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ワールズダスト ~現世に現れし黒き森~  作者: Hekuto
第二章 異界浸食

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201/356

第二百話 汚染された湖

 修正等完了しましたので投稿させてもらいます。楽しんでもらえたら幸いです。



『汚染された湖』


 ダム湖、ダムによって作られた人工の湖であり、住民の生活に必要な水源である。そのダムを遠くに臨む場所で、一人の男が立ち止まり黄昏ていた。


「・・・俺、この仕事が終わったら美味しいカリフォルニア巻き食べるんだ・・・」

 遠くにそそり立つ壁を静かに見ていた彼、ユウヒは、気怠い笑みを口元に浮かべるとフラグになっているのかなっていないのか、よくわからないことを呟く。どうやら、ゆっくりカリフォルニアロールを食べれなかったことが意外なほどストレスとして圧し掛かっている様だ。


「と、突然どうしたんですか」


「変なフラグ止めてくださいよ」

 まだネタにしている辺り余裕がありそうなユウヒの後ろには、複数の自衛隊員と米軍兵士が立って周囲を警戒しており、突然ユウヒが立ち止まった事でさらに警戒していた空気を一気に瓦解させる。肩の力が抜けツッコミを入れる自衛隊員を見て困惑する米軍兵士を他所に、ユウヒはゆっくり振り返りニコリと笑う。


「ここから先は不味いので、俺だけで逝ってきます」

 ユウヒの笑みに少しほっとした表情を浮かべる米軍兵士と違い一部の日本語の微妙なニュアンスがわかる兵士と自衛隊員は彼の言葉に表情が引き攣る。よく見ればユウヒの目は死んでおり、どう考えても厄介事を確認した人間の目と空元気のような笑みであったからだ。


「イントネーション・・・」

 そのイントネーションは日本人ならわかる程度に違和感を含んでおり、思わずツッコミを入れてしまう自衛隊員。しかしユウヒの様子にただ事ではないと理解すると米軍兵士にも説明を交えちょっとしたミーティングが始まる。


「封鎖されてる範囲は程よく離れていて今のままで正解ですね。湖は完全に汚染されてます」

 わざわざイントネーションを変えたユウヒは、湖にそれだけ危険な何かが潜んでいると判断したようで、そんな危険な湖を囲む様に配置された陣地は、危険な範囲から適度に離れているので変える必要が無いと言う。


「余っている装置を設置しているそうですが、そっちは?」


「そのままでいいですけど、元々空気中の不活性魔力収集用に作ってるので、水に溶け込んだものは残ったみたいですね」

 また汚染の原因である不活性魔力対策に、米軍は余っていた不活性魔力収集装置を配備した様であるが、一度水に溶け込んだ不活性魔力は、噴き出す不活性魔力を回収するために作られた装置では効果が無い様だ。


「なるほど・・・」

 僅かに眉を寄せ説明するユウヒの言葉に、理解を示す自衛隊員と表情の暗くなるアメリカ兵士。


「あと、米軍の人にも湖から離れる様に言ってください。何かいるみたいです」


「骸骨は出てないそうなんですが、何かいますか?」

 さらに何か湖の中に居ると言う説明を受けると彼らの表情は引き攣る。骸骨であればそう言うであろうユウヒが敢えてナニカと言う言葉使ったことが、彼等により不安を与えた様だ。


「【探知】と言う魔法があるんですが、何かをずっと警戒してますね」


「確か魔法のレーダーみたいなものだとか・・・便利ですね」

 実際に何が居るか分からないのはユウヒも一緒であるが、彼の視界には湖に近付いてからずっと【探知】の魔法が赤い文字と黄色と黒の縞々で危険を伝えている。


「・・・そうでもないんですよ、未だに制御が難しくて」


「はぁ・・・?」

 そんな便利な魔法にも色々と制約や問題点があり、アミールの世界から帰ってきてずっとその制御に苦心しているユウヒの苦笑いに、自衛隊員達は理解が及ばないのか不思議そうな表情を浮かべるのだった。


