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煕逗瀛ーきずうみー  作者: 椎凪瑰
11/11

哀を愿む

奢侈しゃしぎ あの日ボクは滅入めいった

黍離しょりたんに溺れている 瞞着まんちゃくのお味は如何いかが

相変わらず呪詛を口遊み 話を真面まともにできないな


贅言ぜいげんに逆らって 阻まれ砕身した

超邁ちょうまい 朝盈夕虚ちょうえいせききょ 豺狼さいろうも愛憎と粉々現象

灰と杯の交わし合い 愛と哀の変わり合い

最終列車はまじろぐ間に消えていく


遠退いた愛の感情にすが

蠢爾しゅんじ傍観ぼうかん酩酊めいていに透けて

恥辱は泥(こうむ)って凪いだ 危機感の衰退 しょう

何にもなんないと断言し 絶望に溺れていく

遠退いた愛の哀にはらまれ堕ちていく



揶揄やゆ 覬覦きゆ 諂諛てんゆ

泣いて掻いて飽いて移ろっていく環状線

あからさまに弛緩しかんした変更点 粉々になった覘望てんぼう 靦然てんぜん

危惧 奇遇 杞憂きゆう 左右

銘々は檮昧とうまい


痛い


履き違えた水底に溺し あまねく代償をかざ

さらしてさらして禁忌は如何様いかさま

ことわりを砕き魘夢えんむに堕ちた


遠退いた愛に縋り

蠢爾の傍観は酩酊に透けて

恥辱は泥被って凪いだ 危機感の廃頽はいたい ちょう

どうにもならないと断言し 幸福も夢も見れず滑り落ちていく

遠退いた愛の哀に孕まれていく 呑まれて 苦

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