表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幾ら神でもミスは勘弁願います! 〜異世界を生き抜く元高校生の物語〜  作者: 砂糖
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/37

第二十九話 ラーファとの会話 後編

作品名確定しました(^^)


今回(いま)、ここでお話していることはアクロスには観測されませんよ」


強制終了させた話を軽く戻してきた。

もう、勘弁して下さい。

そう思うと、その思った事(思考)を逃さないラーファ。


「なかなか、連絡も無くて私……寂しかったんですよ」


少し拗ねたような声音。

最初に見せた怒りも、それが原因らしい。


「そんな事をする予定を組み込めるほど余裕も無かったから、許して欲しいなぁ〜」


一応、今のオレの見た目は「カイン=アストレイア=フォルシオン」七歳。

自分でこんな事を言うのもなんだが、世間的には“可愛い”分類になると思う。

……言動は変だけど。


上目遣いでお願いしてみる。


「いいえ、許しません」


ラーファは淡々と言い切った。


【そうです、許しません】


サブも続けて言い放った。

やっぱりコイツ見た目は天使、中身は悪魔だな。


「……そんな厳しくしなくても」


思わずそう漏らすと、ラーファの表情が少しだけ曇った。

サブも真似するかのように表情を曇らせる。


……いやいや、お前はやるな。空気が冷たくなってる。


そんな混沌とした?

いや、冷たい空気の中で、ラーファは続ける。


「厳しくしているわけでは無いのです。ただ──」


一瞬、言葉が途切れた。

何かを躊躇っているようだった。


「あなたは今、この世界でひとりきりなんです。私が定めたとはいえ……その重さを、わかって欲しいだけです」


「……えっ?」


一瞬思考が停止した。“ひとりきり”?


「オレの周りいっぱいいるけど?」


思わずそう言ってしまった。


「たまには……話しかけてください。私にも、あなたの様子がわからない時間があるのですよ?」

「……勝手に自分の都合で話を続けないでくださーい」


何がどうなったら、そんな「たまには……」ってなるんだ?

ちょっと、ラーファさん?

ボケました?


ラーファがほんの少しだけ微笑む。

だがその目は、微笑むどころか鋭くなる一方で……。


失礼しましたっっ(ごめんなさいっっ)!」


素直にそう言うしかなかった。

土下座もした。


「謝るのはいいですが、次はありませんからね?」

「……努力します……」

「努力では足りません。義務です」


ぴしゃりと言われて、心のどこかが痛む。

やっぱり神様(ラーファ)は容赦がない。


─────────────


いきなり、視界が揺れた。

ラーファの輪郭が淡くかすみ、身体が光にほどけ始めている。


「そろそろ戻します。あなたの肉体、今は眠っていますので」


「戻すって……強制終了の逆(強制再開)みたいな?」


「ええ。その表現でだいたい合っています」


淡い金色の光が広がり、ラーファの声が少し遠くなる。


「次は、必ず連絡してくださいね。

でないと……私はまた、干渉(対話)したくなってしまいます」


(いや、もう十分干渉してるじゃん……)


そう思った瞬間、彼女の唇がいたずらっぽく動いた。


「ええ、干渉しますよ? あなたは、私が転生させた子なのですから」


返す言葉を探す前に、光が視界をすべて洗い流した。


─────────────


【お目覚めですか、カイン様】


サブの声が、耳の奥に直接響く。


「……うん」


【今は、朝の鐘の30分くらい前です。

 ラーファ様との介入で、時間同期は三・二秒遅延しています】

「三秒であれだけの密度の会話したの……?」

【神格存在の演算域は、我々の数千倍ですから】


サブがあっさりと言う。


「……まあいいや。で、“如何しますか?”って、さっきの話?」


【ええ。例の、倒した二名の扱いと、それに伴う今後の策です】


学園の教室で、二人を沈めたまま放置してきた──と言えば聞こえは悪いが、授業が潰れた以上、どうしようもなかった。


「ほっとけばいいでしょ。ここ実力主義なんだし」

【それでも、敵対フラグは立ちますよ】

「そんな大げさな……」

【軽視すると面倒なタイプです。特に──あの二人の背後にいる派閥】

「……派閥?」

【情報解析を行いますか?】


サブのいつも通りの無機質ボイス。

だが、先ほどのラーファとの会話が残っているせいか、やたら現実味が重くのしかかる。


「……頼む。調べて」

【了解しました】


サブの声が低く落ち、空気が凍りつくような感覚が全身を包んだ。


【解析開始──】


そうして、今日もまたクラスに向かうのだった。


─────────────


クラスに到着すると、視界がぐにゃりと歪む。


……まさか、またラーファか?

そう思ったが、違った。


揺れの中心に立っていたのは、こちらをふんと見下ろす影。


「やっと起きた? 下級生のくせに、なかなか派手な真似したわね」


長い髪を揺らし、鋭い瞳でこちらを見る少女。

その服に付くバッチは帝国学園の“上位クラス”の証。


そして名前を聞く前からヤバい匂いがするタイプ。


【警告:高確率で敵対的接触です】

「……大丈夫。わかってる」


オレは息を整え、少女を正面から見返した。


「……で、あなたは?」


少女はにこりともせず、ただ淡々と名乗った。


「──ミレニア = オーキッド。あなたが倒した二人、私の“弟子”よ」


(面倒なのが来た……)


サブがすぐさま小声で囁く。


【最悪のタイミングですね】

「ほんとだよ……」


ここから先、学園生活の“本番”が始まりそうだった。

2学期期末テストの試験勉強の為、

2週間〜3週間更新が止まります。

本当にすいません。


もし、試験勉強の息抜きに一話書けたら、その時は更新します。


皆様も普段から何かを頑張っていると思います。

息抜きにこの作品を観てくだだっている方。

面白そう、と思って読み始めた方。

すなわち、読者の皆様。

読んで下さりありがとうございます。


勉強頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