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ワールズダスト ~現世に現れし黒き森~  作者: Hekuto
適応と摘出

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第三百十七話 脈動する危険物

 修正等完了しましたので投稿させてもらいます。楽しんで頂けたら幸いです。



『脈動する危険物』



 ここはとある与党の控える小さな会議室、昨日異世界で巨大なブラックホールが人の手で生み出され、星一つ破壊しかねない威力の爆発を発生させたなど知らない二人の男性は、困った表情で向かい合っている。


「色よい返事は返って来るだろうか」


「さぁなぁ? 夕陽の奴はあんま気にしなさそうだが、なぁ?」

 日本国総理大臣の阿賀野が何事か問いかけ見詰める先では、一人掛けのソファーに背を預ける石木がため息交じりに声を吐き出して首を傾げていた。どうやら二人はまたユウヒに何か依頼するつもりのようで、しかし彼らの予想では彼が色よい返事を返してくれる確率はそう高くない様だ。


「赤と黒のお二人が問題ですか」

 だが最も大きい障害はユウヒ自身ではなく、その両親である赤狐と黒鬼と言う傭兵の二人のようである。どうやら彼らの思惑はユウヒ自身より、両親にとってあまり好感が持てる依頼では無いようだ。


「それに協力者は未だに顔を見てないからな、色々見られたくない理由があるんだろ」


「育兎さんは比較的協力的であると聞いてますが?」

 またユウヒだけではなく、未だに名前も明かしていない協力者である兎夏にも関係する事のようで、阿賀野は石木が候補に挙げているらしい正体を隠し続けている彼女よりも、積極的に表に出ている育兎に頼んだ方が早いのではないかと首を傾げる。


「ありゃ相当癖がある老連な兵士の目だぞ? ニコニコしながらサクッと首切ってくるタイプの」


「そうですか、私は直接お会いしてませんが……それほど」

 聞いた話や見た目だけなら育兎は非常に友好的な人物なのだが、実際に会えばそこに感じる違和感は拭えず、ましてや多様な経験を積んできた人間から見ればまったく安心できる要素の見当たらない人物だ。まだ直接会った事のない阿賀野は少し考え込むような仕草を見せると、石木の顔を見て了解した様に頷く。


「危なくて合わせらんねぇよ、自分の立場考えろ」


「はぁ、邪魔な肩書ですね」

 総理大臣と言う肩書が付く彼は、不用意に人と会う事を控えざるを得ず、ユウヒと会うのですら危険視されて色々と制限が科せられており、非常に好奇心が強い質である阿賀野は不服そうな溜息漏らしている。


「他所で言うなよそれ? またメディアに叩かれんぞ」


「何もしなくても叩かれますからね、なんで専門家を秘匿すると戦争準備何でしょうか?」

 どうやらこの阿賀野と言う男は自ら総理になりたくてなったわけでは無いらしく、その邪魔な肩書に辟易している様で、つい最近メディアから叩かれ、SNSなどのニュースから軽く炎上してしまった事に触れた。どうやら専門家と言う存在の特異性を隠せなくなってきたメディアは、自らの保身のためにもユウヒを戦争の火種に仕立て上げたい様だ。


「知らねぇよ、まぁ最大戦力と言っても過言じゃないから、説得出来ればもう完了だろうがな」


「難しいですかねぇ」

 だが、彼らが知る実力だけでも国家戦力に匹敵するユウヒを説得できれば、戦争準備完了と言っても過言ではなく、もし本当の実力をもってすれば、ごくわずかな人間が言う様に世界征服も可能かもしれない。


「あとは神に祈るだけだな」


「なるほど、会談の席を設けると言う事ですか」

 そんなユウヒを戦争の道具に仕立て上げることなど事実上不可能であり、神にでも祈るんだなと投げやりに話す石木に、阿賀野は目を輝かせると会談の準備と口にする。


「ちげぇよ! リアル神様に会いに行こうとするな!」


「日本政府の代表としては挨拶をですね?」

 どうやら阿賀野はリアルな神様に会おうと思い立ったらしく、彼と石木のやり取りを見る限り、ユウヒの説得と言った意味ではなく単純に個人の欲望の様だ。





 神話などに深い興味のある総理大臣が、防衛大臣に対して早口でまくし立てる様に会談の重要性について説明している頃、政府からの要望を受けた兎夏は育兎とユウヒにその事を説明していた。


「なるほどそんな話が」


「おじいちゃんはどう思う?」


「是非拒否したいね! 僕は良いけど二人の顔バレはノーセンキューだよ」

 兎夏から聞かされた話に頷くユウヒの隣では育兎が大きな声で拒絶する。ユウヒと育兎が居るのは中央ドーム前に置かれた大きなコンテナの中で、外側のぼろさと打って変わって中は非常に明るく綺麗なワンルームとなっており、エアコンや通信機器など必要な機材が一通りそろっているようだ。