「あとこれだけ広い湖だと、精霊にも手伝ってもらわないといけなくて・・・危ないんでこれより先には絶対近づかないでくださいね?」


「危ない、ですか?」

 一歩進むと同じく一歩進む自衛隊員と兵士たちの気配に足を止めたユウヒは、もう一度念押すように話す。彼が親から引き継いだ異常な勘は、確実にこの先で厄介事が控えていることを伝えており、そんなユウヒに少しでも着いて行こうとする彼ら彼女らは、危険と言う言葉に顔を引き締めると強い視線を向ける。


「ええ・・・精霊は無邪気なんで、予期せず大被害を生みかねないんですよ」


「え・・・」

 責任感故かそれとも兵士としてのプライドか、重要人物の護衛や支援に選ばれるだけありこの場に居る者達はまさに猛者であるも、ユウヒの言葉に反応できたのは、ロシアの惨状を目の当たりにした人々だけであった。特にアメリカの兵士は訝しむ様な顔であるが、しかし自衛隊員の表情を見て息を飲んでいる。


「そんなことないと思う―」


「ちょっとだけだよー」


「大丈夫大丈夫、ゼッタイ失敗しないから」

 一方、問題視されている精霊たちは総じて不満そうな声を上げており、安全性をアピールするように笑顔を振りまく三色の精霊達は、ユウヒを見詰めてウィンクして見せた。


「まったく信用できんな・・・」


『えー!』


 が、その効果は全く無い様だ。ひどく残念そうな表情を浮かべたユウヒが心の底から吐き出した呟きに、精霊たちは声を揃えて叫ぶ。


「服装は、着替えた方がいいかな」


「直ぐ準備します」

 抗議を行う精霊たちをあしらいながら薄手のシャツを指で抓んで引っ張るユウヒ。その服はあちこちに切れ目が走り一部は肌が見えてすらいる。本来戦うための服ではない為、高速で動くユウヒが避け損なった小さな破片がいくつもの損傷を与えた様だ。


「ありがとうございます」

 それに対して自衛隊の着る戦闘服には耐火性が対靭性などの高い耐久性があるため、ある程度の怪我からユウヒを守ってくれる。だが、それも程度の問題であり大亀のレーザーなどは防げる方がおかしい。


「何が出るのかね?」

 小さな違いが大きな違いに繋がることを良く知っているユウヒは、服を用意してもらっている間に自分の準備を進める。視界に広がる【探知】の結果に目を向けながら、じゃれつく精霊の相手をするユウヒは、バッグを下ろして中からゴロゴロと良く解らない作品を取り出していくのであった。





 一方その頃、アメリカの国防を担う省の責任者が集まる部屋で、その他の省や有識者が集まりとある議題で話し合いを行っていた。


「やはり専門家のプランが最もコストがかからないものかと」


「しかし被害がだな・・・」

 その議題とは、ユウヒが調べてきたドーム跡地の状況と、現状を打開するために提案されたプランについてだ。ユウヒの提案は大きな被害を伴うものの、コスト的には安く、またユウヒと言う専門家の協力が得られると言うメリットがあった。


「住民の避難は可能です。農地に関してはどうする事も・・・補助金を出すくらいでしょうね」

 また、被害が予想される範囲に住む住民は、万が一の可能性を考え既に避難準備が進められているらしく、残る問題は夏と言う事もあり育ちざかりを迎えている農地への被害の様だ。


「現在は専門家が用意したいくつものダムで持ちこたえてますが、ものが氷ですので」

 現在はユウヒの魔法によって作られた、分厚く異常に硬い氷の壁で水は堰き止められているが、真夏の空の下いつ決壊するか解らない彼らは、少しでも早く結論を出して行動を行わなくてはならない。実際は魔法による持続的冷却が行われているので、じわじわ凍結範囲が広がっているのだが、そんな事彼らに理解できるわけもなかった。


