第二百二十話 これから
修正等完了しましたので投稿させてもらいます。楽しんで頂けたら幸いです。
『これから』
時刻は昼も過ぎ、ちょっとした軽食をごちそうになりながら兎夏の世界について家族を中心に聞いたユウヒは、自分の知らぬところで大きな影響を与えているなど知らずに、食後の緑茶を飲んでいる。
「そう言えばドームが異世界の欠片って事は解ったけど、それって今は保護されてない状態って事だよな? もしかして・・・」
「そうね、その行き着く先があの巨大ドームってわけね」
ゆったりとした時間を過ごすユウヒは、渋めのお茶をテーブルに置くと、目の前で冷たい麦茶を飲む兎夏に声をかけた。ドームの現状について聞いた際に気になっていたようで、ユウヒの探るような言葉にその真意を察した兎夏は、彼の考えが正しいと話す。
「・・・なら他のドームはどうなる? 安定化させた世界も何れ?」
「それがちょっとややこしくて、現状あの巨大ドームは予想だけどこの世界を中心に衛星みたいになってるはず、現在出現したままのドームはこっちの世界の保護を受けて張り付いている状態だけど、何もしなければ何れは時間と共に巨大ドーム化すると思うわ」
現在彼女が手に入れられる情報を元に考えられる巨大ドームの状態は、完全に世界の外側に弾き出され、衛星の様に近くに存在する小さな世界となっていると言う。さらにユウヒの世界に張り付き、そのおかげで安定している異世界も何れは巨大化すると言う。
「時間か・・・それじゃ安定化させた世界はどういう状態なんだ?」
「・・・」
気になっていた事を捕捉してもらい納得したユウヒは、若干の不安を覚えながらも、彼女の言葉からその時間はまだまだ先なのだろうと察すると、もう一つ気になっていたことについて問いかける。それは世界で唯一安定化に成功している名もなき世界、その世界は現状どうなっているのか、知り合いの増えた世界故に心配になる気持ちも強いユウヒは、聞いた瞬間視線を逸らす兎夏に小首を傾げた。
「ん・・・?」
無言で顔を背ける兎夏が一向に口を開かないことに目を細めたユウヒは、小さく声を洩らして笑みを深めるが、その笑みはどこかの狐によく似て、笑っている様で笑っていない様に感じる不思議な笑みである。
「・・・・・・」
「正直に話してみ?」
ユウヒの声にびくりと震えた兎夏は、じっと見つめてくるユウヒにそっと目を向けると、その視線に目を潤ませる。決して敵対者に向けるような視線でも無ければ赤い狐の様に射殺すようなものではない。しかし、悪い事をした子供を微笑ましく諫めるようなユウヒの視線に震える兎夏は、優しい声で促されると僅かに悩む様に視線を彷徨わせると、しばらくして諦めた様に向き直る。
「同化した」
「どうか?」
そして短く告げられたのは、同化したと言う短い言葉。意味がすぐに解らなかったユウヒのオウム返しに頭を掻く兎夏の表情を見るに、あまり触れてほしくない話であったようだ。
「この世界の一部になったの」
「・・・んー?」
ユウヒの様子を伺いながら少しずつ話す兎夏であるが、その意味がどういうものか悩むユウヒは、思わず小首を傾げながら声を洩らす。
「夕陽君は、この世界の神話に異世界の話がある事を知ってるかしら?」
ユウヒにも解る様に話すため少し考えた兎夏は、神話について触れる。
「神様の国とか妖精の国とか? 聞いたことはあるけど」
かつて中二病を患い暗黒面に漬かっていたユウヒとしては、神話と言えばある程度必修とも言える領域であり、パッと思い浮かべただけでも日本の神様が住む世界や天国に地獄、知らずに足を踏み入れてしまい辿りつく妖精の国など様々出てくるユウヒは、兎夏に向かって頷いて見せた。
