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10.オルームに会う

アキラはルージュとデストを連れ森を歩いている。

ホーンコング戦から3日が経った、デストがいるからか滅多に魔物が近寄って来ない。

ライムは後1日程で復活できる、早く労いたい。


ーーギャギャ?


ルージュが何かに気づき駆け出す。

その後をアキラ達は追いかける。

近づくに連れ音が聞こえてくる、どうやら剣と剣がぶつかり合ってる音だ。



◇ ◇ ◇ ◇



「このまま何事も起こらなければええんやが、ここら辺は盗賊が増えたっちゅう噂が多いみたいやし、難儀なもんや」


馬車の中でくつろぎながら愚痴を溢す。

猫人族(ケット・シー)のオルームは行商人だ、都市アルベルムへの商品輸送途中であった。



「ーー敵襲だぁ!!」



護衛の大声が窓の底から聞こえる。



「言ったそばからなんやねん!!」



オルームは慌てて窓を開けて顔を出し外を見る。

荷馬車が盗賊に囲まれている、荷馬車の護衛達との戦闘が始まっていた。



(まぁ、あの人数なら何とかなるやろ)



オルームは安堵し、馬車に戻ろうとした後、それを見てしまう。



「あかん!!挟み撃ちや!!前にもおるで!!」



前方から盗賊が迫って来る。

荷馬車は陽動だった、狙いは商会の幹部の自分自身と悟る。

オルームの護衛が交戦に出るが人数的に不利だった。



「あかん……このままじゃ詰むで……」



オルームは危機的状況に絶望する。



◇ ◇ ◇ ◇



アキラは人の気配が近づくに連れ笑みが溢れた。

人が開拓したであろう道に出ただけで、感激して小躍りしていた。


その場所にたどり着くと、人相が悪く明らかにThe盗賊って格好をしている男と、紋章が着いた軽鎧を着ている男女が抗戦していた。


「ルージュ、デスト、参戦するぞ!!紋章が付いてない奴らを狙え!!」


アキラ達は散開した。



「問答無用ぉぉぉ!!」



アキラは荷馬車の方に飛び出すと盗賊の1人に飛び蹴りをくらわせつつ、ロングソードを出し、周りの盗賊達もバッサバッサと切り倒していく。



ーーギャギャ


ーーウホッ



ルージュとデストは護衛の人数が少ない馬車に参戦した。

急な魔物の登場に、盗賊も護衛もフリーズした。

それに構わずルージュとデストは、盗賊達をボコボコにしていく。

ある者はナイフで切り裂かれ、またある者は枯葉の様に投げられ、阿鼻叫喚だった。



「いったい何が起こってるんや……」



外に出てオルームは状況把握に奔走する。



「これでラストぉぉ!!」


アキラは最後の1人を切り捨てる。

あっという間に盗賊達の制圧は終わってしまった、護衛達はポカンとしている。

ルージュとデストが近寄って来る、魔物が襲って来たと勘違いしたのか、護衛達は再び剣を構えた。


「お疲れ様、皆ビックリしてるから異空の城へ戻っててくれ」


そう言うとアキラはルージュとデストを異空の城へ還す。


その光景を見て1番の驚愕を見せる護衛達、ざわめきが起こっていた。



「あのー、ここを仕切っている人と話がしたいんですけど」



アキラは1番近くの護衛に声をかける。


「ここで1番偉い立場なのはワイやで」


あっさり盗賊達を鎮圧した実力者は、どんな奴だと期待しながらオルームは手を挙げ名乗り出た。

















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