「あと異世界からの来訪者の件もあります。温厚な種族であるが精神汚染の危険があるとかで、そちらの対応も必要です」


「精神汚染と言うのが分からないが」

 そしてユウヒが最後に付け加えた異世界の住人に関する話は、ユウヒ自身がまだどうなるか分からないと言う事で最小限の注意事項しか伝えておらず、その事が余計に不気味に感じて集まった人間の表情を険しくさせる。


「見た目の問題があるそうですが、実際に見てみないと何とも言えないですよね」

 異世界の住民から効いた内容から予想される被害に、予め警鐘を鳴らしたユウヒの気遣いは、どうやら裏目に出ている様で困惑だけが溢れる会議室。


「とりあえず、水は専門家の助力を受けて早期に流す。我々の手で一からダムを造るなど無理な話だからな」


「そうですね・・・」

 そんな不気味な情報に会話が止まる会議室であったが、上座に座った男性の一言によって一旦その話は置いておくことにしたようで、湖と化した高地の対策案が概ね決まる。代案として出された内容があまりに現実的ではなかったこともあるが、やはりユウヒと言う存在の影響力が大きくなっている事が主な理由であるらしい。


「失礼します! 報告します。魔力洩れのあった地域で大規模な被害が発生しました!」


「は? そっちは向こうで対応すると言ってなかったか?」

 そんな会議室の扉が急に開くと、扉の向こうから背筋を伸ばした兵士が姿を現しカリフォルニアで起きた魔力災害について伝える。しかし、その件に関してこの会議室に居るメンバーは担当していないらしく、不思議そうに眉を上げる男性の言葉に汗を掻いた兵士はさらに背筋を伸ばして口を開く。


「それが、専門家が居合わせそのまま調査をした結果、すぐに対処の必要があるとのことで、すでに現場判断で対処を開始しているようです」


「・・・有能すぎるのも問題だな」

 彼らが担当しているのは、日本からの客人であり現状における最需要人物であるユウヒに直接関わりのある事項についてであり、それ以外は各部署に任せていたのだが、現場に居合わせたユウヒの判断で事態はすでに解決に向けて進んでおり、その有能さに会議室の面々は頭を抱える。なぜならこの瞬間彼らの仕事が増えたのだから、抱えざるを得ないだろう。





 一方、困った有能最重要人物ユウヒはと言うと、数十分ほどかけて湖畔上空を一回りしていた。そんなユウヒの姿は多数の米軍関係者に見られ一時期騒ぎになったのはまた別の話である。


「・・・生物いない。あとなんか臭い」


「淀んで光が底まで届かない・・・」

 世界に自分の存在が知れ渡ったと聞かされてからは、人の目をあまり気にしなくなったユウヒ。気にしている暇がないとも言えるのだが、そんな彼と共に湖を調べていた精霊は詰まらなさそうな声を漏らす。


 水の精霊は湖の中に生物が存在しないことに対して不愉快そうな声で呟き、さらに湖が臭いと話した。光の精霊もまた水の精霊同様に不機嫌な顔を隠すこともなく、淀んで見えないと呟きそっとユウヒの服を抓む。


「・・・・・・」

 脇の辺りをちょこっと抓まれるユウヒは、思わずその姿を見て目を見開くと驚いたように眉を上げた。


「燃やす?」


「燃やしてどうなるんだよ・・・」

 また、どこか好戦的な顔で湖を睨みパッと顔を上げた火の精霊は、ゆっくり首を傾げながらユウヒに提案するも、その提案は即座にツッコミとなって返される。


『・・・・・・』


 精霊にとって不活性魔力はあまり喜ばしい存在ではなく、元々活性化させるのは彼女たちの仕事でもあった。しかしそれは正常な魔力の流れがあってこそで、今のような淀み溜まり濃縮したような不活性魔力は嫌悪の対象でしかない。


