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<アナザーストリー>ミオさんといっしょ

<アナザーストリー>は、ミオさんの設定が本編とは異なるパラレルワールドの世界です。


Hの後って、ご主人さまにすぐベッドからけり落とされてしまいます。

あと一時間、いえ30分でもいいからベッドで余韻に浸らせて欲しいんです。

そしてできれば、Hの後、キスやハグしてくれたり、優しい愛の言葉を一言でもいいから投げかけて欲しい・・・

だって、さっきまであんなにあたしを愛してくれたのに、どうして?

「愛している」「かわいい」なんて言いながら優しくしてくれたのに、終わったらポイっだなんて「あれは嘘だ」って言われたみたいで悲しくなります。

男の人の好きだとか愛してるって、Hするための嘘なのかなって疑ってしまいます。

男の人って女を使い捨ての道具だとでも思っているのかしら。


今日はミオさんも一緒の3人だったけど、ミオさんとあたしは、Hの後やっぱりすぐベッドからけり落とされてしまいました。

でも、今日はミオさんと一緒でよかった。

床で一人寝ってとってもさみしいんです。

ミオさんと抱き合ったあと、手を繋ぎながらHの余韻にひたります。

ご主人さまが眠りについたのを見計らって、ミオさんに相談してみます。

ご主人さまがHの後、冷たくなるのは何故なのか。

ご主人さまはあたしのことを本当は愛してなくて、単にHの道具としてみているのではないか。

元男性だったミオさんなら、女性と男性の両方のことが分かるはずです。


「ミサちゃんはHの後ってなんだか幸せに感じる心地よい余韻があるでしょう、でもね男ってHの後の余韻がないのよ」

Hの後のまどろみって心地よいのに、Hの余韻がないなんて男の人ってヘンなの。なんか可哀そうかも。

「心配しなくても、ご主人さまはミサちゃんのことを愛しているわ。だから、ご主人さまにご迷惑をかけじゃダメ。

女って欲張りなんだから、ご主人さまに求めてばかりじゃダメよ」

あたしはハッとしました。

確かにあたしって求めてばかりなのかも、キスしてくれない、ハグしてくれない、優しくしてくれない、くれない、くれない・・・

ご主人さまから煩く思われても仕方ありません。

いつまでもベッドから降りようとしないあたしって、ご主人さまにご迷惑をかけていたんだわ。

「それに、ベッドからけり落とされるのっだって大切な調教の一つよ、本当は感謝するべきよ」

そうだわ、マイナス思考じゃダメ。あたしを蹴り落とすのはご主人さまのおみ足なんだもの。

あたしをご主人さま好みにしてくれる、大切な調教。ご主人さまの愛撫なんだわ。

そんな大切な調教を嫌がっていたなんて、恥ずかしい。ごめんなさい、ご主人さま。


ミオさんに相談して本当によかった。

ありがとうお姉さま。

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