表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワールズダスト ~現世に現れし黒き森~  作者: Hekuto
第二章 異界浸食

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

172/356

第百七十一話 止まらぬ縮小

 修正等完了しましたので投稿させてもらいます。楽しんで頂けたら幸いです。



『止まらぬ縮小』


 久しぶりの雨が日本の首都を朝から延々冷やし続ける日、雨音が静かに聞こえてくる政府施設の一室では、一組の男女が机を挟んで各々報告書をじっと静かに見詰めている。


「製作本数は予備も込みで完了、運搬はもう少し時間かかるか。いやいや早すぎだろ・・・ユウヒの様子、いや体調の方は大丈夫なのか?」

 最初に口を開いたのは革張りの椅子に座り報告書に目を通していた石木、彼は気になる点をピックアップしながら読んでいた報告書を机に置くと、徐に頭を抱え目の前の秘書である姪を見上げると、ユウヒの体調について問いかけた。予測を圧倒的に超える速度で目的のものを目的の本数以上作り上げたユウヒに、石木は感心するよりも心配の方が先に立っている様だ。


「本人は特に問題はないと言ってるのですが、極度の疲労が溜まっている様なので、安全の為にロシア行きは最低でも二日延期の予定です。今は指定病院で体調を整えてもらっています」


「ユウヒは他になんて言ってんだ? こっちじゃ連絡が取れなくてな」

 一方心配されているユウヒはと言うと、本人曰く『問題ない大丈夫』だとの事だが、彼のサポートを行っていた人々の総意により、半強制的に病院の一室で休養をとることになっていた。また、石木も連絡のつかないユウヒの心配をしているようで、スマホを手に取り肩を竦める彼に、女性は苦笑を浮かべる。


「スマホの充電器忘れたって言ってましたね。今日買ってあげたのでもう繋がると思いますが・・・正直、あの顔色見たら彼の大丈夫は信用できないですよ」


「そんなにか・・・」

 どうやらスマホの充電器を忘れてしまっていたらしく、初日のうちにスマホは使えなくなっていたようだ。話を聞きに行った時の事を思い出しクスクスと笑い声を洩らす女性は、すぐに表情を真面目なものに戻すと、眉を寄せながら彼の話は信用できないと言う。


「顔色は真っ蒼でいつもの気怠そうな目が鋭く座ってるんです。でも何故か口元には笑みを浮かべていて、精神科の医者は問題ないと言っていましたけど・・・」


「笑み・・・」

 作業完了の確認に出向いた彼女が見たものは、血の気の引いたユウヒの青白い顔と目の下にしっかりと浮き出た隈、いつも以上に覇気が無い割に鋭く座った目はひどく濁っており、そんな目に反してその口元には楽し気でどこか満足げな笑みが浮かべられていた言う。


 傍から見て明らかに異常な光景に恐怖したらしい女性は、その時の事を思い出した所為か顔色が曇るも、石木は話を聞いてどこか納得したような声を漏らす。


「えぇ口元だけニコニコしてました」


「母親似なんだろ」

 彼女から聞いた話を頭の中で思い浮かべた石木は、不安そうな表情を浮かべる秘書に対して、何とも言い難い笑みを浮かべながらユウヒが母親になのであろうと話す。どうやら過去に明華が同じような状況になった姿を見たことがあるらしい石木は、思わず笑いが込み上げてくるのを我慢するように、口元を楽し気に歪める。


「はぁ?」


「よし、こっちもその予定で進めるか」


「大丈夫でしょうか?」

 石木の呟きと表情に小首を傾げる女性は、今までの話を聞いていなかったような対応を見せる石木にもう一度大丈夫か問い直す。それだけユウヒの姿にインパクトがあったのか、それとも純粋に心配なのか食い下がる女性に、石木は眉を上げそろそろ浮いた話の一つもあっていい年頃の姪を見上げる。


「お前も心配性だな? 護衛もしっかりつけるし、ちゃんと医者も同伴させるから安心しろ。さすがに俺も特殊とは言え一般人枠の人間を使い潰す様な事はせん」


「そうですね・・・」


「・・・(気になる年下男子ってか? 浮いた話も無いから良い傾向何だろうが、俺の支援は無理だぞ?)」

 一般人を酷使する行為に対する不満と心配なのかと思い、安心させる様に話す石木であるが、しかし彼の言葉に頷きながらも不安そうにする女性の姿に、どこか珍しい気配を感じた様で、その心配の裏にある彼女の感情を感じた石木は、じっと姪の表情を見詰めながら心の中で怒れる明華を想像し眉を寄せるのであった。





