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有象無象の境界線  作者: 喜多悠星
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プロローグ

有象無象の境界線


プロローグ


『天才』この言葉を知らない人はいないんじゃないだろうか。

 何か一つもしくは多くのものに圧倒的な才能を持つ人に呼ばれる言葉だ。

 さて、こんな言葉だが最近は特に秀でている部分もない者たちが自分は天才だ!などと、騒ぎ立てていることがあるが、天才とはそんなに素晴らしいものだろうか。

 この地球全体の殆どが有象無象の中に含められている。要するにその他大勢だ。漫画や小説で言えばモブのようなもの、そんな者たちが夢と希望を持ち才能ある人を崇めているのが、天才と呼ばれるものなのだろうか?いやそれは違う。天才というのは所謂蔑称だと私は思う。

 何故なら有象無象の人の深層心理には必ず、その天才に対する劣等感が生まれる。どんなに心のきれいな持ち主であろうとも自分の気づきもしない劣等感が深層心理の中には含められている。

 何故か?人だけでなく本来生物というのは自己を優先する傾向にある。だが人以外の生物は自分に子共ができるとその子供を命がけで守る。一部パンダなどの例外はあるが。だが人は、避妊をせず子を孕み、挙句はその子供をおろすことだってある。もちろん全ての人がそうではないむしろそんな人の方が少ない。が、人はその殆どが自己中心的な考えを持つ。そんな人達が天才天才と呼ぼうが心からは思っていない。むしろ天才ではなく化物と思っていると言った方が正しいだろうか?当たり前だ自分にはできないことを成し遂げ、また新しいことを作る者さえ居る。そんな人間を人は化物と呼ぶ事がある。そうだから天才とは蔑称なのである。天才=化物と読んでも何の差し違えも無い。が、この世には天才と呼ばれる化物にも有象無象にも属さない、唯一の存在がある、本質は有象無象とも変わらない。だがそれを認めそれに喰らいつき必死に付いていく天才と有象無象の境界線にいる者たちも当然いる。

 さぁ!話は長くなったが私は

     『語り部』

 今をひしめく現代社会…先程も行ったが、天才=化物そんな社会のせいである才能に長けた。いや長け過ぎ裏切り捨てられ心を閉ざした少年とその少年に喰らいつき付いていった者たちの話をしよう。なぁに。この話は長くなったがただのプロローグ。今から話す話の前ではちっぽけな物だが。それでは始めよう。タイトルはそうだな。

  『有象無象の境界線』

 でどうだろうか。まぁ何でもいい。では物語の始まり始まり。

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