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幕間.見守る者
「ふぅ、これでよしと」
少年は白く何も無い空間で下界を見ていた。
「どうやら、感動の再会を果たせた様だね」
少年はほっと一息つく。
「ちょっと肩入れしすぎでは?」
そう言いながら少年の隣に少女が現れた。
「そうかな?」
少年は苦笑いを浮かべる。
「存在しない神を演じてまでする事ですか?」
少女は呆れていた。
「他の人じゃあ望みが薄いからね」
「確かに現時点で1番まともですが……」
「だろ?彼にはここで折れて貰っては困るんだよ」
「はぁ……わかりました、これ以上は介入しないでください」
少女はそう言うと消えてしまった。
「わかってるよ、でも……きっと彼ならこの世界を終わらせる事ができる」
少年はどこか寂しげに微笑んだ。




