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47.研究施設

「ここが入り口じゃ」


そこはなんて事ないボロ古屋だった。

ゴードンは入り口の扉を開ける、中に入ると地下へ続く階段があった。

ゴードンは警戒もせずスタスタと階段を降りる、アキラはその後に続く。


少し歩くと大きくて重厚な扉にぶつかる。



「これがどうしても開かないんじゃ」


(これなら1番火力のあるデストで壊せるんじゃないか?)


「鍵穴や扉を開く装置をくまなく探したんじゃが何処にも無かった」


ゴードンはため息をついた。



「ゴードンさん、少し離れていてもらえますか?」


ゴードンは不思議そうにしながら、アキラに従い後ろに下がる。



「デスト来い!」


魔法陣からデストが現れる。



「な!魔物!?」


ゴードンは目を丸くして驚いていた。

ハンマーを構えるが、襲って来ずアキラと親しげである事から警戒を解く。



「デスト、あの扉壊せるか?」


デストはウホッと言いながら頷くと扉に向かい【ラッシュブレイク】を放つ。



ーードガァンッーー



扉は吹っ飛び奥に続く道が開けた、ありがとうと言いデストを異空の城へと戻す。

ゴードンはアキラの元へと駆け寄って来る。



「何じゃあれは!?」


「あぁ、俺のスキルですよ」


「とんでもないスキルじゃの、それより道は開けた、感謝する」


「進みましょうか」


アキラとゴードンは奥へと進んでいく。

廊下には幾つもの牢屋が左右に併設されていた、何かの実験施設の様だ。

人の気配は一切無い、静けさだけの空間が不気味だ。



「グラビティコアがある場所はわかっているんですか?」


「流石にそこまではわからん、探すのを手伝っておくれ」


長い廊下を進むと広い部屋に出た、本棚に本がぎっしり収納され、床には紙が散乱している、机と椅子もあり埃が溜まった机の上にはマグカップがある、汚れと古さから見て長い間誰も立ち入っては無い様だ。


手がかりがないかこの部屋を手分けして探す。

散乱した紙には何かの研究なのか装置の図面や、化学記号が書かれていた。

ゴードンは本棚にある本を手に取りパラパラと本をめくっている。



(ん?これは?)


机の引き出しの中に使い込まれたノートを見つけた。

表紙には"ヴォルマーレポート"と書かれてあり、中をめくる。

そこにはたくさんの人の名前とバツ印、そして研究報告が書かれていた。

そこにグラビティコアの手がかりを見つける。



ーーNo.097モルガンの死亡を確認、どうやらグラビティコアでは出力が強すぎて生命維持に向かない様だ、もっと人体に近い核を探さなければならない、グラビティコアは防衛装置の動力源に回す事にしよう。ーー



そのページの下には簡易的ではあるがコアの取り外し方法が書かれていた。



「ゴードンさん!手がかりがあった!」


「本当か!?」


ゴードンは本を投げ捨て慌てて駆け寄って来る。



「ふむ、防衛装置の動力源か……この施設の何処かに全ての動力源となる装置があるはずじゃな、それを探すぞ」


「この部屋の奥にも通路があったからそこに行ってみましょう!」



レポートを持ち奥へ進むと培養装置が並んだ部屋にたどり着く、フラスコや割れた試験管が散らばり荒れ果てていた。

アキラは扉のガラス割れや所々配線が切れ、荒れ果てた培養装置を見つける、装置の前には白骨化した死体があった。



「……ここの研究員か?」


アキラは白骨化死体を調べるが、特に身元を特定する物を持ってはいなかった。



「アキラ!!こっちじゃ!!防衛装置があったぞ!!」


散策を辞めてゴードンの声がした方に向かう、部屋に入ると一際大きな装置の前でゴードンが目を輝かせていた。



「これがグラビティコア……」


装置に組み込まれた紫の鉱石にアキラは魅せられた。







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