「俺は別に構わんが、ただうちの親の手が血に染まりそうだな」


「こわ!?」

 中央ドーム攻略中に寝泊まりする部屋で彼らが聞かされた政府からの要望とは、阿賀野が追及された専門家の隠匿についてであり、どうやら政府広報などによる一般への露出を求められたようだ。その事について憤慨する育兎であるが、もっと怒りそうなのは天野家の親二人である。ユウヒの意思を無視した日には血を見るのは明らかであり、ユウヒが了承してもただでは済まないだろう。


「冗談じゃないところが怖いわね……私もあまり顔は出したくないなぁ大した顔じゃないし」

 普通なら冗談のような話であるが、ユウヒに限っては冗談になっていない言葉を前に、PCモニターの大画面に映る兎夏は苦笑いを浮かべると、少し恥ずかしそうに呟く。


「かわいいのに」


「にゃ!!!?」


「駄目! 貰うなら先ずは結納からだよ! そう言うの大事だよユウヒ!」

 その恥ずかしがる姿に目を向けるユウヒは、特に他意なく純粋に感じたままを口にして首を傾げ、その真っすぐな言葉に兎夏は顔を赤くし変な声を上げる。しかし彼女の熱くなった顔は、テーブルを叩き立ち上がった育兎のセリフによってあっと言う間に冷めてしまう。


「なんのはなしだよ」


「……おじいちゃん後で説教だから」


「あれぇ!?」

 状況を全く理解してないユウヒは、いきなり訳の分からないことを言い出す育兎を見上げ首を傾げると、顔から感情が消えて目のハイライトが消し飛んだ兎夏の声に振り向くと、彼女が睨む先で驚きの声を上げる育兎との間で視線を泳がせ不思議そうな表情を浮かべるのであった。


 それからしばらく孫と祖父の間でユウヒには理解出来ない会話のキャッチボールが行われる。目の前の光景に理解が及ばず不思議そうな表情を浮かべるユウヒは、蚊帳の外に居るような面持ちで窓の外に目を向けると、そこに映る自分の顔を見て何か考え始めた。


「あ、あれだ。Vの者なればいんだよ。あれならまぁ実在するって事になるんじゃないか? 動いて話してるわけだし、性能良いやつは人の動きを結構トレースしてくれるんだろ?」


「あぁあれ、最近増えたわよね。見てるの?」

 Vの者、動画配信サイトMy Tubeを発祥とする文化の一つで、2Dや3Dのアバターを通して動画配信を行う者達の事を指す言葉である。体を張った配信が多い一般的な配信者と違い、ヴァーチャルでしか出来ない事やゲームや歌の配信などがメインコンテンツであるVの者達は、最近の技術発展に伴ってその数を増やしていた。


「クロモリの実況関係の人は見てたかな」


「そうなんだ……ふーん?」

 そんなVの者をユウヒが知ったきっかけは、当然と言っても良いのか彼がどっぷりと嵌っていたクロモリオンラインのゲーム配信を見たのが始まりで、自分と同じ様に楽しそうにゲーム配信をする姿に共感を覚えていたユウヒの言葉を聞いた兎夏は、不機嫌にも見える微妙な表情を浮かべる。


「どした?」


「いいえ?」

 ユウヒの言葉の何が彼女の機嫌を変えたのか、それともまた別の要因なのか不思議そうに兎夏を見詰めるユウヒ。そんな彼の隣で二人のやり取りを見ていた育兎は、目を細めると何事か問うために口をゆっくり開く。


「ねぇ」


「ん?」


「なに?」

 短い言葉で声を掛けた育兎は、同時に振り返る友人と孫に対して真剣な表情を浮かべると、少し驚いた表情を浮かべる兎夏から視線を逸らし、不思議そうなユウヒに目を向ける。


「Vの者って何?」


「「え!?」」


 そして首を大きくかわいらしく傾げると、Vの者と言う言葉の意味について問いかけた。ネットの世界に入り浸る育兎なら知っていて当然と思っていた兎夏は驚きの声を上げ、ユウヒもまた名前くらいは聞いたことがあるであろうと、何かと自分より色々な知識を蓄えていると思っていた彼からの質問に驚きの声を洩らす。


