9、口から入れば出るものが……
【注意】
タイトルから想像出来ると思いますが……
想像力豊かな方が読むと、
大変お見苦しい話となっております。
伏線を張るのには必要な話の為カットも出来ず、
掲載致しますがこの話を読まなくても、
こんな伏線を張りたかったのかと、
後になって想像してもいい程度と思われます。
という事ですっ飛ばして読んでもらう為にも
本日は2話掲載とさせて頂きます。
読んで下さっている方々が不快な気持ちになりませんように。
。・°°・(>_<)・°°・。
やっとの思いで水を入手したので
喉を潤したまではよかった。
下腹部に違和感を感じてから
家の中にトイレがない事を思い出す。
「そういえば家の中にトイレらしきものがなかったんだった!」
この集落には一軒だけ他とはちょっと違う家があり
横5m縦3m深さ0.5mくらいの大きな囲いと
その両脇に仕切りがあって
トイレらしきものが3つずつ並んでいる場所があった。
「公衆浴場なのか?トイレもセットで?」
浴槽の縁には淡い水色とピンクの装飾が交互に
びっしり付いているだけで蛇口がない。
トイレにも水色と黄色の装飾が付いているが、
中を覗いても水が入っている様子はなく、
かといって穴が下まで続いているようには見えない。
「装飾いらんから蛇口つけてよぉ〜」
使い方がわからない上に、
そこで用を足した後の処理も見た感じではサッパリわからん。
便座の蓋もないし匂い気になるよぉ。
それなら昔の汲み取り式のようなトイレの方がまだいい。
…いや待てよ?ここの下水処理事情もわからないではないか!
不用意に使用して後から後悔するのもイヤだな……。
冷静に分析したはいいが、時間が経っただけで
だんだん我慢が出来なくなってきていた。これはマズい!
「もうあれを使うしかない!」
切迫詰まった私は
別の家から丁度いい大きさの蓋付きの壺を
慌てて持ってくるなり沢山入る壺になぁれ。[創作]!
と言うや否や蓋を開けて座り用を足してしまった。
「はっ!トイレットペーパーがない……」
私のメンタルハートがおろし金でゴリゴリと削られていく。
項垂れているとディーネちゃんが近くまで来ていた。
『何をしているのかしら?』
そんな優雅に聞かないでぇ〜。
ここまで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m