「不機嫌になるのは分かるが、先に水を綺麗にしよう。まぁその前にこの妙な反応が飛び出てきそうだが」

 何も言わずともその表情だけで、精霊にとって濃い不活性魔力がどれほど嫌悪の対象なのか察したユウヒは、しかし睨んでるだけでは何も始まらないと、小さなため息を洩らし精霊たちに声を掛ける。


 元々不活性魔力の活性化は彼女達が得意とするところのはずなのだが、一向に動かない彼女たちにユウヒは小首を傾げると、左腕の振動に気が付き超小型超高性能通信機の画面を覗き込む。


「もしもし! ユウヒ君! 聞こえる?」

 人類にとってまだまだオーパーツと言える技術の塊を覗き込んだユウヒは、小さな画面の向こうで目を吊り上げる女性の姿に両眉を上げて目を大きく見開く。


「お? どした?」

 時間帯的にまだ日本は暗い時間であろうと考えながら、寝間着の様な襟元を揺らす女性を見詰めるユウヒは、努めて冷静な声で話し掛ける。しかし、自らの感情を隠しながらの問いかけは、彼女の怒りを燃やす燃料でしかなかったようだ。


「それはこっちのセリフ! 今どこに居るの?」

 さらにきつくなったようにも見える女性の眉の角度に、僅かに小さなディスプレイを顔から放したユウヒは、周囲をきょろきょろを見渡すと少し悩む様な仕草を見せ再度女性に目を向ける。


「えぇっと・・・カリフォルニアのどっかの湖、色々あって不活性魔力で面倒なことになってる」

 米軍から簡単な説明を受けていたユウヒであるが、特に資料を貰ったわけでもないので正確な場所を覚えておらず、頭を掻きつつわかる範囲で現状を簡単に説明していく。


「例の盗難被害って件ね、今回はほとんど休みで調査も簡易のものだと聞いてたから、安心してたのに・・・」

 ユウヒとしては彼女の手を煩わせるつもりがなかったようだが、そうは問屋が卸さないとどこか怒った様な口調の女性は、キーボードとマウスを操作しながらユウヒの状況を理解すると、肩を落として深く静かな溜息を吐き出してユウヒをじっと見つめる。


「悪いな、カリフォルニア巻き食べてたらいきなりモンスターパニックでさ、問題ないからもう一眠りしていいぞ?」


「はぁ・・・今さら寝てもね。大丈夫なの? 警報で起きたんだけど、不活性魔力の濃縮かなりのものよ? 嘘は良くないわ」

 感情の読めない目でじっと見詰められるユウヒは、引き攣る口元を一生懸命動かし特に問題ないので寝ていていいと、諦めの悪い交渉を行う。しかしその交渉は彼自身断られると理解していたのか、今度は大きな溜息を伴うジト目で見詰められてしまい、ユウヒは苦笑いを浮かべ諦めた様に肩を竦める。


「ボスモンスターが出そうな雰囲気だね・・・まぁ何とかするさ、最近は魔力の回復が早い環境になってるから」


「いいのか悪いのか・・・一応周囲を調べておくから無理しないでね」

 呆れた表情で髪の毛を後ろで纏める女性に、考えられる可能性を話しながら集まってくる精霊たちをあしらうユウヒは、少しずつ湖に近付きながら周回を続け、本格的に手伝う態勢を整える女性に困った様な笑みを浮かべた。


「ありがと・・・出て来たな、急になんでだ?」

 女性に礼を述べたユウヒは、彼女が顔を上げるより早く何かに気が付き急制動をかけると、腰に括り付けた水晶柱を握りながら高度を上げていく。どうやら湖の中に潜む何かが急に上がってきているらしく、湖周辺の高台に並ぶ戦車の砲塔を横目に頭を傾げる。