「私の世界と同じだと、そういった異世界は実際に存在するの」
「ほう」
頷くユウヒの目は明らかに興味深そうに輝いており、遠回しに兎夏の世界には存在すると言う神の世界が、こちらでも実在する可能性があると言う言葉に、彼は興味深そうに目を細め興奮した様に鼻息を洩らす。
「ただ、異世界と言っても厳密には同じ世界で、高次エネルギーの壁の向こうに存在するのよ。今回安定化させた世界は、そういった壁の向こうの世界の一つになっているの」
神話の世界に存在する異世界の中には完全な別世界と言う可能性もあるが、彼女が知る限り大半が同じ水風船の中に存在し、高次エネルギー遮られて行き来が容易ではないだけで同じ世界の中にあると言う。
「高次・・・魔力もそうだよな」
「間違ってないわ。他にも色々あるんだけど、人に一番近しい高次エネルギーは魔力ね」
魔力と言うエネルギーが研究される兎夏の世界では、それ以外にも高次エネルギーと呼ばれるカテゴリーにいくつか種類が発見されているらしく、世界に間仕切りしているものは魔力だけでは無い様だ。その中でも魔力と言うものは人にとって扱いやすいエネルギーでだと言う。
「・・・しかし、そんな事になって何か悪影響無いのか?」
魔力の向こうにさらなる探求心が湧くユウヒであるが、その思考を元に戻すと、安定化させた異世界の同化による悪影響はないのか、少し不安そうに問いかけ、
「・・・・・・」
またも兎夏は黙り込む。どうやら何かありそうな雰囲気で、またもユウヒの目は細くなる。
「あるの?」
「解らない・・・流石に想像の外すぎて、でも何かしらの影響は・・・あると思う」
どうやら答えないのは純粋に想像が出来ないからであるらしく、目を細めるユウヒに申し訳なさそうな顔を向ける兎夏は、居心地悪そうに両膝を合わせるとその上に手を置き上目遣いでユウヒに目を向け、小さくなる声で呟く。
「・・・ふむ、ならそこに関しては管理神に聞いた方がよさそうだな」
もじもじと膝をこすり合わせる兎夏を見る限り、聞かれなければ隠しておくつもりであったことは火を見るより明らかであり、その視線に頭を掻いたユウヒはカーテンの隙間から見える日の光に目を向け、しばらく声を聞いていないアミールの顔を思い出す。
「おじいちゃんならもっと詳しく解るんだろうけど」
「解らないものはしょうがないだろ? 一応聞いとくが、今のドームが巨大化したりするまではまだ猶予あるんだよな?」
自分の力不足に小さな肩を落とす兎夏に、ユウヒは肩を竦め笑いかけると、現存するドームについて問いかける。何となく予想は出来ているが念のために問いかけるユウヒに、兎夏は顔を上げて頷く。
「この世界のリソースが各ドームを保護してるみたいだから、今のままならすぐに巨大化したり崩壊することはないわ。衛星になった世界も、ゆっくり綻んで行くと思うけど安定した世界の近くにある間はその崩壊も緩やかになるから、大分猶予が生まれたと思う。ありがとね」
「お互いな」
どうやら地球を含むユウヒ達の世界には、ほかの不安定な世界を許容するだけの余裕があるようで、現在のドームの状態はそういった影響による姿であり、何もしなければ何れすべてのドームが巨大ドームと同じ運命になるとは言え、現状すぐに崩壊することは無い様だ。
それもこれも全てはユウヒが傷だらけになりながら奮戦した結果であり、兎夏にお礼を言われたユウヒは、彼女の労う様な笑みに同じような笑みを浮かべ労い合う。
