9話 ドネヴァン奴隷商
さぁ、女の子も少しずつ増えて行くぜぃ!
取り敢えず、今日やる事の1つ目が終わった。後2つあるので、早速次に行こうと思う。
次にやって来たのは、奴隷商の大手チェーン。ドネヴァン奴隷商。
いやー、如何にもな感じがプンプンするね。
建物も大きいし、雰囲気も暗いし、門番的なの扉の前に2人もいるし。ちゃんとゴッツイガタイしとるし。
今回はタダで奴隷くれるんじゃないですかね?何と無くやけども、最初でギルティ決まるかも知らんわ。
トーマスおじさまの店同様、先ずは正面から堂々と歩み寄る。が、門番に止められる。
「おい、ガキがこんな所に何のようだ?」
「ここはお前の様なガキの来る所じゃねぇよ!」
「入りたきゃかーちゃんでも縛ってこいよ。お前ごと一緒に縛っていれてやっからよ!」
「ハッハッハッ!そりゃ傑作!」
「おい、ガキ、分かったら早くかーちゃん縛ってこいよ」
はい、ギルティ。
ね、ほら。めっちゃいいキャラしとるやん!
俺ね、こいゆう奴嫌いになれんのよね〜。
だってボコって、金取って、いい気分だよ??
これが、めちゃめちゃ可愛いくて、しかも性格良い人から奪ったらさ、ダメじゃん。
いや別にいいけどさ、ダメじゃん。
俺はいいけど、みんなダメって言うじゃん!
「奴隷買いたいんだけどな〜。お金ないんだよね〜。ねぇねぇ、おじさん達さお金くれないかな??」
「あん?まぁ、金がねぇと奴隷は買えねぇからな。仕方ねぇな、ほらよ持ってけ」
「さっき貰った給料だ!この仕事は割と貰えんだよ、いい奴隷買ってこいよ!ガキ!」
「そっかそっか、じゃあさ!お金くれたお礼にさ、おじさん達に街の外壁周りを500週する義務をあげるよ!さ、さ早く行かないと無くなっちゃうから急いで、急いで!」
「おう!マジかよ!やるじゃねぇかガキ!」
「こりゃラッキーだぜ!じゃあな!ガキ!」
おじさん達は楽しそうに駆けて行った。
「クフフフ、ァハハハ!なんであれ貰って喜んでんだよっ!ハハッ!ヤバイわ、笑いが止まらんわ!死ぬのが早いか門番に捕まるのが早いかだな、死んでもいいけど、捕まっても面白いなぁ」
悪代官はいよいよヤバイスキルっぽいな。
有り金全部と外周500の交換が可能になるだもんな。
よし、まぁオープニングからそこそこ楽しめたな。ドネヴァン奴隷商。中々に見所のありそうな商会だな。
次はどんなのがいるのかな??まぁ、どんなでもあんな輩を雇ってる時点で既にギルティ。
扉を開けると正面と左右に3つカウンターがあった。それぞれのカウンターには受付?かな?
同じ格好のハゲが1人ずついる。
取り敢えず正面。
「奴隷を見にきたんだが」
「テメェみたいなガキが奴隷を見る必要は無いでやんす。あんまし大人を揶揄うもんじゃねぇでやんすよ。糞ガキ。」
芸がないな〜、外周組にぶち込むぞ。
「あー、もういいから。そのパターンはさっきやったから!!2回も同じ事やっても面白くないの!分かる!?」
「は?テメェさっきから何言ってるでやんす?」
「もういいもういい。はい、これなーんだ?」
出したのは白金貨。
「んなっ!?なんでテメェ見たいなガキが白金貨なんて持ってるでやんす!?」
「正解!でもさ、何で持ってるかはさ、どうでも良くない?問題は俺に媚び売ってれば、この白金貨。この店に落とすかも知れないって事だと思う訳ですよ!分かる?分かるよね??これ分かんないなら違う店行くわ、んでそこで落とすわ!」
「いぇいぇいぇ!そんな滅相もないでやんす!勿論、充分に理解してますとも!良く見ればお召し物もかなりの物じゃないでやんすか!」
はい、金見て態度変わる〜。こりゃ世の中金だと勘違いしますわ。大事なのはそこじゃないんだけどな〜。勿論、お金も大事だけどね。
「そうかそうか、分かってくれたなら、まぁ良しとしようかね。それで奴隷を見たいんだが、良いの揃ってんの?男紹介したらお前の息子取るからね」
「えぇ、勿論!ご満足間違い無しのモノを揃えてるでやんす!お客様もお目が高い、扉入って左が男の安物受付、右が女の安物受付。そしてここ、正面が高級奴隷の受付でやんすよ!」
「へぇ、いいから早くしてくんないかな?」
「、、こんの糞ガキぐぁ、、
へい、申し訳ないでやんす!直ぐにでもこちらへ!」
「小さい声で言ってるのもミジンコサイズの殺気も気付いてるからね。次はないから慎重に行動してね」
耳元で囁く。
ゴクリ。
唾を飲み込む音がもろに聴こえてくる。
「肝に命じておくでやんす。。」
高級奴隷として紹介されたのは7名のみ。最高の質でありながら〜、、、的な事をつらつら言っていたので速攻で黙らせて、全員のステータスを確認。更に容姿の好みなんかも含め、点数をつけた所、そんなに評価は高くない。
そもそも、俺の配点が一番高いのは容姿。ステータスはあっても無くてもいいんよ。守ればいいし。100点満点中、95点が容姿、性格4点、ステータス1点。
かわいいは正義!!