「え! そんな驚くレベルなの!?」

 一方、二人から驚愕の表情を向けられた育兎は、自分が思っている以上に一般教養の範囲だったのかと感じて、羞恥の混じった驚きの表情で声を上げるのであった。





 それから数時間後、兎夏との情報交換タイムを終えて中央ドーム攻略を再開した二人は、滑走路の傍らに建て直されたテントの中で一緒に作業を行っている。


「第三十一次攻撃完了、次三十二次攻撃部隊移動開始」

 遮るものがほとんどなく風通しの良いテントの中では、パイプ椅子に座ったユウヒが大きなモニターに映る映像を確認しながらキーボードを人差し指でゆっくり押しており、彼が呟きながらキーボードを押す度にモニターの端に表示された工程表にチェックが入っていく。


「なるほど、こんな文化があるんだね」


「知らなかったのか?」

 背中を丸めながら、映像の中で拡大するドームから逃げる無人戦闘機を見詰めるユウヒは、背後から聞こえてきた育兎の声に顔を振り向かせる。彼の背後では、足を抱え込むような姿勢でパイプ椅子に座る育兎が、携帯端末に映し出されるVの者の資料を読み込み感慨深げな声を洩らしていた。


「うん、こっちのヴァーチャル文化は履修してなかったからね」

 ユウヒの声に対して視線を端末から動かさずに返事を返す育兎は、様々な情報を収集してきてはいたが、この世界のヴァーチャル文化に関しては触れてこなかったようである。それでも多少は知識として入ってきそうなものであるが、彼の目にはまったく映っていなかったようだ。


「そっちにはないのか? あ、攻撃命中と拡大確認」

 感心した様子で話す育兎に不思議そうな表情を浮かべるユウヒは、第三十二次攻撃隊が放ったレーザーの命中光が飛び散るのを確認してキーボードをつつく。


「順調だね。一応あるけど何というか駆け足だったから、一応ヴァーチャルボディの事は普通にアバターって言うんだけど、だ……出た当初からもうこっちのフルトラッキング技術超えてたし、個人運用も普通に出来てたからなんて言うの? 二次元とか配信じゃなくて仮想空間で自由に動けるみたいなスタートだったかな」

 順調に攻撃が進んでいる事に端末から顔を上げて笑みを浮かべた育兎は、ユウヒの問いに対して答える。


 どうやら育兎の世界でもヴァーチャル技術の進化と共に似たような文化は生まれたようだが、その技術革新はすさまじく早く、開発の段階で相当な進化を遂げた技術は2Dや3Dのアバターを生み出すだけにとどまらずあっと言う間に仮想現実を再現してしまい、商業ベースに乗った段階でほとんどのユーザーが活動拠点を仮想現実内から始める事となっていた。


「飛ばしすぎだろ」


「配信の代わりがアナザーワールドって言う仮想空間でやってたライブとか集会なんだろうね」

 それ故にユウヒの住む世界のようなヴァーチャル文化を生み出さず、仮想現実内で行われる体感型のアイドルライブやヴァーチャルアイドルとのふれ合いなどがメインコンテンツとして定着したようだ。個人の発想を置き去りにするかのような技術の発展速度には、ユウヒも呆れた様な声を洩らしてしまう。


「似てるようで全然違うんだな。第三十二次攻撃完了、拡大も確認次は……ん?」


「どうかした?」

 兎夏と話していても特に違和感を感じなかったユウヒであるが、詳しく話を聞けば聞くほど同じような地球の日本と言う中にも大きな違いが見えて来て興味を惹かれるのであった。別の世界の地球に思いを馳せながらもしっかり仕事は進めるユウヒ、しかし32回目の攻撃完了のチェックを入れたユウヒはこれまでと違う変化に目を顰め、モニターに小さく映し出されるミミックドームを覗き込む様に確認する。


「これを見てくれ、どう思う?」


「すごくビクンビクンしてます」

 妙な声が聞こえたことで携帯端末から顔を上げた育兎は、男の娘V特集が表示された端末を置くとユウヒの背中に手を載せて彼が操作するモニターを覗き込む。マウスを使ってミミックドームの部分を拡大していくユウヒの問いかけに、育兎は神妙な表情で呟く。


「攻撃していいと思う?」


「……やってみよう。攻撃開始」

 今までミミックドームは攻撃を受けると急拡大して霧散、中からは代わり映えのしない黒く四角いサーバーラックの様な箱が姿を現していたのだが、彼らが見詰める映像の向こうには今現在赤黒く脈動する四角い肉の塊が鎮座しており、その生々しい雰囲気に唾を飲みこむ育兎はユウヒの提案を了承すると自らの指でキーボートを押して準備が整っていた戦闘機に攻撃支持を与える。


