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63.二回戦

「それでは2回戦の出場選手の紹介をしまーす!」


アキラは観客席でミランダと2回戦を観戦する。



「先ずはCブロックを勝ち抜いたローガン選手の紹介です!ローガン選手はギグロウファミリーの専属選手、ローガン選手はフレイルの使い手、鎖の先にある鉄球に頭をかち割られた選手は数知れず!果たして準々決勝に進めるのかぁ!?」


ローガンはフィールドへ躍り出る。



「続いてはAブロックを勝ち抜いたハヤテ選手!ハヤテ選手は一般参加で出場の流浪の剣士!気づいたら刀で両断されている屍が積み上がっていたまさに神速の剣士!果たしてローガン選手を打ち破れるのかぁ!?」


ハヤテはゆっくりとフィールドへ上がる。



「それでは試合開始ぃ!」


ーーワァァァァ!!ーー



「こりゃハヤテが勝つな」


「なぜそんな事がわかる?」


アキラの発言にミランダは疑問を浮かべる。



「ローガンの殺気は感じ取れます?」


「あぁ、ここまで伝わって来るよ」


「じゃあ、ハヤテのは?」


「そういえば何も感じないな」


「そう、この状況であの芸当は相当の修練をしなきゃ身につかないと思うし、何よりローガンはすでに実力の差を感じ取り二の足を踏んでる」


「そういえばどちらも動かないな」


「正確にいえば動けないですかね、俺もそれなりの修羅場を超えてきたからわかります、イメージが湧くんですよ」


「イメージ?」


「えぇ、自分が殺されるイメージを無意識に想像してしまう、まぁそこから思考を止めず勝利の道筋を考え抜いて、動けるかが重要なんですけどね」


「……なるほどね」



ーー両者睨み合いが続く!試合は既に始まってますよ!ーー



「どうした、来ないのか?」


ハヤテは刀の先をローガンへ向ける。



「クソッ!やってやらぁ!」


とうとうローガンが動く、スキル【パワーアタック】を発動する、【パワーアタック】は武器によるダメージを上昇させるスキルだ。



「うぉぉぉぉぉ!死ねぇ!」


フレイルがハヤテに迫る、それでもハヤテに殺気は感じ取れなかった。

鉄球が直撃する刹那、一瞬の強烈な殺気が会場を包む。



「絶妙剣 ー桜花ー 」


ローガンの首が宙を舞う、ハヤテはまるで桜の花が舞う様に鉄球を回避すると同時に、刀でローガンの首を切断した。

切られた事に気づかなかったのか、ローガンの体は少し走った後地面に倒れた。



ーー何という事でしょう!そしてグロいです、オエェェェーー



「……裏コロシアムと聞いて期待してみたがこんなものか」


ハヤテは刀の血を拭うと鞘に収める。



ーー2回戦勝者はハヤテ選手に決まりました!ーー


ーーウワァァァァァ!!ーー


ハヤテの剣技に観客席の歓声が更に高まる。


こうしてハヤテは準決勝に進出、アキラと闘う未来が確定した。



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