「元々補完装置を使った保護を行う前は、管理神が同じような方法で崩壊しそうな世界の欠片を維持させていたみたい」
「崩壊か・・・地球に何か悪影響有るの?」
互いに労い合う姿に恥ずかしくなった兎夏は、紅茶を一口飲むと視線と話を逸らす。今の様な欠片世界の状況は、管理神も維持管理のためにとった手段であるらしく、それ故に安心して状況を見る事が出来ている兎夏に対して、ユウヒはまだ不安が残っている様だ。
「不安定な世界の欠片が傍にあると、世界の周辺が不安定になるからあまり良いことはないと思うけど、私たちにとってはそんなに影響はないかな?」
実際に衛星の様になった欠片世界は、主人となる世界の周辺に様々な影響を与える。しかしそれはユウヒ達の住む世界の内側に対してはそれほど影響しない様で、寧ろこれで困るのは管理する神々の方にあるようだ。
「そか・・・まぁとりあえずは安定化させていくしかないか」
「そうね」
兎夏の説明に、知り合いの管理神の顔が浮かんだユウヒは、若干申し訳ない気分になりながらも、自分が手を出せる範囲を超えた世界の事を気にしてもしょうがないと苦笑いを浮かべ、上目遣いで見てくる視線に気が付き小さくため息を洩らす。そんなユウヒに返事を返す兎夏の表情は少し暗く優れない。
「それにしても・・・」
「なに?」
半袖から伸びる筋肉の筋が目立つ腕を見ると、どうしてもユウヒの負担を考えてしまうらしく、治り目立たずともその腕に刻まれた複数の傷跡に目を奪われる兎夏は、ユウヒの声に顔を上げると、じっと見つめてくる彼の視線に小首を傾げる。
「少しきつめの美人の中身が、こんな美少女とは思わなかったなと・・・つくづく」
「なっ―――!?」
まだ何か疑問があるのだろうかと、答える準備か背筋を伸ばす兎夏に、ユウヒは真剣な表情で彼女を美少女と褒めだした。一瞬何を言われたのか分からなかった兎夏であるが、すぐに状況を理解すると真っ白な肌を赤く染め上げる。
「肌もシミ一つなく真っ白で目も綺麗な赤だし・・・なるほど、だから部屋を暗くしてたんだな」
「っ―――!」
彼女は所謂アルビノと呼ばれる体質の持ち主であり、真っ白な肌に真っ赤な瞳が映え、肩口を流れる白く繊細な髪はカーテンから洩れる光で薄く金色に輝く。他意無く純粋に感じたものを言葉にするユウヒは、彼女がいつも暗い部屋で作業していたことを思い出し納得すると、慈愛に満ちた表情で見詰め、見詰められる兎夏は体中が熱くなるのと同時にどんどん上がっていく心拍数に目を回すのであった。
現在進行形で空気の読めていないユウヒが小首を傾げている頃、
「へわっ!?」
遥か彼方世界を超えた先で、蜂蜜を溶かした様な黄金の髪を揺らす女性が、奇声と共に突然目を見開いて勢いよく立ち上がる。
「どうしたのアミール? 変な声出して・・・」
ふわふわと自然に広がる髪の毛が一瞬ストレートヘアーになる様な勢いで立ち上がったアミールを見上げるのは、同じソファーに座っていたことで反動を受け緩く上下に揺れるフェイト。管理神の中でも上位に位置する彼女は、蒼い顔で虚空を見詰めるアミールを不思議そうに見上げている。
「い、嫌な予感が。なんだか敵が増えたようなリードされた様な、よくわからない焦燥感が・・・」
「・・・ふふふ、そうなのね」
フェイトの声がする方へゆっくりと視線を向けたアミールは、嫌な予感を感じると目を潤ませながら訴え、その表情を楽しそうに見上げるフェイトは頬を僅かに赤く染めながら楽しそうに笑う。
「何があったのかしらね?」
「ワシにふられてものぉ?」
