ』ってほぼゴリラじゃん……俺達もゴリラみたいじゃん……」
ボケ「ところで僕、カメラマンになりたいんですよ! 着エロの!」
ツッコミ「おっと、こんな重大な議題を無視して、コントを進める気だぞ」
ボケ「僕カメラマンやるから、お前着エロアイドルのゴリラな」
ゴリラ「ウホ」
ツッコミ「俺は完全にいないものだな! よーし、そうくるなら受けて立つ! 色々おかしいけど、もはやどうでもいいぜ!」
ボケ「カシャ! カシャカシャ! いいよーセクシーだよー! ゴリラちゃーん!」
ゴリラ「ウホ」
ツッコミ「セクシーってよりワイルドだな。バリバリの野生」
ゴリラ「ウホ! ウホ! (ドンドンドン)」
ボケ「ナイスポーズ! テンション上がってきたのかなぁ?」
ツッコミ「確かにドラミングするほどの興奮状態だ。大丈夫か……?」
ボケ「じゃあここでいっちょ、はだけちゃおうか!」
ゴリラ「ウホォ」
ツッコミ「はだけるもん無ぇよ。ハナから裸だよ」
ボケ「それじゃ、このバナナを咥えてみようねぇ。そう……舐り上げるように……いいよいいよぉ! カシャカシャ!」
ゴリラ「モソ……モソ……」
ツッコミ「あー。着エロによくある棒状のもんをアレに見立ててアレしてる風のアレな奴ね! でも残念! 俺にはバナナを食うゴリラにしか見えない!」
ボケ「それじゃ次はこのバランスボールを……っと待ってね。電話だ。ちょっとこのボールで遊んでて!」
ゴリラ「ウホ! (パァン!)」
ツッコミ「片手でバランスボール割ったぞ、コイツ」
ボケ「あーはい! 社長! 撮影は順調です! ゴリラちゃんも僕も社運かかってるんで気合入りまくってますよ!」
ツッコミ「フリーじゃないの!? 会社を挙げてゴリラの着エロ撮ってるわけ!?」
ボケ「ゴリラちゃんのファースト着エロの売り上げが出たんですか!? 一体何億円ですか!?」
ツッコミ「希望的観測が攻めの姿勢過ぎる。つか、今撮ってるのセカンドかよ」
ボケ「え!? ぜ、ぜ、ゼロ!!?? どうして……こんな、こんな肉感があって躍動的なのに!!??」
ツッコミ「肉感があって躍動的なのは認めるけど、それナショナルジ〇グラフィック的な奴だからな」
ボケ「ちくしょう! 世の中間違ってる!」
ツッコミ「間違ってるのは投稿先だ。でも正直、ゴリラの着エロなんて出たら買っちまうかも」
ゴリラ「ウホ……」
ツッコミ「なんだ? ゴリラが……慰めに……」
ボケ「ゴリラちゃん……」
ツッコミ「グス……種族を超えた友情。尊いぜ」
ボケ「『ウホ』じゃわかんねぇよぉぉぉ!!! くそぉぉぉぉ!!」
ツッコミ「そこはお前分かってやれよ!!」
ボケ「やっぱりコミュニケーションも取れない相手を売ろうなんて無理だったんだぁ! 日本語喋れよ、こんちくしょーーー!!!」
ゴリラ「いや、喋れるけど」
ボケ・ツッコミ「「喋れるんかーい!」」
三人「「「どうもありがとうございましたー」」」