殺し屋の記録
私は、強くなりたいと思った。
それは、俺が十八歳の誕生日の日だった。
私の家族は、殺し屋によって跡かたもなく、何もない空間になった。
家族はいない、友達はいない、親戚もいない。
私に関係する人はすべて奪い去られていた。
殺意が湧いた。
絶対に、殺してやる、そんな気持ちになった。
そこで、自らを鍛えた。
五年後、いろいろな武道、武術を練習し、裏
のルートで拳銃や、その弾等を買い、銃を撃つ練習をし、殺し屋を開いた。
対象を殺す時、手間取らないためだ。
そして、殺し屋を開業してから四年後、私はそこそこ名の知れた殺し屋になった。
いろいろな所に潜入したりして、いろいろな職業に成り済ましたりした。
やってることは暗殺のようなものだ。
もう、準備は整った。
殺し屋で手に入れた情報網を駆使して私の家族や友達を殺した殺し屋の情報探っていた。
そこで、とある二人の情報が出てきた。
そう、死神の情報だ。
名前は、死神稜
その二人の情報を調べると、そのうちの一人
が妙なのだ。
一切つけいる隙がないのだ。
これではおかしいと思い、超腕ききの情報屋に頼み、その男の素性を調べると、陸軍や海軍等を指揮する統括機関、通称「生と死」
通常の任務は、軍隊に任せ、特殊な仕事は自らが持っている特殊部隊、キックロックによって処理される。
その特殊部隊、キックロックの特殊番号ナンバーセブンであることが分かった。
特殊番号とは、通常の任務ではなれない番号であり、生と死のメンバー全員に認められ、
なおかつ特殊中の特殊な任務で良い成績を残さないとなれない番号だ。
そんな番号が何故?
まあいい、その男がどれだけの強さを持っているのか見てみよう。
私は、その男と戦ってみることにした。