 石木達がユウヒの向かうロシアを話題に挙げている頃、遠いロシアの地では巨大ドームの調査報告が行われていた。


「ドームの縮小は止まらずか・・・」

 窓の向こうはるか遠くに、巨大ドームの頭が見える一室では、机に座る軍服の男性に対して、ひょろりとした背格好の男性が書類を片手にドームについて語っている。


 巨大ドームを有する大国は、反面小さなドームが非常に少なく、ロシアではドームと言えば遠くに見える巨大ドームの事で、そんな巨大ドームは核爆弾の使用から現在まで変わらず縮小を続けていた。


「はい、また最新の報告ではドーム周辺で発光現象が確認されています」


「発光現象? 被害は?」

 拡大が停止した頃は喜んでいた彼等であるが、中国の異常事態を目の当たりにしてからは常に顔色がよくなく、さらには最近になって謎の発光現象まで観測され、関係者は皆一様に精神的ストレスを抱えている。


「ドームに沿うように紫電が走るそうですが、特にどこかへ飛び火することもなく、健康被害も確認されていません」


「本当にドームと言うのは謎が多いな・・・」

 特に謎の発光現象が現れてからはドームに接近するような調査も行われなくなり、人体への影響は出ていないものの軍人たちが嫌がり、ドームの縮小観測を行うセンサー類は全てドローンにより設置されるほどだ。


「ええ、あんな怪現象に専門家など存在するとは思えませんよ」

 どれをとっても解らないことばかりのドームに対して肩を竦めた男性は、日本に対する皮肉交じりの苦笑も漏らす。


「だが事実、日本は縮小と安定化をやり遂げている。資料の内容と報告を聞く限り成功なのだろうし、たとえその専門家がペテン師だろうと変人だろうと、結果が出ている以上後の無い我々には必要な人材だ」

 どこか神経質そうな雰囲気のあるひょろりとした男性は、そのプライド故か単に日本人が嫌いなのか、ドーム専門家ユウヒに対して懐疑的の様だ。一方、軍服の男性は実際に日本で行われたドーム縮小作戦の資料に目を通し、現地確認してきた人間の報告も受けている為、今回の専門家派遣に対して使える物は何でも使うと言った考えの様で、特に反対する気は無いようだ。


「・・・そうですか。しかし、本当に手を出さないつもりですか? それだけ言うのであればハニトラでもなんでも使ってこちらに引き入れる方が得策だと思いますが?」


「それは貴様にとっての得であって我が国にとっての得ではないだろう。あまり勝手なことをするな」

 反対意見は聞き入れないと言った表情でじっと見られたことで、ひょろりとした男性は思わずたじろぐと、今度は半笑いを浮かべながら専門家の扱いに関して苦言を漏らす。当初専門家の派遣が決まった際に、会議でその専門家をロシアに引き込むと言う意見が出されていた。


 しかしその意見はトップダウンによって否決されてしまい、一方的な決定に納得できない人間は未だにその方針を推そうとしている。大統領の一言により否決された理由を知っている人間からすれば、閉口して頷かざるを得ない内容も、知らない人間には理解できない事柄であった。


「政治ですか、そんな事言っている場合ですかね? あのバカみたいな砂嵐が発生してしまえばどれだけの人間が死ぬか解っているんでしょうか?」

 多少強引にでも引き込むべきと言う考えを推す者には科学者などの学者が多く、その一人である男性は、思わず未練がましいつぶやきが口を突いて漏れ出てしまう。


「あまり軽口をたたくな? お前が思っている以上にその専門家は危険なんだ。万が一怪我でもさせれば甚大な被害が発生するだろう・・・少なくとも関係者はどんなに逃げても必ず殺されると思え」

 軍服の男性と彼との間では多少の軽口ぐらいは許されるようであるが、今回の事に関しては許される範囲を超えている様で、その理由にひょろりとした男性は思わず目を見開いて固まる。


「・・・は、はは、馬鹿なことを言いますね。あの軟弱な日本政府がそんなことできるわけ「政府じゃない」は?」

 まさか日本相手の話で、殺されるなどと言う言葉が出てくると思っていなかった男性は、引き攣りそうになる表情で日本政府を笑い飛ばすも、彼の言葉を切るように話す男性の言葉に、ひょろりとした身体を強張らせ呆けた声を漏らす男。


「ならず者が群れを成してやってくる。大統領は必ずそうなると言っている」


「・・・マフィアですか?」

 じっと男を見詰めて大統領と交わした内容を話す軍服の男性に、ひょろりとした男は溢れて来た唾を喉を鳴らし呑み込むと、彼にとって一番厄介そうなならず者を思い浮かべ呟く。


