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19.幕開け

鉄の翼竜(アイアン・ワイバーン)とアキラは22階層まで進んでいた。

黒の虎狼(ブラック・ファング)のおかげか、魔物との遭遇率は低かった。



「もうすぐ最終層だ、今頃エルビスがブルーブラッドパイソンを倒しててもおかしくない筈だ……」


ここまで何事もなく来れた安堵と一緒に悔しさが、ロベルトの心から湧いて来る。

あんな態度でも黒の虎狼(ブラック・ファング)の実力は自分達より上なのはわかっていた。


そんな葛藤を抱きながらも最終層へ向かう階段に辿り着いた。



「ここから最終層だ、一応警戒していくぞ!!」


バレル、マルス、リベイア、アキラは頷くと、各次ポーションの残量確認や武器の状態をチェックした。

最終層に着く、そこで目にした光景は皆を驚愕させた。



「なんだこれは……」


「いったい何がどうなっておる」


「え?死んでる……?」


「……そんな」



各々が同じ反応をする。

得体のしれない魔物が、カインを盾にしたエルビスに迫り、マーリンは頭を抱えながら震えていて、ローラとサイラは地面に伏したまま動かない。



(助けなければ……だが体が動かない……)



ロベルトは真っ先に動き出そうとするが、本能が行ったら死ぬと警告しているのか一歩が踏み出せなかった。

バレル、マルス、リベイアを見るが、青い顔をして同じ様に動かない。

各々が生物としての格の違いを感じていた。


誰もがもうダメかと思った時、背後から誰かが飛び出した。

それはアキラだった、アキラは魔物の元へ一目散に駆け出しそのまま飛び蹴りをくらわす。

魔物は吹き飛び壁に衝突し、土煙が舞い上がる。

ロベルト達は呆然とする。



「俺のダチを盾にしてんじゃねぇぇ!!」



アキラはエルビスに近づき顔面にグーパンする。

驚いた顔のエルビスの鼻からは、鼻血が滴っていた。



「カイン、下がってろ」


突然の乱入者に驚きながらも、カインは何も言わず退避する。



「ライム、ルージュ、デスト、行くぞ」


アキラの掛け声と共に3体の魔物が魔法陣から出現する。



「なんじゃ……あれは……」


長年生きてきたバレルが1番困惑している。

魔物を操るなど見た事も聞いた事もなかった。


魔物はゆっくり立ち上がりアキラを見据えた。

アキラは魔物を鑑定する。



個体名 シルヴィア


種族 メタルナー



筋力.317

魔力.336

知力.291

技力.301

防御.473

俊敏.391



スキル


・フルメタル


・リバース



(めっちゃ固ぇじゃねぇかコイツ)


防御の高さにアキラはうんざりする。


シルヴィアは他の魔物には目もくれずアキラ目掛けて走り出した。

続け様にさっきのお返しとばかりに飛び蹴りを繰り出した。


ーーウホッ


初手、剛力を発動したデストが、アキラの前に出てシルヴィアを受け止めた、だがシルヴィアはもう片方の足でデストの顔を蹴ろうとする。

デストは首を下げて、その攻撃を回避した、その後にシルヴィアを地面に叩きつける。



ーーーードガァンッ



大砲が着弾した様な音が響き渡った。

倒した所に間髪入れずパンチを喰らわそうとする、シルヴィアは右に転がり回避し、立ち上がり距離を取る。

シルヴィアの体はひび割れポロポロと鋼の破片が落ちていた。


暫しの睨み合いが続く。


アキラ達を脅威と見なしたのか、シルヴィアはリバースとフルメタルを発動させた。

シルヴィアの体はみるみる再生し、元の姿と変わりなくなり更に防御を上昇させる。


そして再びアキラ達の元へ走り出した、アキラはロングソードを出現させ構える。


こうしてシルヴィアとの激戦が幕を開けた。







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