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邂逅
そう。この学校は進学校であるが故に学期末に行われる期末試験で赤点を取るとほぼ留年が確定してしまうのだ。
「そろそろ教室に向かわないとな。それについては後で話せるだろ」
「あーそうだな。初日から遅刻とか笑えねぇしな。」
俺とリントは会話を程々に終え、教室へと向かう。
--教室
教師「入学おめでとうございます。私はこの3組の担任の矢部です。みんな宜しくね。」
俺は3組だったが、リントは1組でクラスが別れてしまった。
人見知りな俺とは対照的に社交的なリントはもうクラスで
友達を沢山作っているのだろう。