「傭兵だ」

 しかしその想像は外れ、予想の斜め上を行く傭兵と言うカテゴリーに彼は顔を蒼くして立ち尽くす。どうやらユウヒの住むこの世界では、傭兵と言う人種は殊の外恐れられている様だ。





 傭兵と言う人間達にもいろいろと役割はある。実働部隊もいれば裏方の人間も存在し、そんな裏方に位置する傭兵たちが現在、何やらユウヒ関連で暗躍している様だ。


「くちゅん!」


「可愛いくしゃみダナ」

 パソコンの中から聞こえるかわいいクシャミに口元をにやつかせる人物は、通話画面から姿を消した人物に向かって楽しそうな声をかける。


「なぁに? 似合わないとでも言う気? 失礼ね」


「なに、かわいくて食べたくなっただけさ」

 すぐパソコン画面に戻ってきた女性は、長くふんわりとしたホワイトブロンドを揺らしながら不機嫌そうな表情で楽し気に笑う人物を睨み、そんな女性に対してパソコンの前で椅子の背もたれに背中を預け前後に揺れる人物は、歯の浮くようなセリフを息をするように吐く。


「・・・ごめん被るわ。あと聞きたいことある?」

 パソコンのライトに照らされる中性的な顔と声の人物は、一般的にイケメンと呼ばれる部類であり、十分に歯の浮くようなセリフが似合う。そんな相手からの口説き文句なら誰でも多少は照れそうなものであるが、パソコンの向こうの人物はその真っ白な肌を特に高揚させることもなく、心底嫌そうに表情を歪ませる。


「いんや、その辺あまり詳しく聞いても俺にはわからんし、夕陽にはさらっと聞かせりゃ姐さんの子だから察してくれるさ」


「ふぅん・・・そうね、あの女の能力をガチで引き継いでるってなるとそうなのかしらね」

 心底嫌そうなその歪み具合の割には、すんなりと表情を元に戻した女性に首を横に振るイケメン曰く、ユウヒなら詳しく話さなくても察してくれるらしい。勘と言うレベルを逸脱した、明華譲りの特殊な能力を持つユウヒの事を知ってるが故の言葉であるが、どうやら女性もその異常な勘を知る一人の様である。


「姐さんをほめるなんて珍しいな」


「そうかしら? 別に私は嫌ってるわけじゃないし・・・ただ、好みが似てるだけよ」

 だが、この女性がまるで明華の事を褒めるような言葉を吐くのは珍しいらしく、不思議そうに眉を上げるイケメン。そんな相手にこちらもどこか不思議そうに小首を傾げた女性は、嫌っているわけではないと言うと、急に凄みを感じる笑みを浮かべ好みが似ているだけだと話す。


「だから夕陽に固執するのか、ほどほどにな・・・あれで俺らの訓練に着いてきた強者だからな」


「流石黒鬼の子供ね・・・益々欲しくなったわ」

 どうやらこの女性、過去に男性関係で明華と何かあった様で、その事を思い出しているのか笑顔の浮かんだ額には青筋が浮かんでおり、しかし勇治の息子であるユウヒの情報を耳にすると、今度は娼婦の様な色香を漂わせる。


「姐さん曰く、今はもっとすごいことになっているらしいし、イチャイチャする程度にしてくれ」


「・・・まぁ、少し遊ぶだけにしといてあげる。ふふふ、楽しみね」

 表情のコロコロ変わる女性にジト目を向けるイケメンの忠告は、彼女の耳にうまく届いていない様で、忠告どころか火に油を注ぐ結果になってしまったようだ。


「やっぱ失敗だったかなぁ死にたくないなぁ・・・俺も開き直った方が得かも」

 そんな愛の炎を瞳の奥で揺らし小さく舌なめずりをする女性を見て、自分の選択ミスを今更感じ始めたイケメンは、退路が塞がれたことを感じていっそ開き直った方が楽かもしれないとため息を漏らす。


「そうしなさいな、良い感じで元気になる薬見繕ってあげるわよ」


「俺は薬に頼らない主義なんでな」

 そんな呟きとため息に、パソコンの向こうの女性は艶めかしく笑うと、男を虜にするような声色で堕落の道へと誘う。しかし、明らかに違法薬物を進めてくる女性に対し、イケメンは真面な事を言って女性の目を見開かせる。


「はは、毒蠍が良く言うわね」

 思いもよらない言葉を聞いた事で見開いた目をイケメンに向けた女性は、それまでの笑みとは違う、相手を小馬鹿にして挑発するように嘲笑うと、相手を毒蠍と呼んで歪んだ笑みが戻らない口元を手で隠す。