どこかその嫌な予感の正体を見抜いていそうな表情を浮かべたフェイトは、机に頬杖を突く真っ白少女に目を向けながら問いかけ、問われたイリシスタは呆れた様に鼻から息を吐き出すと肩を竦めて見せる。
「詰まんないわね、それで結果としてどういう状況なの?」
「フェイト様そんな引っ張らないでください!?」
アミールを揶揄って遊びましょう? と言外に問いかけて来る姉の遊びをバッサリ切り捨てる妹、そんな彼女の姿に口を窄めたフェイトは、外れた話の路線を元の位置に戻すと、立ち上がったままのアミールを、そのふわふわの髪の毛を引っ張り座らせた。
「管理を怠った馬鹿の尻ぬぐいと言った状況じゃな。ユウヒ君の世界周辺で起きている異変は、今回の爆発とは関係ないじゃろ」
「尻ぬぐいねぇ・・・?」
何かと調査に長けたイリシスタが頼まれたのは、ユウヒの世界周辺で起きている異常事態についてのようで、アミールの相談をそのまま妹に丸投げしたフェイトは、尻ぬぐいと言う言葉が気に食わなかったのか、目を細めながらキナ臭そうに呟く。
「復旧が一定まで進むと接続が切られる現象もですか? 誰かが妨害しているんでしょうか?」
ユウヒが地球に戻る原因となった事件の影響は、すでに問題の無い状態にまで回復しており、接続線を繋ぐことに本来問題はないはずなのが、未だ復旧に時間がかかっていること自体おかしく、その原因を知っているらしいイリシスタに、アミールは更に問いかける。
本来一度繋げば早々切れることのない接続線が、繋がる度に切られる状況に、アミールは何者かの妨害を考えており、イリシスタの言葉を聞いて脳裏をいくつも人物の顔が流れていく。
「ふむ、それは・・・誰かがわざとやっておるというわけではない。どちらかというと、ユウヒ君の奮闘によって破壊されていると言えるかの?」
「え?」
「どういうこと?」
脳裏を流れるていく人物の中に、先輩と呼ばれる女性が複数回現れて眉間に皺が寄るアミールに、イリシスタは少しの間目を瞑るとゆっくり開いて困ったように笑う。何せ、彼女が求めてやまない人物が原因と、何ともい辛い事実を伝えないといけなかったからだ。
彼女の言葉を聞いたアミールは、思わぬ人物の名前に目を見開くと、焦点の合わない目で小さく呟き、逆に頭の中は急速かつ無駄にぐるぐる回転を始める。その隣では眉間に皺をよせたフェイトがイリシスタを睨み不機嫌そうに先を促す。
「そんな顔せんでも・・・今地球には複数の世界屑が寄生しとる。そのままでは早々に地球は滅び、その影響は世界全体に浸透し何れ滅ぶ」
「・・・・・・」
まさかユウヒが妨害しているとは思わなかったアミールの荒んだ視線に頬を引き攣らせるイリシスタは、早く吐けと言う言葉が聞こえてきそうな姉の視線から目を逸らすと、現在の地球について簡単に説明する。語られたその内容に、荒んでいたアミールの目はすぐに心配そうなものへと変わっていく。
「それをどういう経緯か、ユウヒ君が世界を安定させるために奮闘しておる。本来管理神の仕事なんじゃが、あの世界にはずいぶん昔から担当がついとらんからの」
「ユウヒさん・・・」
さらに、危機的状況にある地球を現在進行形で救済しているのがユウヒだと伝えられたアミールは、口元を押さえ潤んだ瞳で呟く。
「あの子の運命どうなってるの? 乙女が関わって読めないとは言え、ちょっとおかしくない?」
一方でフェイトは、ユウヒの運命に疑問の声を零すとソファーの肘掛に体を預けて頭を抱える。とある乙女が関わったことが原因で、ユウヒについてはその運命を明瞭に見通せず、だからと言って今の様な状況はあり得ないと言う彼女は、運命と言う事象を観測し愛で操る女神なのだが、眉を顰めた表情を見るにその自信が揺らいでいる様だ。