んで、今回の7名、一番高いのが64点。配点は容姿が64点。性格0点、ステータス0点。
見た目は別に悪くないよ。性格はこの面接の少ない時間でどれだけ好感を持てるか。ステータスは言わずもがな低い。面白いスキルとかあれば買ってもいいんだが、今回はまぁドネヴァン奴隷商は面白い事は分かったな。その情報を買いに来たと思えばいいだろう。
一応最高点の女のステータスはこんな感じ。
ステータス
名前:セルシナ 年齢:16
レベル13
生命力190/190
魔力250/250
身体能力:F
魔法力:D
スキル
《水魔法》
魔法職だな、このレベルだと完全に旅の足手纏いだし、一緒に居たいと思うほど可愛いくもない。ただ、旅には連れて行かないが、屋敷で双子の護衛としてある程度の人物は置いておくつもりだったので、買う事は決めている。
他には何人いても変わらなそうな感じだったので必要ないと判断した。
しかしこのレベルで高級奴隷を語るとは、トーマスおじさまの所の評価を上げるべきか、ドネヴァン奴隷商を底辺と見るべきか。
どっちもだろうな。
「どうでやんすか、旦那、ウチの高級奴隷達は」
「取り敢えず1人だけ貰うよ、右から2番目の娘」
「流石は旦那でやんす!アレの名前はセルシナ。この中でも一番値が張るんでやんすよ!旦那の観察眼に免じて、通常なら金貨80枚の所、金貨75枚でどうでやんすか?」
コイツ、頭いってんじゃねぇの??どんなぼったくりだよ。双子の方がどう見ても質がいいのに、セルシナの方が高いとは。
「お前、それ本気で言ってんの?」
「勿論でやすんよ!」
嘘はついてないな。
て事はドネヴァン奴隷商ではこの値段を普通に設定してるらしい。益々だな。会長さんとお話しをして見たいな。
「そうか、じゃあ金貨75枚でいいだろう」
「ありがとうございやす!」
「あぁ、じゃあ今すぐに金貨75枚用意しろ。あと奴隷契約の魔法はしなくていいぞ」
「へい、了解でやんす!暫しお待ちを。おい、NO.6準備するでやんす!」
「はい」
待つ事20分。セルシナに金貨75枚の入った皮袋を持たせ、店番の奴が戻ってきた。
「旦那、お待たせしたでやんす、希望の奴隷と金貨75枚でやんす」
「遅いじゃないか、次はもっと早く仕事しろよ」
「えぇ、勿論でやんす!またお待ちしてるでやんす!」
何事もなく、奴隷を買えたな。金貨75枚のオマケ付きだが。笑
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ドネヴァン奴隷商店番。
いや〜今日は高級奴隷が売れたでやんすね、これでオイラの給金も期待できるでやんす!
それにしてもあのガキはいい金ヅルになりそうでやんすね、まさか値切りも無しに即決するなんて、貴族でもそうそうないでやんすよ
まさか、金貨75枚も受け取ってくれるなんて・・?
金貨75枚、何処に行ったでやんすか??
オイラはあのガキに奴隷を売って、金貨75枚を渡したでやんす。
そうか、オイラが渡したんだから手元に無いのは当然でやんすね。何かおかしいような気はしないでもないでやんすが、高級奴隷が売れたから、いいでやんすね!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ドネヴァン奴隷商門番の2人。
「なぁ相棒、今日のあのガキは最高だったな!」
「ったりめぇよ!給金袋を失ったのはデケェが外壁周りを500周も出来るなら安いってもんよ!」
「ハハッ!ちげぇねぇな!」
外周2周目。
因みに、この街の規模は直径3Kmの円形。つまり、街の円周は約10Km。500周するという事は5000Km走る事になる。
日本とシンガポールくらいの距離。
「今日はいい天気だな!相棒!」
「そうだな!最高の外周日和だぜ!」
外周3周目。
「なぁ、相棒、少し腹減って来たな、」
「そうだな、でも走らなきゃならんからな」
外周5周目。
「ハァハァハァ」
「ハァハァハァ」
外周8周目。
「ハァハァカヒュッゲホッゲホッハァハァ」
「ハァハァハァハァハァハァハァ」
外周10周目。
「・・・」
「・・・」
外周11周目。
バタン。
バタン。
・・・。
ここで問題です。
この作品のメインヒロインは誰でしょう?
1、ギルド受付嬢のネリー
2、エミリ、ミリアの双子奴隷
3、セルシナ
4、未登場
答えは次話、前書きにて。




