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42.死闘

スケルトンはアキラを見据え只立っている、アキラは【鑑定】をする。



個体名 ムゲン


種族 骨武者



筋力.1412

魔力.901

知力.1085

技力.2210

防御.1223

俊敏.1389



【弐刀無幻流】


・斬塊


・抜刀山断ち


・焔流し



アキラはあまりの強さに生唾を呑み込む。

黒いオーラがムゲンから漂い始める、その瞬間唯ならぬ殺気がアキラに向けられた。

2本の刀を鞘から抜刀しアキラに迫る。



「何つう速さだっ!!」


一瞬でアキラの元へ辿り着くと2本の刀を振るった、アズールの宝剣で刀を受け止める、なんとかガードは間に合ったがアキラは吹き飛ばされてしまう。


ルージュは【投げナイフ】でムゲンに向けてナイフを飛ばしながら牽制、そしてアキラの元へ駆け寄る。


デストはムゲンの背後に回り【剛力】を発動しながら【バスタースロー】でムゲンを投げ飛ばし、距離を取る事で立て直しを図った。


シルヴィアは【フルメタル】で防御を底上げし、投げ飛ばされたムゲンへと追撃を仕掛ける、シルヴィアの蹴りがムゲンの胴体へと迫る。



ーーアァァァァァァ



何かを喋ったのだろうか、着地したムゲンは声にならない声を発し構えた、流麗な動きでシルヴィアの蹴りは受け流され、すれ違い様にニ閃の斬撃をくらってしまう。

【フルメタル】しているのにも関わらずシルヴィアの胴体に深い切り傷をつけ傷口から発火する。

すぐさま【リバース】を発動、傷の回復を図る。



◇ ◇ ◇ ◇



戦いを見守る人々はあまりのスケルトンの強さに絶句していた。



ーーあんなの勝てるのかよ……


ーーもうダメだぁ



絶望的な状況に泣き出す生徒もいた。


リノア、ルル、アイリス、イヴは只黙って戦いを見守る、アキラは皆の為にあんな強いスケルトンにも立ち向かってくれているのだ、何もしてない自分達が弱音を吐く訳にはいかなかった。



◇ ◇ ◇ ◇



立ち上がったアキラは勝てる道筋を考える、闇雲に突撃しても全滅するだけだ。



(……近づけば刀で切り伏せられる、魔法で距離を取りながら強力な一撃を与える方法を思いつかないと)



ムゲンは再度アキラに迫る、アキラは30本の【氷槍(アイシクルランス)】氷魔法を迫るムゲンに放つ。

ムゲンは時には回避し、また時には氷の槍を切り捨てる、勢いは止まらなかった。



「強すぎんだろ!!」


出鱈目な強さに声を荒げる。

デストはアキラに迫るムゲンへと走り出し、3連続の強力なパンチ【ラッシュブレイク】を発動させる。




ーーアァァァァァァ



急停止したムゲンは、刀を納刀した後腰を落とし柄に手を置く構えをした、アキラは瞬時にそのヤバさに気付く。



「やめろ行くな!!デスト!!」


刹那、ムゲンは2本の刀を同時に抜刀した、それは居合斬りだった。



ーーブシュッーー



抜刀と同時にアキラの声が聞こえ、すぐさまデストはガードをするが刀はガードを破り、デストの体は腕諸共切り裂かれた。

時間差で半径3メートル以内にあった草花や木がズレ落ちる。



「戻れ!!デスト!!」


致命傷を負ったデストはその場で動かなくなる、慌ててデストを異空の城へ戻す、どうやら撃破扱いではなく間に合った様だ。



(……ここでデストが抜けるのは相当ヤバイ)


絶望的な状況に冷や汗が額から滴る、だがここでは引くわけにはいかなかった、リノア、ルル、アイリス、イヴと目が合う。

4人は泣きそうな顔をしているが、懸命に涙を堪えていた。



「……終わらせてやる」


命を賭ける覚悟を決める。


体育館にいる負傷者全員の治療を終え、ライムがアキラの元へやって来た。

ルージュ、シルヴィアもアキラの横に並ぶ。


ムゲンとの暫しの睨み合いが続く、そして互いに敵へ向けて走り出す……。



初手、ライムは【増殖】を発動させ、ミニライム達は一斉にムゲンへと襲い掛かる、物量で押し切り目眩しの効果が期待できる。

迫り来るミニライム達をムゲンは2本の刀でことごとく切り捨てていく。


ルージュは【投げナイフ】アキラは【氷槍(アイシクルランス)】、【氷球(アイスボール)】、【氷散礫(アイシクルバレット)】をひたすら放ち続ける。

ムゲンはミニライム達を相手にしながら、それすらも対処してみせた。


ムゲンはライムの本体を見つけ刀を振るう、アキラは【氷壁(アイスウォール)】を発動させた。

ライムの前に氷の壁ができるが、壁ごとライムを両断する、すぐさまアキラはライムを異空の城へ戻す。


【ステルス】を発動させムゲンの元へ忍び寄っていたルージュは、【必殺必中】でムゲンの首を狙う、ムゲンは突然の奇襲に動きが一瞬止まった。


それに合わせてアキラはムゲンへと駆け出す。

ムゲンは左手の刀で【必殺必中】を受け止めると、右手の刀を逆手で持ちルージュの胴体を突き刺した、その瞬間ルージュも異空の城へ戻す。


アキラはアズールの宝剣をムゲンの首へと振るう。

それに合わせムゲンの右手の刀はアキラの胴体へと迫る、シルヴィアはアキラを庇うように捨て身で刀を止めた、シルヴィアも撃破前に異空の城へ戻す。



ーーアァァァァァァ



強力な一閃がアキラを襲う、ムゲンの左手の刀はアキラの右腕を切り飛ばした、着ているプレートアーマーごとまるで紙のように、アズールの宝剣を持ったまま腕は宙を舞う。

そのまま刃は顔へと迫る、アキラは顎を引く事で即死を免れるが右目を裂かれ失明する。



ーーいやぁぁぁぉぁ!!!!ーー



リノア、ルル、アイリス、イヴは泣きながら悲鳴を上げる。

愛する人の死など受け入れられるはずがない。



「ガァァァァァ!!」


アキラは激痛で意識を飛ばさない様舌を噛む、口から鮮血が滴るが最早そんな事は些細な事だ。


そして左手に氷魔法【氷剣(アイシクルブレイド)】を出す。

武器を持った右腕を切断した事で、ムゲンに一瞬の油断が生まれた、まさか新たな武器を作り出すとは思わなかったのだろう。


氷剣はムゲンの首へと迫る、そしてムゲンの首は切断され宙を舞った。

刀を落としムゲンは倒れる、そして骨の体は灰になって消えた。



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