「それについても調べ中じゃが・・・今は接続線の方が先じゃな」
「何とかなりますか?」
またユウヒの不運極まりない現状には、イリシスタも気になっている様で、しかし今は少しでも彼と連絡を取りやすくするために接続線の復旧が急がれ、アミールも不安が残る顔を上げるとイリシスタを見詰める。
「少々力業で繋げれば話くらいは出来るじゃろうが、転送系統は難しいの」
どうやら力業であれば話は出来る様だが、物や人を送り込むことは難しいようだ。ある事件でぐちゃぐちゃに絡み合い、ドームの影響により度々破壊され、極めつけに違法な方法で地球へ降り立った管理神にとどめを刺される事となった接続線、それは世界と世界を繋ぐ回廊であり管理神独自の技術である為、管理神以外には極めて悪用され辛い。
「なんで? ユウヒ君はガーディアンを呼び出してたわよね?」
「あれはルートも方法も違うから出来た事じゃろ、姉様はもう少しそっち系にもじゃな」
逆に言えば管理神は自分たちの接続線を使わずに世界へ干渉できず、ユウヒが一号さん達を呼び出したような全く別の方法を用いることは出来ないようだ。これは管理神でも一部の者しか知らず、また知る必要もない事柄であるが、立場上フェイトは知っておかないとダメな様で、妹にジト目を向けられたフェイトは声を詰まらせ、
「アーアーキコエナーイ、それじゃ接続線繋いでおいてね!」
次の瞬間耳を押さえわざとらしく説教を無視すると、勢いよく立ち上がって呆けるアミールの手を掴み、ほぼ命令と言っていい言葉を残してそのまま走り出す。
「え? え? あれ?」
「いくわよー」
体格的にはアミールの方が圧倒的に大きいのだが、そんな彼女を軽々引っ張るフェイトは、正気をまだ半分ほどしか取り戻していない彼女を引きずっていく。
「ふぅ・・・」
その姿に昔を思い出し溜息と共に苦笑を洩らしたイリシスタは、
「も、申し訳ありません! イリシスタ様!」
「よいよい、姉上相手じゃ仕方あるまいて」
慌てて入口の縁を掴んでフェイトの力に拮抗しながら謝罪を行うアミールに好々爺と言った表情で手を振る。
「ごめんなさー―――・・・」
特に気にした様子の無いイリシスタに笑みを浮かべたアミールは、次の瞬間勢いよくフェイトに引っ張られ、謝罪の声を伸ばしながら連れ去られるのであった。
「・・・良い子じゃの、さて? 色々調べんといかんの。頼めるな?」
この後アミールが傍若無人な姉に何をされるのか若干の不安を覚えるイリシスタは、椅子をくるりと回し机に向き直りながらアミールを良い子だと評価する。その際、机の上の鏡に映った引き攣る自らの頬を揉むと、背後に声をかけながら真面目な顔で机の上に表示された資料に視線を落とす。
「お任せください・・・しかし、これは骨が折れそうですね」
ずっと無言で背後に立っていた部下からの小気味よい返答に笑みを浮かべつつ、骨が折れると言う言葉に同意して頷くイリシスタ。
「そうじゃの、上手く今の状況を利用するしかないが・・・この子も中々妙な運命に愛されておる」
力業は力業で色々と大変な様で、部下の言葉に返事を返す彼女は、資料に映るユウヒに向かって慈愛に満ちた笑みを浮かべると、小さく呟きくつくつと笑い声を零すのであった。
いかがでしたでしょうか?
これからの方針は変わらずなユウヒ、しかし彼を取り巻く環境は変わらずとはいかないようです。着実にトラブルが忍び寄ろうとする中で、ユウヒはどんな物語を描くのか次回もお楽しみに。
それでは、読了評価等くださる方に感謝しつつ、ここでまた会いましょう。さようならー




