迷車両で行こう6
「どうも。皆さん。こんにちは。JR東海の持ち物だった100系新幹線です。今日は僕のお話を聞いてくれるかな。」
「どもども。同じくJR倒壊・・・。あっ、漢字間違えた。JR東海の持ち物だった0系新幹線です。今日は私の弟の話。ていうか。ひかり。あんた結構礼儀正しいのね。」
「礼儀正しいは人間関係の基本だと思います。」
「そう。話し進まないからすすめちゃって。」
「えっ。あの。すすめちゃっていいんですか。うP主さん。」
うP主:進めていいよ。今日は100系。君が話したいことを大量に話しなさい。
「分かりました。じゃあ、僕のことを簡単に説明します。僕は国鉄が破綻する寸前の1985年に華々しくデビューした東海道・山陽新幹線のニューフェイス。当時国鉄はどこにお金をかけたのか知らないけど、僕は結構いい設備をもらったよ。それが新幹線で一番最初の2階建て車両。2階席が食堂車となっていた。あっ。食堂車になっていたのは16両編成時代の8号車だから間違わないようにね。」
うP主:X編成ですね。分かります。
「そうです。Xの兄貴です。僕はちなみにG。Xの弟です。僕と兄貴の区別を簡単に着けるなら、2階建て車両の2階が食堂車ではなく、グリーン車だったということです。そして、JRになってからJR西日本はさらなるサービス向上のため、僕の弟となるV編成を制作。V編成は兄である僕たちよりも2両多く2階建て車両を連結。編成中間に4両の大きな2階建て車両がありました。そのうちの1両は当然食堂車です。」
「あれ。さっきから君は自分を美化した話しかしていないじゃないか。もっと迷車両っていうタイトルなんだから、迷な部分出せよ。」
「姉さん。ちょっと。」
「あのX0のことは言わないのか。あれ。100系の中では結構はヒネクレものだったぞ。」
「・・・。」
うP主:100系新幹線さんが説明したくないみたいなので、私が説明します。
「ちょっとどっか言っています。」
うP主:あっ。本当に聞きたくないんですね。さて、さっきも紹介されたX0編成ですが、彼は100系新幹線の試作車両。姿かたちはさっきまで案内人を務めていた100系新幹線とほとんど変わりません。しかし、変わっていることもあるから施策。簡単に言うと窓が大きいか、大きくないかです。大きくないのが試作車であるX0。大きい方が量産車です。他にも、X0は量産車である100系新幹線よりも鋭い目つきをしていたとか。
「ただ今。」
「説明終ったら戻ってきた。」
うP主:その先は頼んだよ。ひかり君。
「えっ。じゃあ、僕がJR西日本のマジックカード「古い車両を大切に末永く使いましょう計画」を発動して、受けた魔改造のことも言わなきゃいけないですか。」
うP主:できれば言ってほしいね。
「・・・分かりました。気が進まないけど・・・。僕が新幹線のエースとして活躍した期間はほんのわずかだった。「のぞみ」こと300系が登場すると、速達便である「ひかり」の仕事とほぼ関係なくなってしまった。ていうか、「のぞみ」が速達の「ひかり」に追いつきそうになっていた。だからJR東海は東海道新幹線のスピードアップを気に、100系新幹線をすべて撤退させた。そして、残ったJR西日本では、余ったJR東海の先頭車を買って、魔改造。あれ。写真見ても概観一緒なのに、何で改造するのって思った方。V編成の兄貴である僕とXは先頭車にモーターがないのだ。重要なのでもう一度言います。先頭車にモーターがない。だから、JR西日本は僕たちの友達にモーターをつけて、100系新幹線の短編成かを決行。結果6両編成のK編成と4両編成のP編成が製作されたの。後、余談だけど、P編成は新幹線車両をしては最も短い編成の一つ。」
うP主:だが、JR西日本の魔改造はこれだけに収まらなかった。当然のことながら、先頭車の数には限りがある。つまり、6両編成のK編成を16編成のV編成から製作するためには先頭車2両と中間車4両だけあればいい。この通り残り10両は重機のエサにするしかない。しかし、そう考えないのがJR西日本。2階建て4両はすべて廃車にするのは仕方ないとして、残り6両はすべて再利用した。
「そして、もう一つ魔改造したところが会ってね。それは室内。山陽新幹線は「こだま」に乗る人がそんなにいない。だから、中が5列シートでも、はっきり言って空気輸送。だから、JR西日本は考えた。2階建て4両を廃車にするときにグリーン席が結構余るよな。JR東海からも少し100系を買い取ったことだし、席を全部グリーン席にしてしまおう。というわけで、ひかりの車内は私同様全て4列席となった。」
「もう。姉さん。僕の黒歴史暴露するの。そんなに面白い。」
「面白いに決まってるじゃない。あんたはずっとあたしのおもちゃなのよ。」
「・・・。」
うP主:ひかり君。怒っちゃダメだよ。怒ったら君のカッコいい顔が台無しだ。私は君の事この世で一番愛しているんだからね。
「500系のWは眼中にないんですか。」
うP主:残念だけど、私の眼中にはないの。私の目には君だけ見えていれば、何もいらない。
「うP主さん。それ。ちょっとヤバいよ。あっ。」
「どうした。ひかり。」
「一つ。ネット上の皆様に言いたいことがあります。新幹線車両なのに僕の扱いひどくないですか。この前テレビ見ていたら、700系、500系、300系と来て次僕だと思ったら0系にスキップされたよ。なぁ。お前ら、ここまでやったらくどいとか思っているだろ。その安易な考え捨てろ。なんだ。君たちはそんなに鉄道オタクが嫌いなのか。あのなぁ。鉄道オタクはその通りになってもらいたいんだぞ。0系の次は僕のこと紹介しろ。300系の前は僕のこと紹介しろ。うわぁぁぁぁぁぁん。」
うP主:よしよし。ナデナデ。そのことは私からもよろしく言っておくよ。本当にお前の扱いってひどいからな。
「よろしく。だから、次僕のことスルーしたら、どうなるか分かってよ。フフフフフ。全員魔改造してやるからな。その顔自分の顔だなんて言わせないぐらいにしてやるぞ。いや、やっぱり全員呪ってやるからな。覚悟しとけ。この○※△□○☆!!!!!!!」
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