「ちょ、ちょっと水抜こうとしたら・・・」


「よく見えないから光で照らしたら・・・」

 そんな急展開の原因は何なのかと、ユウヒがふと精霊たちに目を向けると、彼女たちは急に慌て始め、問いかける手間もなく自らの罪を白状し始めた。どうやら彼女たちは湖の中が気になって気になってしょうがなかったらしく、こっそりと湖の中の何かにちょっかいを入れていたようだ。


「・・・はっ! 私たちは何もしてないよ!?」

 慌てる白と青の精霊にジト目を向けていたユウヒは、その視線をすっとずらしてキョトンとした表情の赤い精霊に目を向ける。ユウヒの視線にまったく同じ動きで小首を傾げだす赤い火の精霊たちは、その視線の理由を察した様で慌てて弁明しはじめた。実際、水中相手では火の精霊には何も出来ない為、彼女たちの言い分を信じたユウヒは一つ頷いて光と水の精霊に目を向ける。


「大人しく、しとこうな? 後で手伝ってもらうから」


『・・・・・・』


 その目はやりすぎた両親に度々向ける底冷えする様な冷たい視線で、光の精霊は全体的にクリーム色っぽい肌を燃え尽きた様に真っ白に染め震え、水の精霊はまるで凍り付いたかのように体を硬くして細かに震えだし、両者とも必死に首を縦に振るのだった。


「おうおう、予想はしてたが・・・がしゃどくろは日本産だろ? なーんでアメリカで出るかな? そこはゾンビとかじゃないのかな? まぁ臭いの嫌だけど」


『でかーい』


 そんなユウヒの急変を目の当たりにした火の精霊は、目をグルグルと回し何に思い至ったのかひしっとユウヒに抱き着き、ユウヒのアクセサリーの様に纏わりつく。そんな火の精霊の行動に眉を上げ不思議そうな表情を浮かべるユウヒは、眼下で盛り上がる湖の水面を見下ろして呆れた様な声を漏らし、精霊たちはその巨大で白い物体に呆けた声を漏らす。


「でかいなー」

 湖の奥底から姿を現したのは途方もなく巨大な骸骨。町に出た大きな骸骨なんて比べ物にならない大きさの骸骨は、白く丸い頭を跳ね上げると空に向かって大口を開ける。かなりの高度まで上がっているユウヒであるが、さらに上昇して大口の射程から逃れ惚けた声を漏らす。


「なんとかなるの?」

 湖のどこにそれほどの巨体が収まっていたのか分からないほどの巨体で、巨腕を振り上げ風を巻き起こす骸骨に、顔を蒼くした女性は通信機の向こうからユウヒに対処可能なのか問いかける。大亀ほど大きくは無いものの、その質量は近くを通り過ぎただけでも危険な攻撃となり、今も巻き起こった風に乗ってユウヒは後方に吹き飛ばされていた。


「あぁ・・・パワーで殴る?」


「脳筋ね・・・」

 そんな骸骨対策は、至極単純で非常に脳筋な方法の様だ。呆れた様な女性の声に対して肩を竦めたユウヒは、紐で腰に括り付けてあった水晶柱を引きちぎると、魔力の溜まった結晶を核にしてそれまでより大きな鎌を作り出して軽々と振り回す。どうやらその大鎌もユウヒの作品の一つであるらしく、ほかにもいろいろ持ってきたらしいユウヒは、ポケットの中身を確認しながら振り上げられる巨腕に向かい急降下を始めるのであった。


 一部の米兵が腰を抜かし、また届かない銃弾を無駄に発砲しそうになる中、アメリカを舞台とし、化け物とユウヒの戦いが始まる。



 いかがでしたでしょうか?


 湖から現れる超巨大骸骨、果たしてユウヒはカリフォルニアのピンチを救えるのか、そしてカリフォルニアの大地に被害を出さずに済むのか、次回もお楽しみに。


 それではこの辺で、またここでお会いしましょう。さようならー

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