「「…………あ」」


 今までなら何の抵抗も受けずに光学兵器で攻撃を実行していた戦闘機は、急に複雑な機動を行ったかと思うと空気を切り裂く閃光によって機体を斜めに両断されてしまう。


「初めての反撃だな」


「今までも拡張して反撃されてたみたいなものだけど、これはかなり収束された光学兵器かな」

 遅れて爆散した機体からの映像が途切れ、別の場所から撮影していた映像にはその後も執拗に閃光の攻撃を受けてバラバラにされる戦闘機の姿が映っており、その衝撃映像にユウヒは真剣な目でミミックドームに目を向け、彼が拡大するミミックドームを見た育兎は苦々しげな表情を浮かべた。


「気持ち悪いなぁ」


「うわ、太い触手まで……これなんてエロゲ?」


「なら被害者役はブラザーだな」


「なんでさ!?」

 今まで箱であったミミックドームはあっと言う間にその姿を肥大化させ、今では大小さまざまな触手が蜷局を巻いた様な姿に変質しており、粘液でテカった体からは目玉が生え始め、その姿に流石の育兎も引き攣った表情でツッコミを入れる一方で、ユウヒはまだ余裕がありそうだ。


「それはそれとしてどうする?」


「釈然としな……やぁブラザー? その光ってるのはなんだい?」

 突然はしごを外されたような気分になり大きな声を上げる育兎であるが、事態は急を要する可能性は非常に高く、話の進路変更に釈然としないながらも対策を考え始めるが、その表情はあるものを見てすぐに引き攣る。


「おん? ……あー出番かな?」


「出番なのかな?」

 彼が見てしまったのは、ユウヒが腰に巻いているウェストバッグから漏れ出る金色の光。まるでソーシャルゲームのレアガチャ演出の様に脈動する金色の光に怯える育兎は、ユウヒの気軽い声とは対照的に震える声と共に後退りしはじめる。


「なんかこう、振動はしてないけど脈打ってるみたいな光だな」


「めっちゃ主張激しいじゃん」

 管理神とそれらが使用する道具にいい思い出の無い育兎は、ユウヒがバッグから取り出した封印具の輝きから身を隠す様に機材裏へと隠れ、顔だけ出してユウヒの手の中の光を睨む。そこでは黒い球体に巻き付く金色の帯の様な光がぐるぐるを廻り始めており、光は心臓の脈動の様に揺れ輝いている。


「準備するかぁ」

 明らかに今までの状態と違って、使用できますとでも言いたげに主張する管理神の道具を見詰めたユウヒは、めんどくさそうにため息を漏らすと気だるげな表情で立ち上がり背中を伸ばす。


「そうだね、あ! とりあえずVの者で行けるか聞いておくね」


「やけに乗り気だな」

 バキバキと言う乾いた音を鳴らすユウヒの背中に苦笑を洩らした育兎は、諦めた様に機材の影から出てくると準備のために携帯端末を手に取る。その際目に入った男の娘V特集で思い出したかのように笑みを浮かべると、今後の方針を決めたのか楽しそうに話しだす。


「ぼく、昔はよくアバターで遊んでたんだよね」


「なるほど?」


「ずっと遊ぶ側で主催側とか体験が無くて、面白そうだよね!」


「好奇心が勝つのな、まぁいいけど」

 どうやら育兎はVtuberと言う文化に興味をひかれたらしく、条件付きで政府の依頼を受ける気になった様だ。これには様々な調整が必要となりそうであるが、一度彼が決めたら止まることは無いであろう。そんな育兎に苦笑を浮かべるユウヒも、特に何か考えがあるわけでもなく、また自身としてはどうでもいいとすら思っている依頼であるが為に、特別これといって止める気は無さそうだ。


「それじゃ移動手段の用意と兎夏ちゃんに連絡しておくねぇ!」

 ユウヒの制止が無い事を確認した育兎は、一層嬉しそうな笑みを浮かべると少し跳ねる様に体を揺らし話すと、テントの外へと駆け出して行くのであった。


「……さて、俺はどうしようかな? とりあえずブラックホール使ってから感じてる違和感でも調べつつ補充用の魔力を用意しておくか」

 ミミックドームで異変が観測されたからと言って即座に動けるわけでもなく、危険な場所に突入することが決定したならば入念な準備が必要となる。どのくらい時間が必要かわからないものの、それほど長くは掛からないだろうと判断したユウヒは、出来るだけの準備をやっておこうと、金色の光を放つ球体をバッグの中に捻じ込みながら自分のテントに足を向けて歩き出すのであった。



 いかがでしたでしょうか?


 意外な展開に育兎が嬉々としてV特集を読み込む中、中央ドーム攻略は確かに進み続けている。果たしてその先には何が待ち受けているのか、次回も楽しみにして貰えたら幸いです。


 読了ブクマ評価感想に感謝しつつ今日もこの辺で、また会いましょうさようならー

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