「白猫と違ってプライベートは健全なんだよ!」

 毒蠍と白猫の議論、と言うより小学生の様な言い合いはこの後十数分にわたって続くのであった。





 日本とロシアの間で、ユウヒをお題に挙げた性癖議論が行われている頃、天野家の食卓では二人の女性が、


「「!?」」


 同時に手からご飯茶碗を取り落としていた。


「うお!? ・・・どうした二人して?」

 突然の奇行に驚く勇治であるが、二人の表情に目を向けると注意するわけでもなく心配そうに声をかける。


「・・・・・・嫌な予感がするわ」


「なんだか胸騒ぎが・・・」

 蒼い顔で目を見開き虚空を見詰める二人は、勇治の問いかけに眉を寄せると、二人して嫌な予感と胸騒ぎを感じると呟き、互いに視線を合わせると何か察し合った様に頷き合う。


「んん? ・・・ふむ、また夕陽が何かやったのかね?」

 二人の様子から何か察した勇治は、その原因をユウヒだと考えたらしく、しばらく帰ってこない予定の息子の姿を脳裏に思い浮かべる。彼は妻と娘の表情から何が起きたのか想像し、その想像の中で愉快なことになっているらしい息子に、キリリとした表情でエールを送るのであった。





 そんな勇治の鼻が明華の箸で抓まれている頃、勇治がエールを送った先では、


「へっくしゅん!」

 ユウヒがいつもの感覚に見舞われ盛大なクシャミを漏らしている。病院のベッドの上で我慢できない痒みに襲われクシャミを漏らした彼は、病院ベッドにしては妙にフカフカで柔らかいベッドの上で僅かに体を跳ねさせると、鼻を擦りながら目の前に目を向けた。


「・・・検温しましょう。少し待っていてください」

 そこにはどこかその表情に冷たさを感じる看護師の女性が立っており、鼻を擦った姿勢のまま固まるユウヒをじっと見据えると、はっきりと呟いて踵を返し個室のドアへと歩いていく。


「だ、大丈夫ですよ?」


「駄目です。少しの気の緩みが大病の元になるのです。さぁもう寝なさい、大事な仕事の前なのでしょ」

 彼女はユウヒの体調管理を任されたベテランの看護師で、一見若く見えるがそれ相応の経験を積んだ立派な看護師である。そんな女性はユウヒのくしゃみに検温の必要性を感じた様で、大丈夫だと言って少し慌てた様子を見せるユウヒに顔だけ振り向かせると、有無を言わさないと言った顔で説明を終え個室のドアを静かに開ける。


「えぇ・・・」


「寝ていても検温はしっかりしておきますから、安心して寝てくださいね」

 この病院に来てから何があったのか、看護師の女性の言動に少し呆れ気味な声を漏らしたユウヒに、女性は微笑を浮かべ一言残すと薄暗い通路へと姿を消す。


「・・・行っちゃった。安心して眠れねーだろ」

 安心して寝ていていいと言う言葉を残して出て行った女性を、呆けた様に見送ったユウヒは、なぜかお尻をもぞもぞと動かすとげんなりした表情を浮かべて、誰もいなくなった個室の扉に向かって突っ込みを入れる。


「・・・はぁ。来週にはロシアか、今のところ明確な予感は感じないけど・・・なんだか漠然とした面倒事は起きそうな気がするなぁ」

 病院に着いてからと言うもの、ユウヒを見て初対面から表情を顰めていた彼女に、手厚すぎるくらい看護されたユウヒは、若干苦手意識を彼女に抱いており、そんな彼女の意味深な言動を思い出して溜息を洩らす。看護師の女性が体温計を持ってくるのを待つ間、下半分だけスモーク加工がされた窓に目を向けたユウヒは、窓の向こうに見える星空を見上げながら、漠然と感じる妙な胸騒ぎに眉を顰める。


 ユウヒの感じる面倒事の予感はいったい何を表しているのか、ドームの異変か将又暗躍する傭兵たちかそれともまったく別の要因か。どう転んでも平和には終われそうにない未来だけは確かに感じるユウヒは、じっと夜空を見上げ続けた。




「・・・・・・・・・」


「っ!?」

 尚、その後個室にそっと戻ってきた看護師の女性は、ユウヒが寝ていないことにがっかりした様に肩を落とすと、ユウヒにそっと体温計を渡し、体温を測るユウヒの腰の辺りを終始見つめ続け、ユウヒに言い知れぬ恐怖を与えるのであった。



 いかがでしたでしょうか?


 止まらぬロシアのドーム縮小現象、そしてアメリカ。ユウヒの狂った生産活動によってアメリカには手を打つことが出来た様ですが、強制休養を言い渡されたユウヒはロシアのドーム災害に間に合うのか、次回をお楽しみに。


 それではこの辺で、またここでお会いしましょう。さようならー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